今週のプチ活動報告(2022/10/30) — 運転台コレクションのNゲージ化 その2

こんにちは。かいちょうです。

前回からちょっと時間が空いてしまいましたが、引き続き運転台コレクションのNゲージコントローラの検討を進めます。

ホール素子がダメだったので原点に戻り小さなボリュームを探してみました。しかし、入るようなものが見つからず、どうしようかなと思っていたところに手持ち部品で最有力になりそうなものが見つかりました。

それは、反射型フォトリフレクタ(ROHM製のRPR-220)です。光を出すLEDと反射を見るフォトダイオードが組み合わされたものですが、ライントレースカー工作の残りがあったので試しにコントローラ下部にあてがったところ、ハンドル角にだいたい合うような特性を得ることができました。

 

サイズ的にも十分入りそうです。

こちらはテープで仮止め実験をしたものですが、ハンドルを一番上から下に下げると大凡4.8V<–>1.8Vの範囲で信号が得られました。これだけあれば十分でしょう。

大きな問題だったハンドル角検出がクリアになったので、基板を設計することにしました。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/09/11) — 番外編 K12マーチ サイドマーカカバーの修繕(車)

こんにちは。かいちょうです。

本日は我が団体では珍しい(?)車修繕ネタを報告したいと思います。

大分経年がいった我が家の車、Nissan K12マーチのサイドマーカカバーが外れてしまいました。
最初は左側が取れてしまい、レンズも見つからないので本体ごと交換をしたのですが、交換したその日に今度は右が外れるというコント見たいな状態に・・・

もうお金を出して部品を手に入れて直すのが面倒になったので自分で治すことにしました。
こちらが台座の部分です。時代としてまだ豆球だったのでカバーが取れて完全に球がむき出しになってしまいました。

今回はドイトで売っている安い瞬間接着剤でくっつけます。

まずは、薄い板(接着剤のカバー)を横に差し込んで押します。すると軽く中身が表に出てきます。

電球部だけくるっと回すと取れるのでそれを残して一旦室内に戻って状態を見てみます。

こちらが外れてしまったレンズです。ぱっと見ると爪でくっついているように見えそうです。

が、受け側見てもそれっぽい爪はありません。

で、レンズの端を見てみると接着剤の跡のようなものが・・・元々接着剤でくっついていたのがこれで確定です。古い接着剤が紫外線などで劣化して接合が維持できなくなったんですね。

このままでは上手くくっつかないので、ドライバの先端を削ってキレイにします。

キレイになったところに接着剤を流し込み、

本体をくっつけます。

しばらく放置して硬化すれば完成です。

既に経年車なので至る処の部品、特に樹脂系が壊れてきます。この部品は1000円ぐらいなのでたいしたことではないですが、ちょっとした修繕でうまく出来たらよいですね。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/08/31) — 運転台コレクションのNゲージ化

こんにちは。会長です。

今日は先日の鉄道ガチャガチャネタをさらに進めたお話をしたいと思います。

運転台コレクションがNゲージのコントローラになったらいいな・・・と前回書いたのですが、その思いに火がついてしまいました。(笑)
なんとか実現しようと考え始めてしまいました。

実現する上で追加が必要なコンポーネントとしては、主にモータドライバ、全体制御をするマイコン、としてハンドル角を検出するためのセンサがあります。前2つはこれまでのDCC開発で培ってきた資産があるのであまり難しくありません。問題は最後のセンサです。

鉄道模型を自在に制御するのであれば、ハンドル角に応じた速度制御を行いたいのですが、鉄道運転台コレクションは一杯に倒したときに音が鳴ればいいや・・・という仕様なので角度検出ができるような機構がありません。

これをどうアイデアで実現するか、実験も行ってみたので報告したいと思います。

選んだのは秋月で売っているソニー製ホール素子DM-106Bです。一つ50円なり。


このセンサはTO-92のような形をした小型品で、内容積が小さい今回の運転台にぴったりです。さらに、センサの出力がアナログタイプなので、無段階の出力が得られるという期待もあります。
(ホール素子で多いのはどちらかというとヒステリシス付のデジタル出力で今回の用途には合わないと思いました)

センサと本体を並べてみます。中の基板は乗っ取りで変更する予定なのでセンサを取り付ける部分がないのは問題になりません。

実際にリミットスイッチの近傍においてみました。小型なので入りそうに見えます。リミットスイッチの頭とほぼ同じサイズです。

ハンドル側との位置合わせもしてみます。ハンドルの下部に小さな磁石を付けて、その反応をセンサで取ろうというという発想です。

早速、手持ちの磁石で出力がどの程度変化するかを確認してみます。この磁石は台所の換気扇フィルタ固定用で、鉄板から指ではずそうとすると難儀するほど強力です。
センサの出力は上側と下側に磁気によって変化する抵抗があり、磁気がない場合は入力された電圧のちょうど半分が出る仕様になっています。そこで、5Vの電源を掛けて、磁石が当たったときにどのくらいその電圧が変化するかをテスタで確認することにしました。

こちらは、磁石を当てていない時の電圧です。スペックでは入力電圧の半分ですが、ほぼほぼぴったり2.499Vが出ています。これに磁石を当てると

確かに0.009V下がりました。しかし、これではあまりにも変化量が少ないです。
実際、ハンドルの下部に付けたとすると物理的には数mmの変化になるわけですが、数mmの変化だともっともっと電圧の変化量が小さいわけで・・・OPampで増幅しないとダイナミックレンジが確保できそうにありません。
それに、何度も動かしていると、同じように磁石の位置を変化させても不安定な出力(同じ値にならない)です。これはダメかも。

そもそもこのホール素子のアプリケーションは回転検出のようなものだったので、絶対的な磁力をDC的に計測するのには向いておらず、AC的に変化するようなものでないとダメなのかもしれません。(そう考えるとデジタル出力が多いというのも納得です)

というわけで、最初のホール素子は失敗になってしまったのですが、めげずに次なるアイデアを考えていきたいと思います。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/07/29) — 鉄道ガチャガチャ

こんにちは。

会長です。今日はマサ氏が買ってきた鉄道運転台コレクションを解体眺めたのでその様子をお伝えしたいと思います。

こちら、ガチャガチャコーナーで売っていた鉄道運転台コレクションです。
最近、鉄道関連のパーツ(信号機、座席、行先版など)をガチャガチャにしたものが出ているのですが、今回は運転台を取り上げたシリーズの様です。

昔のガチャガチャと違い、値段は400円と結構するのですが、大人向けであるため、クオリティも結構キテマス。

今回、マサ氏が言ってもいないのに3台も買ってきていたので、中身を見させてもらいました。

このガチャガチャ、マスコンを前に倒すと電車の発車音か停車音が出るようになっています。裏面には、音が出るためのスピーカ穴と電池ボックスがあります。

電池はおそらくLR44でしょうか。3個入っており定格4.5Vで駆動させているようです。

マスコンは単純なレバーになっており、この突起の先が

基板上のタクトスイッチを押すことで音が鳴りだします。搭載されているのは8pin SSOPの石で、LED, スイッチ, スピーカが接続されています。マイコンベースの音声再生ICのように見えますね。

妄想でこれが鉄道模型コントローラにできたら・・・と思うのですが、サイズが非常に小さいので工夫が必要そうですね。

以上、ただの中身報告でした。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/07/15) — ミニジオラマの作成3

こんにちは。かいちょうです。

今日は出来上がったミニジオラマを見て頂こうと思います。

マサ氏と我が家の家族で作ったので、合計で3つできました。それぞれ100円ショップのケースに入れています。
初めて作ったにしてはなかなかの出来栄え・・・に見えます。

ほとんどマサ氏が作った最も出来がよいものがこちら。マサ氏がもつ凸型ディーゼルを入れるとなおさら映えますね。

3つを並べてみたらどうなるだろう・・・っとやってみましたが・・・う~ん。やはり幅が狭いジオラマなので
余計なものが映っちゃうとちょっと雰囲気が出ないですね・・・。ディスプレイモデルメインですかね。

かいちょう手持ちのKATOの103系 クハ103-784を置いてみました。我が家では末期の川越線風ですが実車はそんなところは走ったことがはいはず。。。こちらもやっぱり長い列車を置くと幅が狭いという事が気になりますねぇ。飾るときは小型車(凸電あたり)にしましょうか。

ということで、何回かに渡ってお送りしたミニジオラマ作成もこれにて終了です。今幅が倍のものもマサ氏が作っているので機会があったらお見せするかもしれません。

それでは今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/07/01) — ミニジオラマの作成2

こんにちは。かいちょうです。
今回も次回の続き、ミニジオラマ作成を取り上げていきたいと思います。

下地となる一番したの茶色いパウダーが線路以外の部分に定着したら、次に緑のパウダーなどをくっつけます。前回同様、ボンドを溶かしたものを塗布してから茶色いパウダーをまぶしていきます。

今回は何人かで複数枚のジオラマを作ることにしたので、緑パウダーもいろんな形に作ってみます。だんだんそれっぽくなってきました。

さらに立体的にするため、ボンドを使って市販のジオラマ用草をくっつけていきます。木のように見れるのは、マサ氏のアイデアで買ってきた実は100円ショップのドライフラワーです。

ものをくっつける度に乾燥工程をいれます。いよいよ最終に近いですが、どんな形になるか楽しみですね。

今日はこの辺で(K)

今週のプチ活動報告(2022/06/26) — ミニジオラマの作成1

こんにちは。かいちょうです。
しばらく空いてしまったので・・・これ以上間隔をあけないよう、小さな工作ネタを今回はお送りしたいと思います。

それも、ミニジオラマの作成です。
メンバーのマサ氏がネットで見つけたミニジオラマ作成をかいちょうもやってみたいと思います。

いきなりですがこちらが完成したものです。ミニジオラマは100円ショップで売っている小さなショーケースに情景を埋め込むものになります。結構低コストで簡単にできるようなので今回は家族でチャレンジしてみます。

まずは厚紙を切り出してショーケースに入るサイズに切り出します。ショーケースは台座があるのですが、そこに直に作るのではなく、まず下地となる厚紙を敷きます。こちらですが、一枚では足りないので複数枚重ね、台座と会わせてTOMIX高架線路のレベル1相当となるようにしてみます

厚紙は複数枚を接着して作りますが、できたところで下地材として茶色い塗装を行います。

次にボンドを水に溶いて、下地に塗布します。真ん中の線路が乗る部分については塗らないよう、下地の一部に養生をしておきます。

ボンド溶液が塗布できたら、ジオラマ用の土をバラまきます。土が乗ったら、余計な土は払い落して、窓際で十数分間乾燥を行います。

これを何度か繰り返した一番最下層は完成です。

続きは次回にしたいと思います。

それでは今日はこの辺で(K)

今週のプチ活動報告(2022/05/08) — スーツケースの取手交換

こんにちは。かいちょうです。

いろいろ未解決案件(?)がたまってきているのですが、いろいろ趣味以外にやらなければならないことが増えて、毎度のことながら更新頻度が下がってきております。

今日はそんな中で単発修理ものをお届けしたいと思います。
スーツケースの修理です。

事情があってたくさんの荷物を運ばなければならなくなり、親戚にスーツケースを借りたら買って二回目の使用だというのに取手(の付け根が)砕け散るというアクシデントに見舞われてしまいました。

なんで砕けたんだろうと外してよく見てみるとなんと一番力が掛かる根本はやわいプラスチックでした。なんじゃこりゃ。

これじゃいずれ壊れるじゃん・・・。でも、壊してしまったのはこちらでの使用中。
借りたものはしっかりと直して返さねば!っということで
どうやって修理をするかまず考えました。順当に工数を削減するのであれば(笑)スーツケースメーカーに修理を依頼するのがよいですが、どこのメーカかよくわからない上に結構高額になりそうな気配。。。

そこで、自分で修理ができないか見てみるとAmazonに部品単位で大量に出回っていることが分かりました。
早速取り寄せてみます。

およそ1500円ぐらいでかったこちらの取手。なんとなくベタベタしています。。。

ちょっと怪しい感じもしましたが、付け根部分はちゃんと金属になっており、これなら重量が掛かっても大丈夫そうです。

早速新しいものを取り付けます。取付は簡単で内部のファスナーをあけて裏面からネジを通すだけです。準備して修理まで10分もかからず元通りに戻りました。

出来上がりはこんな感じです。元とデザインが一緒なので違和感は全くありません。むしろ金属支持になったからこちらの方が安全かも。これにて修理完了です。

そろそろたまっているネタも進めなければ・・・。

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/04/23) — PC-286NF 液晶反射板側の処置・・・そして

こんにちは。かいちょうです。
前回の手痛い失敗に懲りず、二枚目の液晶を題材に再び修繕にチャレンジをしてみます。
もはや半田ごてで無傷で外すのは不可能だと(ようやく)悟ったので、ヒートガンを使うことにしました。今回購入したヒートガンはAmazonで爆安販売(1500円ぐらい)だったものです。

ちゃんと動くか一抹の不安はありましたが、スイッチオン!するとあら不思議。熱をゆっくり掛けると何もしていないのにフィルム部がペロンとキレイに剥がれてくれました。剥がれた様子がこちらです。元々粘着でもくっついていたようですが半田と一緒に外れてくれました。

各端子を拡大したのがこちら、前回のひどい有様を見られた方は、いかに無傷で外れたかが良く理解いただけるかと思います。

さぁ、ここからスクレーパとエタノールを使って裏面のビネガーでやられた反射板を剝いでいきます。

一度コツをつかむと結構サクサク進みます。接着面ともう一層ある面を同時に外し当面になった液晶部分の後ろにA4のPPC用紙を入れてみます。美しい透過する液晶が蘇ってきました。ところが・・・

これであとは交換用の偏光板と反射板を張り付ければ完了!と思ったところで重大な損傷に気づきました。

な、なんと液晶フィルムの屈曲部の配線がブチブチに切れている!
どうも必死になって偏光板をスクレーパで剥がしているときに気づかずに傷つけていたようです。

一か所ならまだしも複数個所が損傷しています。見つけたのは横ラインですが縦も傷ついているのでこれはもうドット抜けどころか盛大なライン抜け必至です。

大変残念ながら二枚目もダメにしてしまいました。自分が悪いのはわかっていますが正に茫然自失状態です。

これで当座はライン抜けしているものを仮として付けておく以外に選択肢がなくなりました。ぐぬぬぬ・・・ですが、仕方ありません。

今回、複数回に渡ってEPSON PC-286NFの修理を取り上げましたが、FDDはなんとか一台を再生、液晶は実質上全敗という結果になりました。改めてビネガー症候群の修繕の難しさを感じたところです。

液晶については、気長に代替となる液晶を探すか、現代風の液晶交換(–>大工事です)をするかゆっくり考えたいと思います。

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/04/17) — PC-286NF 液晶フィルムケーブルの取り外し

こんにちは。かいちょうです。
暫く更新する時間がなくてあいてしまいましたが、286NFの液晶交換をお知らせしたいと思います。

前々回、液晶裏面の反射板の交換には液晶のフィルムケーブルを外す必要があると報告したと思いますが、今回はこのフィルムケーブル剥がしにチャレンジします。ただの半田ゴテではダメだと思ったのでしばらく使っていなかったこちらを秘密兵器として使ってみます

これはホットカッターです。半田ごての小手先と交換して使うもので、本来は発砲スチロールとか薄いプラスチックとかを切るものだった・・・はずです。というのも、半田ごてとセットで買ったのが20数年前なのでもうどんな仕様だったかさっぱり忘れていました。こちらを半田ごてにセットしてフィルムケーブルと基板の間を切るようにしてみます。

フィルムの先端だけは熱を加えて刃先で起こすようにすると基板から離れてくれました。が、実際に半田がたっぷり乗っている半田部は全然外れません。フィルムを傷つけないように押したりする動作をしてみますがなかなか外れません。このころの半田は鉛半田だったはずで、フリーより外れやすいと踏んでいたのですが・・・。

結果はこのように惨憺たる状態に・・・いくつかのケーブルは半田を乗せる部分がちぎれてしまいました。試しに通常の半田ごてにしてみましたがそれでもかなりの損傷です。

あぁ、学生時代に使っていた液晶(一枚目)を完全にお釈迦にしてしまいました。ぐぬぬぬ・・・。
あと一枚予備の液晶(二枚目)がありますが、あとがなくなってしまいました。

二枚目は別な方法で剥がすのにチャレンジしてみます。

今日はこの辺で

(K)