あけましておめでとうございます。 かいちょうです。
昨年は、C99弊サークルブースへのご来場ありがとうございました。
おかげ様で約3年ぶりに技報を発行頒布させていただくことが出来ました。
今年も引き続き工作を頑張りますので、どうぞよろしくお願いいします。
さて、今年初めての投稿になります。
今年一発目はちょっと趣を変えて原理実験を実施してみたいと思います。
なんの実験かと言うと、電動ポイントの電流です。
以前もちょくちょく投稿をしていたかと思いますが、DCCと並行して電動ポイントコントローラも検討していまして、実験をしていました。
今回はより一歩踏み出してマイコンでポイントマシンを動かしていたいと思いますが、その前に、純正品ではどのくらいの電圧と電流を流して切り替えているのかを確認したいと思います。
ちょうど一年ぐらい前にも電流を測っていたのですが、どうも結果にしっくりきておらず、再度測定をすることにしました。
題材に挙げるのはまず、30年選手のTOMIX 旧式電動ポイントです。
お約束の5001とポイント切り替え機を再び持ってきて、これまたお約束のオシロスコープで電流電圧波形を測定します。
オシロは電流用プローブ(マルチメータ用)と普通の電圧プローブを2本接続しています。
電流プローブはマルチメータ用(なのでただのCT構成、よってDCは測定できません)。
※本来はACもちゃんと測れているのか・・・という問題もありますが、TOMIX旧3線式はAC駆動なので大丈夫だろうと判断しました。
測定した波形はこんな感じです。一番上が電圧10V/Div、一番下が電流400mA/Divになります。励磁時間はおよそ25ms、ピーク電圧は15Vほど、ピーク電流は400mAという感じであることが分かりました。
繋ぎ変えて5001の出力電圧とポイント切り替え機からの出力を見てみましたが、通常は24Vぐらいの出力が出ているものが、ポイント切り替えの瞬間、負荷が重たいので17Vぐらいまで落ちていることが分かりました。
このくらいの電圧と電流であれば、手持ちのモータドライバ群でもなんとかなりそうです。
次回はマイコンを使って回路を仮組してみたいと思います。
(K)