今週のプチ活動報告(2022/04/23) — PC-286NF 液晶反射板側の処置・・・そして

こんにちは。かいちょうです。
前回の手痛い失敗に懲りず、二枚目の液晶を題材に再び修繕にチャレンジをしてみます。
もはや半田ごてで無傷で外すのは不可能だと(ようやく)悟ったので、ヒートガンを使うことにしました。今回購入したヒートガンはAmazonで爆安販売(1500円ぐらい)だったものです。

ちゃんと動くか一抹の不安はありましたが、スイッチオン!するとあら不思議。熱をゆっくり掛けると何もしていないのにフィルム部がペロンとキレイに剥がれてくれました。剥がれた様子がこちらです。元々粘着でもくっついていたようですが半田と一緒に外れてくれました。

各端子を拡大したのがこちら、前回のひどい有様を見られた方は、いかに無傷で外れたかが良く理解いただけるかと思います。

さぁ、ここからスクレーパとエタノールを使って裏面のビネガーでやられた反射板を剝いでいきます。

一度コツをつかむと結構サクサク進みます。接着面ともう一層ある面を同時に外し当面になった液晶部分の後ろにA4のPPC用紙を入れてみます。美しい透過する液晶が蘇ってきました。ところが・・・

これであとは交換用の偏光板と反射板を張り付ければ完了!と思ったところで重大な損傷に気づきました。

な、なんと液晶フィルムの屈曲部の配線がブチブチに切れている!
どうも必死になって偏光板をスクレーパで剥がしているときに気づかずに傷つけていたようです。

一か所ならまだしも複数個所が損傷しています。見つけたのは横ラインですが縦も傷ついているのでこれはもうドット抜けどころか盛大なライン抜け必至です。

大変残念ながら二枚目もダメにしてしまいました。自分が悪いのはわかっていますが正に茫然自失状態です。

これで当座はライン抜けしているものを仮として付けておく以外に選択肢がなくなりました。ぐぬぬぬ・・・ですが、仕方ありません。

今回、複数回に渡ってEPSON PC-286NFの修理を取り上げましたが、FDDはなんとか一台を再生、液晶は実質上全敗という結果になりました。改めてビネガー症候群の修繕の難しさを感じたところです。

液晶については、気長に代替となる液晶を探すか、現代風の液晶交換(–>大工事です)をするかゆっくり考えたいと思います。

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/04/17) — PC-286NF 液晶フィルムケーブルの取り外し

こんにちは。かいちょうです。
暫く更新する時間がなくてあいてしまいましたが、286NFの液晶交換をお知らせしたいと思います。

前々回、液晶裏面の反射板の交換には液晶のフィルムケーブルを外す必要があると報告したと思いますが、今回はこのフィルムケーブル剥がしにチャレンジします。ただの半田ゴテではダメだと思ったのでしばらく使っていなかったこちらを秘密兵器として使ってみます

これはホットカッターです。半田ごての小手先と交換して使うもので、本来は発砲スチロールとか薄いプラスチックとかを切るものだった・・・はずです。というのも、半田ごてとセットで買ったのが20数年前なのでもうどんな仕様だったかさっぱり忘れていました。こちらを半田ごてにセットしてフィルムケーブルと基板の間を切るようにしてみます。

フィルムの先端だけは熱を加えて刃先で起こすようにすると基板から離れてくれました。が、実際に半田がたっぷり乗っている半田部は全然外れません。フィルムを傷つけないように押したりする動作をしてみますがなかなか外れません。このころの半田は鉛半田だったはずで、フリーより外れやすいと踏んでいたのですが・・・。

結果はこのように惨憺たる状態に・・・いくつかのケーブルは半田を乗せる部分がちぎれてしまいました。試しに通常の半田ごてにしてみましたがそれでもかなりの損傷です。

あぁ、学生時代に使っていた液晶(一枚目)を完全にお釈迦にしてしまいました。ぐぬぬぬ・・・。
あと一枚予備の液晶(二枚目)がありますが、あとがなくなってしまいました。

二枚目は別な方法で剥がすのにチャレンジしてみます。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/03/12) — PC-286NF SMD-1000 フロッピィディスクドライブの再修理2

こんにちは。かいちょうです。
今回はPC-286NFのフロッピィディスクドライブ EPSON SMD-1000の基板修理を行います。
今回使うのはこちら

無水エタノールとクレの基板クリーナです。基板クリーナは以前PC-9821Ra40の修理の時に使ったものになります。
まずは、ブラシでこすって見える汚れを落とします。

汚れがひどいこと、そしてICの下部にも入ってしまったものはブラシでこすれないため、タッパに無水エタノールを入れて浸します。乾かしたあと、念のため基板クリーナで吹いて仕上げとします。

最終的に、三号機のものだけ復活させることができました。二号機はスピンドルは回るもののまともに動かず。一号機のものはスピンドルすら回転しませんでした。やっぱり電解液の後のバッテリ液がトドメだったようで・・・パターンがどこか切れてしまったんでしょうね。

なんとか修繕できた三号機のフロッピィディスクドライブを286NFに仮実装し、しばらくぶりに火を入れるPC-9821Xa7で作ったMS-DOS起動用フロッピィを使ってScandiskコマンドの全セクタスキャンをさせます。
640KB, 720KB, 1.25MBの三種類をXa7, 286NF相互でフォーマットしたディスクに対して実行、問題がないことをもって修繕完了としました。

ニコイチどころかサンコイチでないと治せない世代になってきました。
壊れる前の予防が重要だということを身に染みて感じました。

次は液晶修理に戻りたいと思います。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/03/06) — PC-286NF SMD-1000 フロッピィディスクドライブの再修理1

こんにちは。かいちょうです。

今回は前週に続いてPC-286NFの修理を行います。
液晶は表面の偏光板と接着層を剥がしたのですが、背面の偏光板と反射層が今の時点では剥がせないのでとりあえず保留します。次はまたしても故障してしまったフロッピィディスクドライブを修理します。

以前、Vol.5.1にて修理を行ったときは漏れたコンデンサを撤去し、電解液で侵された基板を磨いたら復活できたのですが、今回はコンデンサが漏れているわけではなく、バッテリ液が付着してやられてしまったようで、スピンドルモータすら回転しません。仕方がないので、ドナーの機体を用意し、ニコイチを狙います。

オークションサイトなどではたまに286NFが出回ることがあるので、よくよくウォッチしていたところ、続けて二台をゲットしました。我が家に三台そろったので記念撮影?をしてみます。

手前が私の機体。後ろの二台がオークションで入手した二号(左), 三号(右)

令和も四年を数えるこの年に、昭和時代のV30プロセッサを搭載したノートが同じ部屋に3台もあるというこの狂った状況奇跡。。。

感動(?)している状態ではありません。早速フロッピィディスクドライブを取り出さなければいけません。
その前にちょっとだけこの二号機と三号機の説明をしておきましょう。
二号機はアダプタ付きでオークションで入手したものですが、見ての通りビネガー症候群にやられています。実はフロッピィディスクドライブも死んでまして、スピンドルモータも回らないという状態です。
三号機も同じくアダプタ付きでオークションで入手したものです。ディスプレイは見た目生きているようで、最初はこれを液晶のドナーにしようと思っていました。が、なんと起動させてみると下部にライン抜けを発生させていて使い物にならないという残念な機体でした。フロッピィディスクドライブも二号機と全く同じ状態。
よって、三台もありながら液晶もフロッピィディスクドライブもまともな機体は一つもないという有様です。

取り出したEPSON SMD-1000形フロッピィディスクドライブ。これが同じ場所に3台あるというのもおかしいですね。。。
トップカバーを外してみると、やはりオークション組の二台は盛大にコンデンサをお漏らししていました。
一号機のフロッピィディスクドライブも動かないので整備のために基板を取り外します。

取り外した基板を並べた様子。この基板はコンデンサが枠にひっかかるため、基板を外すためにはコンデンサを半田で外す必要があります。

取り外した二台分のコンデンサです。お尻(下)から盛大に漏れて周囲に漏らしていました。

前回同様、基板洗浄と新品のコンデンサに交換を実施します。続きは次週行います。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/02/26) — PC-286NFビネガー症候群の修理

こんにちは。かいちょうです。

今回は、またレトロPCの修繕の様子をお伝えしたいと思います。
対象は以前にちょっとご紹介したことがあるEPSONのPC-98互換機 PC-286NF(note F)です。
このPC-286NFは、以前Vol.5.1でFDDを修理して以来、押し入れで保管をしていたのですが、気が付いたらレトロノートPCの宿命であるビネガーシンドロームを発病していました。同じ場所に保管していた3台のノートのうち他の2台も巻き添えに。。。

ビネガー症候群(ビネガーシンドローム)は、液晶に取り付けられている偏光板や反射板が経年劣化で加水分解され酢酸が析出する現象で、透明度や反射度が失われてしまう問題です。
既に2000年頃のPCでも保管条件によって発病しているという記事をネット上では見たのですが、20年生きてきたこのPCは大丈夫だと根拠なく思っていました。
全く大丈夫じゃなかったわけです・・・。

画像で見て頂いても分かる通り、真っ黒になってしまい画面が見えません。
おまけに、一度修理したFDDも再び漏れてしまったバッテリ液でやられてしまい、満身創痍に逆戻りしてしまいました。

もう一度元の状態に戻すべく、まずは液晶の修理の検討を行います。

こうなってしまった液晶の修理は基本的には二通りしかありません。全く同型の液晶に交換をするか、ビネガーシンドロームになってしまった偏光板を交換するかです。
後者はあまりにも難易度が高いので、まずは同型液晶の交換を目指し、中古の機体を探しました。
PC-286NFの液晶はバックライトがない反射型の液晶で、初期のノートであるためか、他機種で使っているのを見たことがありません。可能性が高いのはPC-286Exectiveですが、こちらはPC-286NFよりレアのようで見つかりません。数か月かかってなんとか同じPC-286NFを二台手に入れたのですが片方は同様にビネガーシンドロームになっており、片方はまさかのライン抜けで死んでました。

こうなっては仕方がない・・・ということで、禁断の?偏光板交換にチャレンジしてみることにしました。高校生のころから開けたことがない液晶部を分解していきます。一発目で外枠をあけたのがこちら・・・。バックライトがないため、CCFLインバータもなく非常にシンプルな液晶です。ここまでの分解はらくらくでした。

偏光板は一番上の層に接着剤でついているのでカッターで剥がしていきます。噂で聞いていた通りですが、鼻がひん曲がりそうなほど酢酸のにおいがすごいです。やっとこさ偏光板を外しましたが、この時点で三時間近く経過。でも、まだ表面には接着剤が残っています。

今回用意したのは、東急ハンズやドラッグストアで買ったシール剥がしやエタノールとスクレーパーです。頑張って少しずつ取っていくのですが、スクレーパーが小さすぎてなかなか進みません。温めれば多少早くできるようになるかなと思ってディスポーサブルの手袋にお湯を入れるという迷走ぶり。。。


結局、表面の偏光板と接着剤を外すのに六時間ぐらいかかり、ようやくここまで取り除く事ができました。
まだ黒いシミのようなものがとれていないじゃないかと思われるかと思いますが、これは液晶層の後ろにある偏光板と反射板が原因で液晶の裏を同様に剝ぐ必要があります。

しかし、液晶の裏にアクセスするにはフィルムケーブルを取り外さないとアクセスできません。

今回はここで力尽きたので一旦休止したいと思います。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/02/19) — PC-98 FreeBSDサーバ復活

こんにちは。かいちょうです。

本日は久しぶりに我が家のレトロPCの話題をお届けしたいと思います。
昨年故障してしまい、復旧不能となってしまったPC-9821Ra40の件です。

以前修理を試みましたが、お手上げだったので、結局新しい同型機を手に入れることにしました。
あたらしい相棒はPC-9821Ra43!

PC-98アーキテクチャ最後のデスクトップ機です。いつかは欲しいと思っていた最後の98です。
(っと言っても、PC-9821Ra18/20から連綿と続く440FX+StarAlpha2 の組み合わせが継承されているのでRa40との性能差は33MHz分しかありません。でも、最後は最後)

早速見ていきましょう。

上がRa43, 下がRa40です。両者の発売時期は1~2年しか違わなかったはずですが、使用環境の違いか、Ra43はぴかぴかでまるで新品のようでした。う~ん。いいね。

さっそく、Ra40からドライブ類を移植します。両者の違いはCeleron400か433かの違いしかなく、メインボードも筐体もなにもかも一緒なのでさくさく移植することが出来ます。二台のハードディスクを移植、PCIにUIDE-133(98)を移植します。

4pin電源端子が足りないのでAT機用の二股を間に入れます。今となってはほとんどのドライブがSATAまたはM2になってしまったので、このコネクタも何れ廃れてしまいますね。。。

10分もかからず移植完了。電源投入をしてみます。

中に入っていたOS(FreeBSD)は何事もなかったかのように起動してくれました。さすがの互換性ですね。

特にこれ以上何かすることはないのですが、Ra43も新品同様に見えるとはいえ20年近い機種なので、いずれ運用ができなくなることを前提に、サーバデータの移動や、機体のメンテを検討しなければいけません。

レトロなPCを稼働可能な状態にする、データを失わないようにするというのは意外に手間暇がかかりますね。まぁ、それが趣味としては面白いところだと思うのですが・・・。続いてはもう一台のレトロPCの工作をお届けしたいと思います。

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/11/10) — PC-8801Mk2SRの電源修理(第二回)

ご無沙汰しております、しばらく日が経過してしまいましたがPC-88の電源修理進捗状況となります。
(前回投稿は20年12月!!)
ほとんどのコンデンサーは千石さん、秋月さんで購入できましたので早速取り付けていきます。
ついでにマザーボードの音源周りもコンデンサーも交換します。
(音源周りは高品質なものを選びました)

基板上に極性(マイナス端子側にシルク)が印刷されていますので確認しつつ取り付けていきます。
・・・1個だけサイズを誤って購入してしまいましたが近隣にスペースが開いてますので横付け設置しました。コンデンサーの取付けが完了したら早速動作確認を行います、場合によっては出力調整が必要な電圧があるかもしれません。
出力コネクターの+5VとGNDにテスターを当て電源ON・・・出力しません。
+8V、+12V、-12Vも同様に確認しますが上記同様出力しません。

電源を切り、コンデンサーの極性誤りがないか確認します。(ついでに半田ラック等が発生していないかも確認します)
特に問題なさそうなので『もう一度』で動作確認します。

・・
・・・なんとなく、なんとなくですが「+8V」だけ電源ONした「瞬間」だけ出力されているようです。
かいちょうと回路を追いながら検証・検討したのですが「電源ONで各系統の出力電圧を生成を開始し、+8Vは生成できた(あるいは生成するまでの手順はクリアした)がほかの系統で問題が発生したため+側電源側が動作を止めた」のではないかと仮定しました。

他の電子部品の交換も必要なようなのですが・・・生産終了している部品もありそうなので、このまま解析を続けて「電源ユニットを修理」するか検討する必要がありますね。

(M)

今週のプチ活動報告(2021/10/16) — PC-9821Ra40 修理できず

こんにちは。かいちょうです。

タイトルからして悲しいですが、引き続きRa40の修理にチャレンジです。

もう考えられる、打てる手が少なくなってきていますが、マサ氏のアドバイスで電源部コネクタの半田つけなおしをしてみます。まずは筐体から基板を外します。最後期のRaは非常に合理的な設計になっていて、ドライバで2本ねじを緩めるとメイン基板上のものをすべて取り外すことができます。


以前コンデンサ交換修理していたPC-98DOと比べ物にならないほど高密度になった基板です。
私の30Wでは能力不足気味で中々半田が溶けてくれません。
おそらくこの世代だと6層にもうなっていると思いますが、現熱的には層数が多いほど熱が逃げやすいかな・・・。
でも熱量が多い半田ゴテだと故障を悪化させるかもしれないというのがジレンマです。


ようやく全部半田当てなおしをしたのですが・・・現象は変わらず・・・。

最後の手段・・・ということで、以下4点をやってみました。

・基板上ヒューズ確認 : 1か所ありましたが導通しており関係なさそう
・コンデンサ液漏れ確認 : メインもCPU基板側も怪しいところはないが、経年からして容量抜けはありそう
・電源電圧確認 : テスタで+3.3V, +5, +12, -12Vを測定。に多少誤差があったが、電源交換してもダメなので可能性薄い
・強制電源ON : 電源/HDD LEDが点灯するだけで何も動かず・・・BIOSが走っている気配もありません

以前、雷で故障して廃棄したPC-9821Cx13も似たような雰囲気だったので・・・スタンバイ制御系サブチップかメイン系チップに深刻なダメージがあったのかもしれません。

最後の望みとしては電解コンデンサ容量抜けによる起動不能という可能性ですが・・・全交換はとても労力が掛かる上、ダメだった時の精神的ダメージが大きいので二の足を踏んでいます。。。

本機はFreeBSDサーバとして稼働させていて、2T+300GBのHDDにたっぷりデータがあるのでこのままいつまでも死なせておくわけにいきません。

代替機調達か最後の希望に賭けるか早急に判断しなければと思っています。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/10/09) — PC-9821Ra40 マザーボード洗浄

こんにちは。かいちょうです。

前回に引き続きRa40の修理にチャレンジしたいと思います。
電源関係を調べてみたのですが、停電復帰時に発生する電源LEDの点滅もないため、どうもメインボード側に問題があるように見えます。メインボード上のスタンバイ処理関係のサブプロセッサが動いていないような感じがします。

この機体、こちらに来た時からかなり内部の汚れがひどかったので、ダメージを与えないように一度洗浄を行ってみたいと思います。


使う機材はこちら。エレクトロニッククリーナとエアダスタです。まず、エアダスタでほこりを吹き飛ばしてから、クリーナで洗浄します。クリーナは基板洗浄もできるタイプのもので、以前見せていたパーツクリーナとは別物です。

写真はとってないのですが、クリーナを吹きかけるとまっ茶色になった洗浄液が流れてきました・・・やっぱりすごい汚れ・・・。これだけ汚れていると前の使用環境があまりよろしくなかった・・・のかもしれません。


洗浄後の基板がこちら・・・。写真ではわからないかもしれませんが、輝きが全然違います。う~ん。奇麗になって動くようにもなってくれるといいのですが・・・。


基板上のカスタムチップStarAlpha2です。これはPC-98固有の機能(Cバス回り, I/O, IDE)などを司っている統合チップでPentiumPro以降のPC-9821Ra20から使われているサウスブリッジに相当するものです。ノースブリッジはIntel 440FXになっています。この辺も洗浄できれいになったのですが・・・


組み上げてもやっぱり微動だにせず・・・。
いよいよ本格的にダメっぽいです。

エアダスタで静電気発生させて飛ばしたかな・・・。

次に続きます。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/10/02) — PC-9821Ra40電源故障?

こんにちは。かいちょうです。

今日は我が家のサーバ PC-9821Ra40修理について取り上げたいと思います。
夏真っ盛りのころ、電源が入らない事に気づきました。

しばらく実験があって、コンセントが占有されていたので、プラグを外していたのですが、いざ使おうと思ったら動きません。
う~ん。昨年前任機のRa20から交換したばかりなのに・・・。

まぁ、Ra40も確か2000年ぐらい登場なので20年選手ですから何時逝っても仕方ないですよね。
まずはそれより古いPC-9821Xa7のメンテを行ってから次に・・・と考えていたところでした。


故障は電源だろう・・・っと思ったのでまずは電源部の交換からやってみたいと思います。こちらが交換用のATX電源です。最後期のPC-98はATX電源になっていたのでねじ穴を除けば入れ替えが可能です。この電源は前任機の電源不調対策のために購入したもので、Ra40代替で予備部品になっていたものです。


もともとついている電源(Delta製)を外します。

ねじは二か所なので簡単に交換できるのですが・・・交換しても電源が上がってきません。
どうも電源部故障ではないようです。前任機は電源が先に死んでいたのでこれはアテがはずれました。

続きは次回にしたいと思います。

(K)