どうも、まさです。
大変お久しぶりです、最近レトロPC・・・というか、PDAの修理記事となります。
「なんでPDAを?」と思われるかもしれません、そりゃそうでしょう。
回答:好きなんだからしょうがないじゃん。
今回のネタはこちらになります。
シャープPDA、PI-5000となります、PIシリーズザウルスの三代目だったかと思います。
8BitCPUですが、大学生協向けポケコンと同じCPUアーキテクチャが採用されており、AddinBASICによりユーザー製アプリも多く作成されました。
(それで遊びたいが為に購入した・・・が理由でもありますが)
さて、このPI-5000ですが販売時は1990年代半ばの為2点ほど問題が発生しております。
1.高級感を出すために塗布された塗装が劣化しベタつきが発生している
(俗に言うプロテイン塗装の劣化)
2.液晶の大部分が黒く変色している
(液晶の問題で有名なビネガーシンドローム)
今回は複数回に分けてPI-5000で遊べるよう(使えるよう)に修理していきます。
裏ブタを外しメインボードの裏側です。
金属フレームの部分はシャープ電子手帳などでも使われている各種機能拡張カードのカードスロットです。
金属フレーム等を淳に外していき、筐体からメインボードを取り出します。
まずは上記写真と同じメインボードの裏面、御覧の通りとくにLSI等はついてません
続けてメインボードの表面、こちらにはCPUやメモリ等各種LSIのほか液晶やタッチパネルを制御するパット・コネクタがあります。
ついでに液晶まわりはこんな感じ。
タッチパネル・液晶と電池ボックス?を含むザウルスの強度を保持するための内部フレーム・・・骨格?がセットになっています。
うーん、液晶ビネガーがひどいですがまずは筐体のプロテイン塗装剥しを優先します。
プロテイン塗装剥しにはほかの皆さんの作業logにも書いてありますがキッチンマジックリンを使います。
筐体にマジックリンをふりかけしばらく放置・そのあとに歯ブラシ等を用いてゴリゴリと『洗浄』、水道で洗い流します。
2~3度ほどマジックリンふりかけ・洗浄・洗い流しを行うと塗装の除去が完成、乾燥させます。
乾燥後に念のため塗装が残っていないか確認して液晶以外を仮組します。
綺麗になりました、正直私としてはプロテイン塗装塗布しない方が「良い」と思うのですが・・・まぁ、これは人によりますね。
次回、ビネガー修理に続きます。