今週の活動報告(20191014)—ハロウィンイルミネーション基板試作 その2 ソフトウェア

ちょっと、時間が空いてしまいましたがイルミネーション基板の試作について投稿します。
前回試作で一枚できたのでプログラム開発と書き込みを行います。

プログラムは、PM+ ( CC78K0S, RA78K0S ) で開発します。本当は Windows 32bit でないと動かない筈ですが、インストールするフォルダを注意してインストールすると Windows 64bit ( かいちょうは Windows 7 64bit )で動いてれたので、この環境で取り急ぎ使ってみます。
※メーカサポート外の使い方ですのでメーカにお問い合わせ等はしないようにお願いします。なお、結局書き込み系、デバッグ系ツールは32bit環境が必要なので実用的には32bit環境が必須です。

マイコンの周辺機能設定は Applilet2 というコード生成を使います。このツールも今の CS+ ではコード生成機能として IDE に統合されているので、かなり古い世代のツールです。

出力した周辺機能のコードに main 関数でコードを書いていきます。
取り急ぎ、暫定として固定パターン、ランダムパターン、固定パターンを繰り返すプログラムを作り、コンパイルを行います。
ちょっとコード生成機能の設定とRAM領域設定のコンパイルオプションに手間取りますが無事終了。

Virtual PC ( Windows XP 32bit ) を立ち上げて書き込み用ツールを起動します。

書き込み用ツールは昔なつかしい NEC時代のツール PG-FPL2 です。このツール、かいちょうが若いときにキャンペーンで買ったツールです。今は一万円ぐらいで複数のマイコンに対応したデバッグ・書き込み用ツールが十分買える(というか、おつりがくる)のですが、このときは78K0S専用の書き込みツールでこのくらいの値段がしました。

久しぶりに立ち上げたソフト類の画面がこちら。

Windows7の画面に PM+ が、 Virtual PCの画面に PG-FPL2 の画面が見えると思います。
来年には Virtual PC を Windows 7 ごとポイしないといけないので、今年中に 78K0S のソフトを作り上げないといけません。
久しぶりでしたが、無事に書き込みが終了、PG-FPL2 の配線を電源とGNDだけにしてマイコンに給電してみます

無事動いてくれました。これで後は

 ・実装済み基板を増産する(もちろん手付け)
 ・プログラムをもうちょっと改良(固定パターンを増やす)
 ・ペットボトルの外箱を作る

で完成です。先が長いな~。

次回は基板実装の増産の様子を投稿します。

お知らせ

10月26日(土), 27日(日)に
東大宮コミュニティセンタ
〒337-0051 埼玉県さいたま市見沼区東大宮4丁目31−1
にて開催される
「東大宮コミセン祭」
の展示に出展します。
特に
27日 13:00- 15:00
には、本投稿で取り上げている
「ハロウィンイルミネーション」
の体験コーナーを実施します。200円で作れますので是非ご参加ください。

(K)

今週の活動報告(20190916)—ハロウィンイルミネーション基板試作 その1

前回に引き続いてハロウィンイルミネーションの試作についてお届けします。

今回は一枚完成品を作りながら、一番大変なマイコンを全部基板につけてしまう作業を行います。
※本当は一枚完成品を作ってから失敗がないことを確認して・・・がよいですが、単純な回路なので並行生産します(ぉ

今回も半田付けの鉄人マサ氏ががんばってくれます。マイコンの位置あわせを慎重に・・・

マイコンはデッドストックになりつつあった 78K0S/KU1+(UPD78F9202) をまず使います。
トレーに乗っているこの12個が手持ち最後です。一個一個にお別れを言いながら(笑)丁寧に乗せていきます。

今回、基板は20枚+展示デモ数枚を想定しており、KU1+だけでは足らなくなるため、不足分はこれまたデッドストック手前の 78K0S/KA1+(UPD78F9222) を使います。KU1+とKA1+は周辺もほぼ同一なので、プログラムもソースは共通化できるメリットがあります。それでも足りなくなった場合のために最後の砦として現役バリバリマイコンのRL78/G12のパターンも用意。準備は完璧です。

出来上がった裏面です。電池はCR2032を使います。一番上は電源スイッチです。ほかに抵抗が乗ってますがマイコンもちっさいのであまり目立ちません。

表面です。基板設計時に部品配置をほぼゼロにしたので、配線用のViaとスイッチの半田以外はあまり目立たないと思います。
LEDをつけてみると意外にLEDがでっかく見えますね。(実際は3mmの砲弾型LEDなので、そんなに大きくないのですが)

次回はソフトウェアの開発と書き込みの様子をご覧頂こうと思います。

(K)

今週の活動報告(20190901)—ハロウィンイルミネーション基板

お久しぶりです。かいちょうです。

コミケが終わってからまったく音沙汰がないような状態でしたが、裏では粛々と活動を行っておりました。

技報Vol.9で特集しました通り、10月末の東大宮コミセン祭体験コーナに向けてハロウィンイルミネーションの開発を進めております。

技報では基板発注するところまで書いて時間切れでしたが、その後、基板が出来上がるところまでできたのでちょっとご紹介します。

今回はシルクとレジスト色の関係でPCB GOGOさんにお願いすることにしました。

出来上がったのがこちら

思ったよりしっかりかぼちゃっぽくなっていますが、細かいところは・・・まぁ、見なかったことにしましょう。

裏面は予想通り、マイコン3つなのでかなりにぎやかです。

これから時間を作ってまずは試作品を作っていきたいと思います。

お知らせ
今年のコミセン祭は

10月26日, 27日
東大宮コミュニティセンタ
〒337-0051 埼玉県さいたま市見沼区東大宮4丁目31−1

で開催予定です。体験コーナ以外にもヨシノローテックとしての展示も行います。
是非、ご来場ください。

(K)

C96ご来場ありがとうございました。

本日コミックマーケットC96に出展致しました。

初の委託販売ということで千曲メカトロ研究室さん(http://www.chikuma-lab.com/)にお邪魔しました。
お陰様で初の南館で皆様とお会いすることができました。

今回初めて一部冊子をAmazon Kindleで販売しました。

Vol.8

DCC

今回お越し頂けれなかった方、是非Kindle本としてご覧頂ければと思います。Kindle Unlimited加入の方であれば読み放題に入っています。
※なお、最新刊については準備中です。

次回は冬or夏で検討中です。

決まりましたらご連絡致します。

(K)

既刊:技報Vol.9のご紹介

ヨシノローテック技報 Vol.9 RL78/78Kマイコン工作

通巻第九号は、久しぶりに78K0Sマイコンを使った新規設計を実施。ハロウィンに使うイルミネーションの設計を行いました。
基板で絵を表現するための手法を詳細に説明しています。その他、灯油ランプのLED化など、光を使った工作事例を掲載。
2023年には78Kユーザーの声を受け、78K活用・RL78移行ガイド特集(20ページ超)を追記しました。
78K0S工作、78K継続のノウハウ、RL78移行事例が入った充実の一冊です。

主なコンテンツ
COVER STORY1 78K0Sマイコン最終開発!「ハロウィンイルミネーション」
COVER STORY2 継続? 移行? 78K0S EOL対応 「令和5年版 78K活用・RL78移行ガイド」
Special Topic1 人類初(?)灯油ヘッドライトをLED化「ビーチクルーザ用ヘッドライトを作る」
Special Topic2 Bトレインショーティコントローラの開発「ありあわせ部材で安価に作る(番外編)」

発行:
2019年8月12日第一版発行
2023年8月31日大規模第二改版発行
ページ数:A5相当 52ページ
初頒布:コミックマーケットC96

Amazon Kindleで電子書籍版ダウンロード頒布中!
BOOTHで本頒布中!

ヨシノローテック技報 Vol.9 RL78/78Kマイコン工作

コミケ準備実行中。。。

皆様お久しぶりです。

以前にアナウンスしました通り、当サークルは千曲ロボット研究室さんで委託販売予定です。

現在恒例の前日製本を実施中です。

毎度の事ながらバタバタですが、昨年よりは進行が速いので今日は十分寝れそうです。

明日は是非ご来場ください。

場所は南地区 ラ-20aになります。

 

(K)

今夏のコミケ出展について

今回、千曲メカトロ研究室さんのご厚意により、千曲さんのブースで委託販売できることになりました。月曜日(8/12) 南地区 ラ-20aになります。新刊も内容を変えてリリース予定です。また、メンバーも常駐予定ですので、よろしければお越しいただければと思います。

千曲さんご厚意ありがとうございます。千曲さんのWEBサイトはこちらです。

コミケットC96

落選しました。。。

改めまして、皆様こんにちは。かいちょうです。

既にコミケのサークル検索でご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、当部 ヨシノローテック は今回C96で抽選漏れ(落選)と相成りました。期待していた方には大変申し訳ございません。

オリンピック・パラリンピック開催の影響で東館が使えず、四日開催となった影響なのか・・・はたまた何か別な理由かはわかりませんが、模様替え第二号に向けた工作を鋭意進行していた最中であったので残念で仕方ありません。

現在、
・ご縁がある他団体様に委託
・Amazon publisher servicesなどを使ったリリース
を相談、検討しております。いずれにしても方針が固まり次第このページにてご連絡させていただきます。ご期待頂いた皆様に新ネタを届けられるように頑張りますので今しばらくお待ちください。

(K)

今週の活動報告(20190623)—TOMIXコントローラ用変換ケーブルの作成

工作記事としてはだいぶ長いことあいてしまいました。不定期ですが月に数回集まって活動していたのですが、中々見せられるような区切りのよい成果が出ていなかったのでWebページを更新できず・・・。今回は超絶簡単な工作ですがご紹介を。 材料は圧着用ケーブルの配線、2.54ピッチのピンヘッダ、熱収縮チューブです。

写し方が悪いのもありますが、説明がないと何がなんだかわかりませんね。

作成するアイテムはTOMIXの旧型コントローラと新型コントローラ用のDCフィーダと接続するための変換ケーブルです。

現在のコントローラとDCフィーダの接続は白いコネクタで行うようになっています。が、古い(20年ぐらい前の)コントローラは配線むき出しでスクリューレス端子台に留める方式でした。(写真があると良いのですがあとで張ります)

我が家はなぜか古いコントローラばかりなのに、新しいコントローラ用のDCフィーダを買ってしまうということをやらかしてしまい。そのままでは着かない組み合わせになっていました。(これまでの走行会ではクリップを使って無理やりつけてました)

純正の旧コントローラ用のDCフィーダを買いなおす、コネクタを切り落として旧仕様にする・・・なども考えたのですが、なんだか勿体ないのと、久しぶりに半田ごてをにぎりたい(w)ので、作ることにしました。

まず、簡単に加工をします。配線を切り分けてハンダめっき。ピンと熱収縮チューブも切り分けます

切り分けた途中の様子。 半田めっきしないと解れにつながるので重要。

各パーツを組み合わせて最終的に延長ケーブル(片方が2.54のピンヘッダで片方が半田めっきされた配線)のように組みます。ピンヘッダを半田する前に配線側に通さないと後でまた外す羽目になります。。。(よくやりますね)

あっと言う間に組みあがります。出来栄えはこんな感じ↑になります。今回、旧コントローラ三台(5001, DU-1, DU-2)用に3本つくりました。これで不安定なクリップ止めとはおさらばできます。総時間1時間かからないミニ工作です。

TOMIXやカトーのコントローラのコネクタ、どこかで売ってないでしょうかね? 売っていれば、自作コントローラの時に、純正フィーダを付けられるようになるのですが・・・。

さて、箸休めの工作を終えた後は、DCCのコード移植を行わないと。。。

(K)

鉄道模型運転会2019夏-レポート

先日開催しました鉄道模型運転会の模様をレポートしたいと思います。

今回も前回同様、武蔵野市西久保コミニティセンタの多目的室で開催しました。

各ゲージの配線は以下の通り

・Nゲージ
 複々線とBトレ専用路線
・メルクリン
 待避線付き単線ループ

一部高架区間があるのも前回と一緒ですが、配線はちょっとだけ見直しました。

配線の全体像。手前にBトレ, 奥にメルクリンを配置 (一部画像を加工しています)
ヤードには変わらずやや古めの車両たちが占拠。。。

今回もBトレは自作コントローラを接続しています。

ほぼ完成の域になった自作コントローラ。遊びでダンボーのコンテナを並べてみました

来場者のお写真は掲載できませんが、多くの地域の方にもご来場いただくことができました。

次回は未定ですが、今年中にもう1~2回は実施したいと考えています。

コンセプト : 東西線 きれに揃った新旧の車両です

(K)