かいちょうです。
今日はメルクリンの修繕についてお話をしたいと思います。
これまでも鉄道模型の記事で何度か出ていましたが、古いメルクリンを持っています。
年に1度か2度ぐらいしか表に出さないですが、先代が購入してからおそらく40年近く経つ今でも動く一品です。
これまで、特に故障らしい故障はなかったのですが、最近走行させると機関車の動輪についている輪ゴムが外れてしまう現象が出るようになってました。
遥か記憶の彼方ですが、私が受け継いだ1990年の前半ごろ、一度メンテナンスされて集電板と輪ゴムはその時交換していたと思うのですが、、、
それからも20年以上。限界だったのかもしれません。
このままだと早晩まともに走れなくなりそうだったので、交換部品を探してみることにしました。
メルクリンに詳しい友人に相談したところ、銀座にあるお店(銀座ショールームさん)にあるかもしれないという情報を入手。
早速行ってみることにしました。
現物の機関車を持って行って相談すること5分。店員さんが該当する部品(7154)を持ってきてくれました!
お値段750円(10個入り)ナリ。
しかし、40年以上前の鉄道模型の部品が出てくるとは・・・恐ろしやメルクリン。。。
国内メーカの部品なんて10年も経たずに廃盤ですよ。。。
現物見ただけで型番分かる店員さんも凄いですが。。。
家に帰ってからさっそく交換作業を開始します。
車両をひっくり返し、爪で引っかかっている外装と本体を分離します。
簡単に外れます。
モータ部とご対面。でっかいヒンジリレーがボイラー部に鎮座しています。このリレーが機関車の逆転機になっています。昔からのメルクリンのアーキテクチャです。噂ではこのモータも今でも部品が出るとのこと・・・やっぱり恐ろしいメーカ・・・。
ロッド部をラジペンでつまんで回し、外します。本当は専用工具があった方がよいのでしょうが、ないので慎重に。
ロッドには長年の糸くずがびっしりと・・・後で掃除しましょう。
ピンセットでゴムを外します。既に劣化してボロボロだったので一本は外している間に切れてしまいました。古いのが上。新品が下です。のびのびになってしまっているのがお分かり頂けるかと思います。
新しいゴムをピンセットで慎重に取り付けて、ロッドや車体を元に戻します。
戻すときにホコリやゴミを取り除き、乾ききった場所に油も注しました。
これで完成。以前と同じように走ってくれると思います。
さて、最近鉄道ネタが多くなっていますが、年末頃に鉄道模型運転会の開催を考えています。場所や時間が決まりましたら改めてアナウンスしたいと思いますので、少々お待ちください。
そのときには、ヨシノローテック本来(?)の電子工作ネタもご披露したいと思います。
では。
(K)