非常に更新間隔が空いてしまいましたが、今週の活動報告をします。
今週は伝説(?)の名機。PC-8801mkII SRを取り上げたいと思います。
いつもお店に何故かあったので気が付いたらマサ氏が保護。
今から31年前。1985年に登場した機体です。昨年、記事として取り上げたPC-98DOやUVよりさらに3年ほど古いマシンです。実際の重さもそうですが、重厚感が漂っています。
この頃の世代は過渡期だったらしく、たとえばディスプレイインタフェースは当時最新のAnalog RGBコネクタだけでなく、DINタイプのデジタル端子などのインタフェースが並んでいます。
早速電源を入れてみます・・・が、電源のLEDランプが一度点灯した後、二度と付かなくなってしまいました。やヴぁい。
早速状況を確認するために中をあけてみます。中身も非常に重厚な作りです。
向かって右上に見えるのはフォントROMのようです。当時はJIS水準のフォントの一部はオプションだったので、後付しやすい位置にあります。そしてフィルムケーブルでメインボードへ。
構造からすると、8biバスをそのままパラレルケーブル持ってきているように見えますが、今の高速通信への対策を考えると、素直にすごいなっと思います。
こちらがメインボード左端の様子。YM2203などおなじみのICが鎮座しています。
こちらは中心部の様子。IO典型の8255が大量に並んでいる中、サブプロセッサのUPD780Cがいます。
ちょっと探してみたのですが、メインプロセッサの70008(Z80互換CPU)は見つかりませんでした。
メインボードには特に問題がなさそうであるため、怪しい電源部の調査を次に行います。
今日はこの辺で。
(K)