今週の活動報告(2016/03/13)—その1:PC-8801mkII SRの解体

非常に更新間隔が空いてしまいましたが、今週の活動報告をします。

今週は伝説(?)の名機。PC-8801mkII SRを取り上げたいと思います。
いつもお店に何故かあったので気が付いたらマサ氏が保護。

早速、状態を見てみます。
NEC PersonalComputer PC-8801mkII SR

今から31年前。1985年に登場した機体です。昨年、記事として取り上げたPC-98DOやUVよりさらに3年ほど古いマシンです。実際の重さもそうですが、重厚感が漂っています。

PC-8801mkII SR 背面背面はPC-88独特の幅広い拡張スロットが目立ちます。

この頃の世代は過渡期だったらしく、たとえばディスプレイインタフェースは当時最新のAnalog RGBコネクタだけでなく、DINタイプのデジタル端子などのインタフェースが並んでいます。

早速電源を入れてみます・・・が、電源のLEDランプが一度点灯した後、二度と付かなくなってしまいました。やヴぁい。

早速状況を確認するために中をあけてみます。中身も非常に重厚な作りです。

PC-8801mkII SR 内部向かって右上に見えるのはフォントROMのようです。当時はJIS水準のフォントの一部はオプションだったので、後付しやすい位置にあります。そしてフィルムケーブルでメインボードへ。
構造からすると、8biバスをそのままパラレルケーブル持ってきているように見えますが、今の高速通信への対策を考えると、素直にすごいなっと思います。

PC-8801mkII SR 音源チップ付近

こちらがメインボード左端の様子。YM2203などおなじみのICが鎮座しています。

-8801mkII SR サブCPU付近

こちらは中心部の様子。IO典型の8255が大量に並んでいる中、サブプロセッサのUPD780Cがいます。

-8801mkII SR 基板

ちょっと探してみたのですが、メインプロセッサの70008(Z80互換CPU)は見つかりませんでした。

メインボードには特に問題がなさそうであるため、怪しい電源部の調査を次に行います。

今日はこの辺で。

(K)

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