今週のプチ活動報告(2020/05/03)— TOMIX EF66モータ交換 その2

前の記事の続きです。

モータ交換を進める前に、部品入手について書きたいと思います。
修理において、一番重要なポイントは・・・当たり前ですが、交換用部品の入手です。
が、旧製品の部品入手はとっても難しいのが現状です。以前記事にしたメルクリンは40年経っても簡単に部品が手に入りましたが、今回はそうはいきません。一応、移転する前のTOMIX WORLD 大宮に相談をしてみたのですが、「現行一つ前のモデルでもモータはもう部品出てきませんね」と言われる始末。(※当方の持っていたEF66はさらに古いようでした)
仕方がないので、今回はヤフオクを巡って中古のモータを見つけ、落札しました。結果的に故障してから2年間ぐらい修理開始までかかってしまいました。まぁ、部品が入手できただけよかったかもしれません。

さて、モータを取り出します。ウェイトは左右に2分割するとモータとご対面することができます。分かりにくいですが、黒い細長い部品がスプリングウォームの固定用部品です。

上が今回故障したモータ。下がヤフオクで入手したモータです。都合が良いことに、スプリングウォームの部分もくっついていました。固定用部品については、残っているグリスを洗い落として新しいモータに移植します。

今回使ったグリス落としは車用のパーツクリーナプラスチックセーフです。一応、プラスチックは大丈夫とのことでしたが、数パーセントの劣化はある模様。長い時間の使用はあまりよくなさそうなのでササっと吹くにとどめます。新しいグリスは田宮のモリブデングリスを選びました。昔は透明なグリスが多かった気がするのですが、これは灰色・・・効き目に差があるのだろうか・・・。

組み上げた車両の台車取り付け部にちょこっと塗ります。これで試走準備完了です。 最後はレールの上を試走させたかったのですが、時間と場所がないので安定化電源からワニ口クリップで結線して回転を確認します。電源を入れると3~4Vぐらいでモータが回りだし、懐かしい電球を使ったヘッドライトユニットも点灯してくれました。

特に問題がないようなので、これにて修理完了とします。次の鉄道模型運転会で走行させてみたいと思います。

さて、取り出したモータですが、廃棄せず故障原因確認と修理をしたいと思います。カシメされているので、非破壊でいけるかちょっと微妙ですが・・・。
安定化電源で入れてみると、正常なモータに対して低い電圧で電流が多く流れ始め、その後、低速でモータが回るという現象が見えました。完全にショートではなく、整流子にカーボンカスが溜まっているような挙動に見えます。ということは、整流子部を掃除すれば復活するかも・・・。

モータ解析と修理チャレンジは別な機会に取り上げたいと思います。

(K)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です