こんにちは。かいちょうです。
今回はPC-286NFのフロッピィディスクドライブ EPSON SMD-1000の基板修理を行います。
今回使うのはこちら
無水エタノールとクレの基板クリーナです。基板クリーナは以前PC-9821Ra40の修理の時に使ったものになります。
まずは、ブラシでこすって見える汚れを落とします。
汚れがひどいこと、そしてICの下部にも入ってしまったものはブラシでこすれないため、タッパに無水エタノールを入れて浸します。乾かしたあと、念のため基板クリーナで吹いて仕上げとします。
最終的に、三号機のものだけ復活させることができました。二号機はスピンドルは回るもののまともに動かず。一号機のものはスピンドルすら回転しませんでした。やっぱり電解液の後のバッテリ液がトドメだったようで・・・パターンがどこか切れてしまったんでしょうね。
なんとか修繕できた三号機のフロッピィディスクドライブを286NFに仮実装し、しばらくぶりに火を入れるPC-9821Xa7で作ったMS-DOS起動用フロッピィを使ってScandiskコマンドの全セクタスキャンをさせます。
640KB, 720KB, 1.25MBの三種類をXa7, 286NF相互でフォーマットしたディスクに対して実行、問題がないことをもって修繕完了としました。
ニコイチどころかサンコイチでないと治せない世代になってきました。
壊れる前の予防が重要だということを身に染みて感じました。
次は液晶修理に戻りたいと思います。
今日はこの辺で
(K)