続いてPC-98DOの本体修理です。
○PC-98DOの本体修理
電源部に続いて本体の電解コンデンサを交換し、メモリバックアップ用のニッカド電池を設置します。
こちらが本体表面の様子です。電解コンデンサは全部で17個もあり、基板が大きい事もあって交換はかなり大変です。
実際、熱容量が大きく同じハンダゴテを使っているにも関わらず古いコンデンサが中々取れません。そうこうしている内にスルーホールを一か所駄目にしてしまいました。裏面の画像。表面は割と大人しい感じでしたが裏はこの通り汎用ロジックが所狭しと乗っています。GNDパターンも広大なので電源部よりも熱が集中しにくい状態になっています。本当はもっと加熱できるハンダゴテがあるといいのですが・・・ない物ネダリしても仕方ないので、慎重に進めます。
一方、日米商事で買ってきたニッカド電池は放電しきっているようで、電圧を測ってみると僅か0.1Vしかありませんでした。このまま取り付けても役に立ちません。
本体改造の合間に安定化電源を電流制限して充電を試みます。果たしてこんな処置でよいのかどうかは疑問ですが・・・一時間ほど充電をすると、取りあえず電圧は上昇しました。もう少し様子を見た上で最終的に設置するかどうかを判断します。
結局、本日はコンデンサの撤去だけで終わってしまいました。
次回、新しいコンデンサを取り付けます。
(K)