今週のプチ活動報告(2023/04/10) — HiSE/LSEモータ車デコーダの動作解析

かいちょうです。

久しぶりにDCCデコーダの記事をお伝えしたいと思います。
今回はモータデコーダです。一昨年に作ったモータデコーダの特性改善のため、各部の動作状態を確認します。

今回作った基板は小田急HiSE/LSE用向けなので非常に小さく、測定用のPADが設置出来なかったので配線を生やすことにします。

この格好だと車両には入れられなくなるので、ハンドバイスでモータ車の下回りを押さえて測定します。

プローブを接続して電源を入れて回してみます。

本当は線路上に乗せて走行させたいところですが、ローラもないのでまずはこれで我慢です。

今日は短いですがこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2023/03/19) — ベビーカーの骨修理

こんにちは。かいちょうです。

本日は工作と言うより日曜大工の延長みたいなネタですがお送りしたいと思います。

我が家にあるベビーカーですが

子供が強く引っ張ったことが原因で背もたれの上部を支える樹脂製の骨が曲がってしまいました。
このままでも即座になにか問題が起こるとはなく、骨の上に厚手のカバーが掛かるので折れたところが見えもしないのですが、なんとなく曲がっているのが分かるので直したいなと思いチャレンジです。

修理に使うのはこちらにある傘の修理キットと・・・

そしてみんな大好き(?)カラータイです。

傘の修理キットだけではうまく固定が出来ないので、上から補強も兼ねてタイで締め上げます。

ちょっと強引な修理ですがこれで機能的には問題なく、これ以上悪化することもないだろうということでよしとします。

最近いろいろありまとまった時間が取れておらず・・・こんな箸休めネタですみません。

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2023/2/4) — KDP出版のこと

 こんにちは。かいちょうです。

今日は工作ではなく、KDP出版のお話をちょっとだけ。。。

ご存じのように弊サークルの技術情報誌(以下技報)はコミケなどで頒布をさせていただいておりますが、Amazonでも電子版(Kindle Direct Publishing:KDP)を頒布しています。

例年、コミケ終了後にKDP版を作るのですが、この作業がちょっと大げさですが一大事です。

紙媒体の元原稿から電子書籍へ変換し、KDPサイトに登録していくのですが・・・

何が問題って・・・大体一年に一度ぐらいしかやらないので手続きを忘れてしまうんです(笑)

その都度思い出しながら変換を掛けたりフォームに記入したりするのですが、しばらくすると過去の冊子と微妙に細部が異なってしまっているとかに気づきます。

今回、別冊Vol.2を出すにあたり、主に見やすさ、Webリンクの見せ方と張り替えなどを中心に過去版も含めて更新を行ったのですが、これが何時間もかかっています。

既にAmazonをご覧の方はお気づきかもしれませんが、過去KDP出だしている4冊分(Vol.8, 10, 別冊2冊)が全部1月に更新されています。

今後はそういった差異が出ないように手順書を作ることにしました。(いまさらかい)

ただ、Webリンクなどはどうしても相手先都合で変わってしまうので、数年間全く更新しないというのは難しそうです。

電子書籍はプラットフォームとして素晴らしいと思うのですが、維持するのはそこそこ掛かるっと思う今日この頃です。

(K)

今週のプチ活動報告(2023/1/21) — 運転台コレクションのNゲージ化 失敗談

こんにちは、かいちょうです。

年始でまだ工作そのものに取りかかれないので少し昔の失敗談をご披露したいと思います。
年末に頒布開始した別冊 Vol.2で特集した鉄道模型用コントローラですが、実は基板を2回起こしています。その1回目の模様をちょっと番外編としてお伝えします。

1回目の基板起こしも慎重を期して印刷した紙を実機にあてがってサイズ確認を行ってました。プリンタで印刷した紙をティッシュペーパーの箱に張ってカッターで切り取ります。

こちらが交換予定の元基板。台座から一度外します。

このような形で入れ替えて干渉などがないかを見ていきます

最初の基板ではACアダプタ用のDCジャックを実は基板に直接付ける形にしていました。この紙を使った現物合わせでは入りそう・・・だったのですが、2回目にはこの設計を止めました。
理由は、穴開けやDCジャックを入れるために筐体を大きく削らないといけない為・・・。

現物合わせをしてもやっぱり一度本物で組まないと細部は分からないもんだな~というお話でした。

今日はこの辺で

(K)

既刊:別冊Vol.2 鉄道模型コントローラ開発特集

ヨシノローテック技報 別冊 Vol.2 鉄道模型コントローラ開発特集

別冊スペシャル版第二弾
7年ぶりの別冊は完全新作として鉄道模型コントローラの開発を特集。
リアルな造形のガチャガチャおもちゃを思いきり弄って鉄道模型のコントローラにする過程をお届けします。
仕様不明な音声ICと極小の筐体に苦心するも新規採用のRL78/G11マイコンでDCCも見据えたシステムを構築しました。

主なコンテンツ
STEP1 開発コンセプト
STEP2 実現性検討
STEP3 回路設計とレイアウト
STEP4 プログラム開発
STEP5 基板設計と筐体加工
STEP6 動作確認と発展

発行:
2022年12月31日第一版発行
2023年1月15日第二版発行
ページ数:A5相当 52ページ
初頒布:コミックマーケットC101

Amazon Kindleで電子書籍版ダウンロード頒布中!
BOOTHで本頒布中!

コミックマーケット101ご来場ありがとうございました

こんにちは。かいちょうです。

本日は、コミックマーケット101弊ブースにお越しいただきましてありがとうございました。

当日は予定していた内容は変更させていただきましたが新刊を頒布させていただくことができました。

準備がそろっていないため、後日となりますがAmazon Kindleでも頒布をしたいと思いますので、ご期待ください。

今後も活動を継続してまいりたいと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。

(K)

コミックマーケット101に出展します

こんにちは。

お久しぶりです。会長です。

11/11に公開されましたが、当サークルヨシノローテックはこの度、コミックマーケット101に当選することができました。
コロナ禍前ですと夏が相場だったのですが、ここ2回は冬の参加となります。

31日 土曜日 西地区 “す” ブロック18b

になります。

で、申し込みをしておいて申し訳ないのですが、当初カタログにて告知しておりました、以下の内容
・TOMIX小田急ロマンスカー電気連結器後編(モータ車)
・レトロPC PC-286NFビネガー症候群修繕
については、諸般の事情(物品手配の難航、活動優先順位変更、新アイテムフォーカス)により今回の技報では取り上げが難しくなってしまいました。

まだ決定ではございませんが、今回の技報につきましては、技報別冊スペシャルとさせていただき鉄道模型コントローラ開発についての記事を執筆させていただきたいと考えております。
カタログ記載の内容についてご期待頂いていた方には大変申し訳ございませんが、新しい内容について期待頂けるようでしたら、コミケ会場にてお会いできればと思います。

本Webページでも逐次(といっても直前だと思います。すみません)情報をアップデートしたいと思います。

取り急ぎ、コミケ参加と記事内容についてのご連絡でした。

今日はこの辺で(K)

今週のプチ活動報告(2022/10/30) — 運転台コレクションのNゲージ化 その2

こんにちは。かいちょうです。

前回からちょっと時間が空いてしまいましたが、引き続き運転台コレクションのNゲージコントローラの検討を進めます。

ホール素子がダメだったので原点に戻り小さなボリュームを探してみました。しかし、入るようなものが見つからず、どうしようかなと思っていたところに手持ち部品で最有力になりそうなものが見つかりました。

それは、反射型フォトリフレクタ(ROHM製のRPR-220)です。光を出すLEDと反射を見るフォトダイオードが組み合わされたものですが、ライントレースカー工作の残りがあったので試しにコントローラ下部にあてがったところ、ハンドル角にだいたい合うような特性を得ることができました。

 

サイズ的にも十分入りそうです。

こちらはテープで仮止め実験をしたものですが、ハンドルを一番上から下に下げると大凡4.8V<–>1.8Vの範囲で信号が得られました。これだけあれば十分でしょう。

大きな問題だったハンドル角検出がクリアになったので、基板を設計することにしました。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/09/11) — 番外編 K12マーチ サイドマーカカバーの修繕(車)

こんにちは。かいちょうです。

本日は我が団体では珍しい(?)車修繕ネタを報告したいと思います。

大分経年がいった我が家の車、Nissan K12マーチのサイドマーカカバーが外れてしまいました。
最初は左側が取れてしまい、レンズも見つからないので本体ごと交換をしたのですが、交換したその日に今度は右が外れるというコント見たいな状態に・・・

もうお金を出して部品を手に入れて直すのが面倒になったので自分で治すことにしました。
こちらが台座の部分です。時代としてまだ豆球だったのでカバーが取れて完全に球がむき出しになってしまいました。

今回はドイトで売っている安い瞬間接着剤でくっつけます。

まずは、薄い板(接着剤のカバー)を横に差し込んで押します。すると軽く中身が表に出てきます。

電球部だけくるっと回すと取れるのでそれを残して一旦室内に戻って状態を見てみます。

こちらが外れてしまったレンズです。ぱっと見ると爪でくっついているように見えそうです。

が、受け側見てもそれっぽい爪はありません。

で、レンズの端を見てみると接着剤の跡のようなものが・・・元々接着剤でくっついていたのがこれで確定です。古い接着剤が紫外線などで劣化して接合が維持できなくなったんですね。

このままでは上手くくっつかないので、ドライバの先端を削ってキレイにします。

キレイになったところに接着剤を流し込み、

本体をくっつけます。

しばらく放置して硬化すれば完成です。

既に経年車なので至る処の部品、特に樹脂系が壊れてきます。この部品は1000円ぐらいなのでたいしたことではないですが、ちょっとした修繕でうまく出来たらよいですね。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/08/31) — 運転台コレクションのNゲージ化

こんにちは。会長です。

今日は先日の鉄道ガチャガチャネタをさらに進めたお話をしたいと思います。

運転台コレクションがNゲージのコントローラになったらいいな・・・と前回書いたのですが、その思いに火がついてしまいました。(笑)
なんとか実現しようと考え始めてしまいました。

実現する上で追加が必要なコンポーネントとしては、主にモータドライバ、全体制御をするマイコン、としてハンドル角を検出するためのセンサがあります。前2つはこれまでのDCC開発で培ってきた資産があるのであまり難しくありません。問題は最後のセンサです。

鉄道模型を自在に制御するのであれば、ハンドル角に応じた速度制御を行いたいのですが、鉄道運転台コレクションは一杯に倒したときに音が鳴ればいいや・・・という仕様なので角度検出ができるような機構がありません。

これをどうアイデアで実現するか、実験も行ってみたので報告したいと思います。

選んだのは秋月で売っているソニー製ホール素子DM-106Bです。一つ50円なり。


このセンサはTO-92のような形をした小型品で、内容積が小さい今回の運転台にぴったりです。さらに、センサの出力がアナログタイプなので、無段階の出力が得られるという期待もあります。
(ホール素子で多いのはどちらかというとヒステリシス付のデジタル出力で今回の用途には合わないと思いました)

センサと本体を並べてみます。中の基板は乗っ取りで変更する予定なのでセンサを取り付ける部分がないのは問題になりません。

実際にリミットスイッチの近傍においてみました。小型なので入りそうに見えます。リミットスイッチの頭とほぼ同じサイズです。

ハンドル側との位置合わせもしてみます。ハンドルの下部に小さな磁石を付けて、その反応をセンサで取ろうというという発想です。

早速、手持ちの磁石で出力がどの程度変化するかを確認してみます。この磁石は台所の換気扇フィルタ固定用で、鉄板から指ではずそうとすると難儀するほど強力です。
センサの出力は上側と下側に磁気によって変化する抵抗があり、磁気がない場合は入力された電圧のちょうど半分が出る仕様になっています。そこで、5Vの電源を掛けて、磁石が当たったときにどのくらいその電圧が変化するかをテスタで確認することにしました。

こちらは、磁石を当てていない時の電圧です。スペックでは入力電圧の半分ですが、ほぼほぼぴったり2.499Vが出ています。これに磁石を当てると

確かに0.009V下がりました。しかし、これではあまりにも変化量が少ないです。
実際、ハンドルの下部に付けたとすると物理的には数mmの変化になるわけですが、数mmの変化だともっともっと電圧の変化量が小さいわけで・・・OPampで増幅しないとダイナミックレンジが確保できそうにありません。
それに、何度も動かしていると、同じように磁石の位置を変化させても不安定な出力(同じ値にならない)です。これはダメかも。

そもそもこのホール素子のアプリケーションは回転検出のようなものだったので、絶対的な磁力をDC的に計測するのには向いておらず、AC的に変化するようなものでないとダメなのかもしれません。(そう考えるとデジタル出力が多いというのも納得です)

というわけで、最初のホール素子は失敗になってしまったのですが、めげずに次なるアイデアを考えていきたいと思います。

今日はこの辺で

(K)