鉄道模型運転会2015

今年最後の投稿記事になります。鉄道模型運転会です。

まず最初に線路敷設工事の様子から。簡単に組むことができるヤードから組み立てを開始します。
2015年鉄道模型走行会設営32015年鉄道模型走行会設営2昨年はかなり敷設に時間がかかり、走行させる時間が短くなってしまいました。今年は16時ぐらいから準備開始しました。
2015年鉄道模型走行会設営1中
敷設路線は3路線。全体としては高架も含めた四角型のループになっています。基本はTOMIXのSTEP5をベースにしています。
2015年鉄道模型走行会設営完了
遠景でとった写真がこちら。毎度お馴染みのメルクリンも置きました。
一番列車は185系。湘南3色タイプとExpress185の両方を走らせました。185系
実車は既に1編成しか定期運用についてない希少車種になってしまいました。昔はたくさん走っていたんですけどね。

 

 

 

続いて103, 183系などが登場。なんか、かなり国鉄型の高年式が多くなっていますが、それは偶然です。走行中の様子新幹線
圧巻なのはこちら。マイクロエースの限定セットの0系、ドクターイエローです。モーター車の調子が非常に悪いのが残念ですが、車両の作り、重厚感はさすが。

敷設した面がガタガタなので、左の写真などは実車ではありえないほどボコボコになってます。
新幹線
最後はお約束の鉄橋でワンショット。
メルクリン走行中
メルクリンはノーメンテでしたが、普通に走ってくれました。

次回は未定ですが、6月ぐらいに開催できればと考えています。ご興味がある方はフォームからお問い合わせください。
一緒に走らせてみましょう。

(K)

今週の活動報告(2015/12/27)—最近のFD構造, ニッカド電池の充電, 革ベルトの補修

会長です。今週の活動報告を行います。
今日は今年最後の活動日になります。通常の活動の後、鉄道模型運転会があるため荷物を大量に持ち込んでいます。

2015年12月27日に持ち込んだ荷物
去年もすごい荷物でしたが今年もかなり来てます。調子にのってオールドPCを持ち込んだのがでかかったですね。

今回は二回に分けて工作活動と鉄道模型運転会を報告します。

○最近のFD構造の調査
既に10年前にフロッピィディスクのパソコンは少なくとも新品としては絶滅していた感がありますが、未だにオールドPCには必須のアイテム。既にメディアとしての製造も世界的に終了する方向となっていますが、今回、ビックカメラで3.5インチメディアが販売(約1000円)されていたのでマサ氏が購入。せっかく(?)なので中身をばらして確認してみました。
フロッピィの比較左側が今回購入したフロッピィディスク、右側がPC-9821Cx2に付属してきたシステムインストールディスク(たぶんNEC純正フロッピィディスク)です。昔のNEC純正のような高級フロッピィ(?)はシャッタが金属製でしたが、ずいぶん前からそんなメディアはなくなってましたね。最近のフロッピィの中身
そしてこちらが中身です。ほとんどの構造は、以前とあまり変わらないように見えますが、大きく変わったように見えるのが一つ。。。不織布で作られたフィルタ部分です。以前はフロッピィディスク全周に渡って置かれていましたが、消しゴムのような小さなサイズが一箇所だけになっています。コスト削減とはいえ、これで埃は大丈夫なのかちょっと心配になる構造です。
UVの第二ドライブでフォーマットしている様子とは言っても、売っているだけまだましです。既に二十年前の時点でお先が無かった5インチメディアは、今、まともに売っているところすら見当たりません。(一応、家に20枚ぐらい予備があるので大丈夫ですが)
分解しなかった一枚を復活したUVの第二ドライブでフォーマットしてみますが、問題なく使えます。ありがたいですね。

○皮ベルトの作成

皮ベルトを直しているところ
こちらでは嗚呼参が皮ベルトを作っています。元々バイクのサイドバックがあったのですが、ベルト部分が破損してしまったので、代わりとなる部品をワンオフで作っています。トコナメシで裏面の毛羽立ちを抑えようと塗ってます。いろいろやってますねぇ。

 

○ニッカド電池の充電
こちらはPC-98DOの修理ネタです。コンデンサも全て交換完了したのですが、バッテリバックアップ電池がまだ手つかずでした。前回、安定化電源の電流制限を使って充電を行ってみたのですが、ちょっと制御がよろしくないと思ったので、今度はちゃんと(?) 20mAのCRD(定電流ダイオード)を使って制御を試みます。
ニッカド電池の充電いろんなサイトによると、ニッカド電池の通常の充電方法は、定格出力電流の1/10を16倍の時間を掛けて(1.6倍のエネルギー)を充電することでフル充電になるそうです。充電が満了に近いところまで行くと、電圧の変動(それまで上昇していたのに対して若干の降下)が見られるとのことでした。今回、20mAのCRDしか手元に無かったので、とりあえず20mAの電流制限で8時間程度掛けてみようと思いました。(この辺がいい加減)
ただ・・・、最初っからなんかおかしい。
本来は充電完了付近で定格電圧付近まで上昇するはずが、20mAのCRDを介していても、すぐに電圧が上昇しています。なんか、エネルギーが注入されていない感じがします。そして、2~3時間の充電でどのくらい電圧を保持できるか測定すると、0.数Vまで下がる。。。
死んでるんでないか、この電池?
まだ断定はできませんが、もう少し充電を行って様子を見たいと思ってます。

(K)

今週の活動報告(2015/12/06)—その3 周辺機器、拡張機器のあれこれ(PC-HD040L, PC-KD854n, SCSI)

最後にオールドPCの周辺機器、拡張機器について、手持ちのものを並べて紹介してみます。
自己満足の薀蓄なので読み飛ばして頂いてもかまいません。(笑)

○ディスプレイ

PC-98シリーズもそうですが、古いPCは専用のモニタを必要としているケースが多くありました。解像度や水平同期周波数などが異なるため、最近のPC-AT互換機用のディスプレイはほとんどのケースで使えません(一部例外あり)。
こちらはPC-98DOとセットで譲り受けたNEC PC-KD854nです。PC-98ノーマルモードの解像度640×400, 水平同期周波数24KHzに対応したディスプレイです。
PC-KD854n
TVでもPC用としても絶滅したCRT(しかも超曲面!)を見るととてつもない哀愁が漂います。今20代以下の方は、CRTとか分からないんだろうなぁ。854nは当時から割りと古風なデザインでしたが、今見るとさらに強く思います。
さて、早速健康診断のためにばらします。(笑)
PC-KD854nの中身
CRTディスプレイはCRT自体に寿命がありますが、それより、わんさか入っているケミコンが心配です。PC-98DOと同じ27年選手であるため、破裂の予兆があるのであれば交換も検討しなければなりません。ところが、意外。開けてみると30数個あるケミコンは染みもなく特に問題がありそうには見えませんでした。
本当は予防交換をした方がいいですが、時間もないので閉じて、次の機会にすることにしました。

○固定ディスク装置(HDD)
NEC的な言い方で書いてみました。(当時、PC-98の世界ではハードディスクドライブのことを固定ディスク装置と呼んでいた記憶があったので)

初期の頃のHDDはSASI規格。中期以降はSCSIがポピュラーで、性能と手軽に増設できる点で有利だったと記憶しています。(ま、最後期はIDEが圧倒的にコスパで有利でしたけど)
写真のHDDはPC-98DO入手後にジャンクで手に入れたPC-HD040L NEC純正のSCSIハードディスクです。確か定価は約16万円!今なら最新のB5ノートを三台買える程の高価なものでした。
PC-HD040LPC-HD040L中身

 

 

 

中身のドライブもNEC製で、フルハイトのサイズが涙を誘います。
このドライブも25年以上経過していますが、DOで試したところ正しくアクセスすることができました。昔のものは丈夫だな~と思う瞬間です。

 

 

 

 

○Cバス用SCSIボード
PC-98の拡張スロットはCバスという名前が付いていました。このスロットの最大の特徴は本体を開けることなく外からカードを入れることができること。また、構造的にもISAやPCIと比べるとボードの両端にガイドがあるのでしっかり挿せることでした。
ただ、性能面では286時代に進化が止まり、NECが386からはNESAバスにシフトし、それが思いっきり失敗(←主観です)したため、進化が止まったままPentium時代も使うことになるという状態になりました。
UVやDOのような世代ではCPUクロックが10MHz程度なので、特にボトルネックにはなりません。当時はそこそこ安かったSCSIボードなどを挿してハードディスクを取り付けていました。手持ちのSCSIカードのコレクションをちょっとご紹介。

-ICM

ICM SCSI 各種名機 ICMのIF-2769, そしてスーパー変り種のIF-2771ETです。IF-2769はCバス最強クラスの転送能力を誇る名ボードで、Pentium時代でもCバスしか空きがない機種にCD-Rドライブを接続するために重宝されていました。会長はXa7用に手に入れた記憶がありますが、PCIのSCSIにさっさと移行してしまったので使った記憶がありません。IF-2771ETはSCSIと10Base-TのLANが同居しているスーパーボードです。拡張性が厳しい機種で1スロットに2つの機能を押し込める事がメリットでした。特に1スロットしかないDOにぴったりなのですが・・・両方のボードともV30はサポートしてません(涙)。

-Melco(Buffalo)

Buffalo SCSI各種当時、周辺機器の二大メーカといえばIO DATA機器とMelcoでした。どちらかというとIO DATAは性能重視、価格高め。MelcoのBuffaloブランドは価格重視で性能はIOよりちょい下がる・・・というイメージでした。会長は当然後者を選択(笑)していたので今でもたくさんのBuffaloブランドのボードを持っています。上記のボードはBuffalo Cバス SCSI中期から最後期を飾るボードIFN-SC, IFN-NS, IFC-NNです。IFN-SCは前にも一度ご紹介しましたがPC-98DOで使っていたもので、V30でも動作します。今はマサ氏のUVに装着してます。IFN-NS, IFC-NNはSMIT転送方式をサポートした486機では最強のボードといわれています。SMITはSuper Memory mapped I/O Transferの略。・・・やっていることはただのメモリマップドI/O方式によるアクセスなんでしょうが、横文字で書かれると無駄にカッコイイですね。
NSとNNの違いはコネクタで、NSは旧来からあるアンフェノール50pin, NNは国際標準のミニDsub50pinです。 NNの方はBIOSによって8GB程度までハードディスクを認識できた記憶があります。両ボードとも、スペックシート上はV30もサポートしているように見えますが、なぜかまったく動きません(涙)。今は復活したDO用にV30対応ボードを探しているところです。

(K)

今週の活動報告(2015/12/06)—その2 PC-9801UVドライブ復旧

さてさて、オールドPCの二台目 PC-9801UVのドライブについて報告します。

購入時から第二ドライブが故障して読めなくなっていましたが、どうもPC-9821世代のドライブ(FD-1138Tなど)の故障と比べるとなんだか不思議な挙動をしています。
症状は単純に第二ドライブをBIOSレベルで認識してくれないというものですが、中を開けるとヘッドが0トラックとは違うところで固着しており、これを直すとBIOSから認識するという状態でした。(でも、OSから一度でもアクセスしようとするとヘッドがまた変な位置で停止して元の状態に戻る)

なんだか機構的な不具合が電気的、システム的(BIOS認識)に影響しているようです。
はっきりとしたものはヘッド周りの固着についてだけなので、取り急ぎドライブを分解清掃して組みなおしをしたところ、ケロっと直ってしまいました。

まぁ、なにはともあれ・・・ということで修理完了です。

最後に残ったメンテナンス箇所である電源ユニットも点検します。

電源部

初めて中を開けるのですが非常にきれいな状態です。
もともとこの機体はきれいだったのですが、ファンが付いていて空気を排出している電源部にほとんど埃がないので、使われていた期間が非常に短かったものと改めて思います。
恐らく、ドライブが早々に固着して故障したのでそのまま眠っていたのでしょうね。

(K)

今週の活動報告(2015/12/06)—その1 PC-98DOコンデンサ交換完了

会長です。
だいぶ更新が滞っていて申し訳ありません。師走からばたばたしており更新できておりませんでした。

活動自体は行っておりましたので、順次アップします。

まずはPC-98DOネタから。

前回まで、大きなコンデンサを中心に交換を行いましたが、今度は比較的小さなコンデンサを交換していきます。
16uF, 4.7uFクラスの小さなコンデンサは大きいものがくっついているところと比較してパターンが小さく、順調に交換が進みます。(よかった~)
コンデンサ交換

しかし、そんな油断に天罰が下ったのか・・・なんと、最後の最後でコンデンサが一個足らないことに気がつきました。
それはYM2203の近くにある小さなコンデンサでした。
もともと、未実装のコンデンサパターンもたくさんあるので、そこもその一つかと思っていましたが、ハンダの状態を見ると明らかに最近取り外している。。。記録として付けていたエクセルシートのリストと照合しても一つ足りません。
この状態でくみ上げて電源を入れるとスピーカーから音が出ない!
ノー、どうやらスピーカーへの直列コンデンサだった模様。ぐはっ。痛い。
仕方ないので既に金属クズ箱に突っ込んでいたコンデンサを全部拾い上げて答え合わせを行います。

なんと情けない。。。
30分ほどの格闘(?)で、ようやく脱走兵(っていうか、会長が見落としただけですが)を捕獲。
4.7uF 50Vのコンデンサが抜けてました。

手持ちのものでちょうどよいものがあったので、最後に取り付けて完了です。

教訓 取り外した部品とリストはダブルチェックするべし

これで時計保持用のバッテリ以外は修理が完了しました。

(K)