New release:Let’s make Realistic Railroad model controller – Yoshino Lowtech Technical report RL78 micro craft separate volume 2 (English Edition)

This book is the first English book for us.

A cool & miniature model from Japan, Named “Gacha Gacha”
This time, picked up about the process of turning a Realistic Gacha Gacha into a railroad model controller as this article.
Although struggled with an audio IC with unknown specifications and an extremely small enclosure, were able to create an unique and realistic controller with DCC in mind using the newly adopted RL78/G11 microcontroller and motor driver IC.

Table of contents
STEP1 CONCEPT OF DEVELOPMENT
STEP2 FEASIBILITY STUDY
STEP3 CIRCUIT AND LAYOUT DESIGN
STEP4 PROGRAM DEVELOPMENT
STEP5 PCB ASSEMBLY AND ENCLOSURE PROCESSING
STEP6 CHECKING OPERATION AND FUTURE

Issue Date:
First English edition published on March 24, 2024

Distributing e-book ver. on Amazon Kindle!

今週のプチ活動報告(2024/02/04) — 今時の78K環境維持について

しばらく時間が空いてしまいすみません。かいちょうです。

いろいろ繁多で書こうと思っていては時期を逸するというのを繰り返したら年が明けてました・・・。

さて、本日は最近の78K開発環境についてちょっと書いてみたいと思います。

ご存じな方もいらっしゃるかもしれませんが、コロナ禍のちょっと前に当サークルで使うメインのマイコンは78K0S/Kx1+からRL78に変更していました。

最も大きな理由の一つはDCC用のプログラムが肥大化してきてROM/RAMが厳しくなってきたことですが、他の理由としては、開発環境の維持がありました。
78K0シリーズは開発環境が64bit Windowsにも対応していたのですが、さらに古い78K0Sシリーズは例えば対応するIDEがPM+というさらに古い時代で32bit Windowsにしか対応しておりません。

実際は無視してPM+自体は動かすことができなくはないのですが、実はデバッガ(MINICUBE2)が使用できないという問題が発生します。
これは、64bitのデバッガのデバイス情報を認識することができないという問題なのでどうにもできません。唯一の方法はVMwareなどでWindows7やWindowsXp環境を構築しておくこと・・・・。だったのですが、上記のROM/RAM容量の問題もあったので移行することにしました。

さて、なんでこのような話を出したかというと、昨年のコミケットC101で78Kシリーズの古い環境について悩まれている同志の方に出会ったからです。その方は、78Kマイコンを使ったセットを再生産しなければならなくなったが、フラッシュプログラミング関係の情報をどう見つけてよいか分からず困っている・・・っとお話をされていました。

古い製品はデバイスを見つけることも困難なケースがありますが、それ以上に開発環境の情報を見つけて維持するのが困難になりつつあります。そんなお困りごとのお話にインスパイアされまして、今回(っといいつつもう半年前になってしまいましたが)、「令和5年版78K・RL78移行ガイド」という特集をVol.9に追記し、Kindleとしてリリースをしました。

この記事では、78K0S, 78Kシリーズについて、製品ごとにEOL/継続生産の状況とツールの組み合わせや入手の方法について解説しています。また、RL78に移行する場合の移行先製品や実例でどのくらいパフォーマンスが上がったか・・・などについて触れています。

もし同じような事で困っている方がいらっしゃるようでしたら、ご覧いただければと思います。

今日はこの辺で

(K)

 

RL78のArduino開発環境の変化(2023/05/29)

こんにちは。

最近工作が出来ていないのですが、気になることが出てきているのでちょっと書いてみます。

ご存じのように、当サークルでマイコンを使う場合、78K系かRL78またはArduinoを使うことが多いです。

そして、RL78にはArduino互換の開発環境が以前よりありまして・・・。
例えば、GR-KURUMI, GR-Cotton, GR-ADUKIといったもので、マイコンにRL78/G13を使ったボードでした。

これらは、どちらかと言うと本流のボードとは別にGadget Renesas Projectから派生したもので、基本は専用のIDE(IDE for GR)か通常のRL78の開発環境(CS+, e2studio)で使います。
(※当技報Vol.4, Vol.8などで特集してたりします)

第二世代RL78/G2xシリーズが2021年出て、公式の評価ボードがArduino互換タイプになってから、本家Arduino IDEでも使えるように、ボードマネージャのJsonファイルが提供されてきました。

ところが、最近、Arduino IDEがVer.2.0になった頃から、Jsonファイルを手動で入れなくてもIDEにRL78のボードが出るようになりました。

こちらのBlogを見ると、どうやら標準で出るように変わったようです。

さらに検索してみると、海外の記事ですが、「RL78/G22とG23もサポートされた」と読めるものがありました。

GR-KURUMIのリリースから長い時間が経ちましたがどうやら本当に本家の仲間入り?を果たしたようです。

Arduino UNOはATMEL(現Microchip)のATmega328Pなのでアーキテクチャが違うため、ネイティブなコードは移植必要ですが、純粋なC++のコードであれば本家と同様に使えるようになって来るのかなと感じたこの頃でした。

長々と文字だけ書いてしまいましたが、今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2023/1/21) — 運転台コレクションのNゲージ化 失敗談

こんにちは、かいちょうです。

年始でまだ工作そのものに取りかかれないので少し昔の失敗談をご披露したいと思います。
年末に頒布開始した別冊 Vol.2で特集した鉄道模型用コントローラですが、実は基板を2回起こしています。その1回目の模様をちょっと番外編としてお伝えします。

1回目の基板起こしも慎重を期して印刷した紙を実機にあてがってサイズ確認を行ってました。プリンタで印刷した紙をティッシュペーパーの箱に張ってカッターで切り取ります。

こちらが交換予定の元基板。台座から一度外します。

このような形で入れ替えて干渉などがないかを見ていきます

最初の基板ではACアダプタ用のDCジャックを実は基板に直接付ける形にしていました。この紙を使った現物合わせでは入りそう・・・だったのですが、2回目にはこの設計を止めました。
理由は、穴開けやDCジャックを入れるために筐体を大きく削らないといけない為・・・。

現物合わせをしてもやっぱり一度本物で組まないと細部は分からないもんだな~というお話でした。

今日はこの辺で

(K)

既刊:別冊Vol.2 鉄道模型コントローラ開発特集

ヨシノローテック技報 別冊 Vol.2 鉄道模型コントローラ開発特集

別冊スペシャル版第二弾
7年ぶりの別冊は完全新作として鉄道模型コントローラの開発を特集。
リアルな造形のガチャガチャおもちゃを思いきり弄って鉄道模型のコントローラにする過程をお届けします。
仕様不明な音声ICと極小の筐体に苦心するも新規採用のRL78/G11マイコンでDCCも見据えたシステムを構築しました。

主なコンテンツ
STEP1 開発コンセプト
STEP2 実現性検討
STEP3 回路設計とレイアウト
STEP4 プログラム開発
STEP5 基板設計と筐体加工
STEP6 動作確認と発展

発行:
2022年12月31日第一版発行
2023年1月15日第二版発行
ページ数:A5相当 52ページ
初頒布:コミックマーケットC101

Amazon Kindleで電子書籍版ダウンロード頒布中!
BOOTHで本頒布中!

コミックマーケット101に出展します

こんにちは。

お久しぶりです。会長です。

11/11に公開されましたが、当サークルヨシノローテックはこの度、コミックマーケット101に当選することができました。
コロナ禍前ですと夏が相場だったのですが、ここ2回は冬の参加となります。

31日 土曜日 西地区 “す” ブロック18b

になります。

で、申し込みをしておいて申し訳ないのですが、当初カタログにて告知しておりました、以下の内容
・TOMIX小田急ロマンスカー電気連結器後編(モータ車)
・レトロPC PC-286NFビネガー症候群修繕
については、諸般の事情(物品手配の難航、活動優先順位変更、新アイテムフォーカス)により今回の技報では取り上げが難しくなってしまいました。

まだ決定ではございませんが、今回の技報につきましては、技報別冊スペシャルとさせていただき鉄道模型コントローラ開発についての記事を執筆させていただきたいと考えております。
カタログ記載の内容についてご期待頂いていた方には大変申し訳ございませんが、新しい内容について期待頂けるようでしたら、コミケ会場にてお会いできればと思います。

本Webページでも逐次(といっても直前だと思います。すみません)情報をアップデートしたいと思います。

取り急ぎ、コミケ参加と記事内容についてのご連絡でした。

今日はこの辺で(K)

今週のプチ活動報告(2021/12/18) — TOMIX LSE ヘッドライトユニット仮組み込み&点灯実験

こんにちは。会長です。

新設計したLSEのヘッドライトユニットに部品を乗っけて光り方の確認をしたいと思います。
(他の部分:中間車、先頭車、モータ車の室内灯部(DCC部)はまだ一部基板がそろっておらず、組むことが出来ません。。。)

こちらが基板と取付予定のテールライト(サイドエッジタイプの赤LED)です。今回の基板では、テールライトを両側に1つづず、真ん中に広角度な温白色のLED(サイドエッジタイプ)を置くことを想定しています。

やや部品が多いように見えるのは、電流制限抵抗とコネクタ、テストパッドがあるからです。制御する基板側(DCC部)がないので、リード線を直付けして安定化電源から電圧をかけてみます。

こちらがヘッドライトです。抵抗値は確か1kΩをチョイスしましたが、12Vでは明るすぎました。強力すぎて、サイドエッジタイプなのに上面の座席からも色がでてしまっています。

続いて、テールライトです。テールはほんのり光ればよいか・・・と思って、10KΩにしたのですが、これは暗すぎですね・・・。ただ、それでも座面から色が透けて出ています。元々の光量であれば全く問題がなかったのでしょうが、テールもヘッドライトもこの調子だとアルミかなにかの遮光版を座面と基板の間に入れる必要がありそうです。

今回の試し組で抵抗定数と遮光版の検討が必要であることが分かりました。実際に組み込む前に分かったので良かったですが、まだ細かい調整が必要そうです。
C99まであと二週間、残った基板が多数あるのですが、作業を加速して次週に組み上げた様子をご覧いただこうと思います。

それでは今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/12/11) — TOMIX LSE 塗装工程終了

こんにちは。会長です。

塗装工程も終盤です。今日は、仕上げとして余分なところにある塗料を除去し、仕上げ材としてクリアを吹き付けた様子を報告します。

はい。これが最初にマスキングした座席の様子です。マスキングを剥がしたら最初に塗った赤もガッツリとマスキング部に浸透していることがわかりました。手間が数倍掛かって修正するのもさらに手間・・・が、仕方がありません、他と同様筆塗で床上面を全部塗ってしまいます。

作業スペースの様子です。複数のトレーを使って筆塗の最終修正前、修正後を置き分けます。
※(このトレーは郵便物の再利用品なので淵に赤いビニールがくっついていますが、塗料ではありません)

上面の最終修正が終わったら、今度ははくり液を使って座席裏面の余分な塗料をぬぐい取ります。
これをやっておかないと床板と車体に塗料が移ってしまいます。

そしてこの、つや消しクリア(TOP COAT)で表面を保護します。これまで、アクリル系、エナメル系を筆塗してきましたが、今回はスプレーで一気に行きます。

周囲をしっかり養生して、適度な距離から吹き付けます。
これにて塗装完了です。
次は届いた基板を組み上げて実際の動作の様子を見てみたいと思います。
記事を書きつつ急いで作業を進めます。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/12/04) — TOMIX LSE 枕カバー塗装の結果

こんにちは。かいちょうです。今日は塗装の進捗をご報告したいと思います。

以前ご報告したように、最初の一枚だけはマスキングをして塗装。それ以外は下地となる赤(=座席モケット)は筆塗り直で・・・という形で進めてきました。
今回、モケットだけでなく枕カバーも再現したいなと思ったので、座席をマスキングしたものに同じくマスキングして枕カバーを塗ってみたいと思います。

早速マスキングして塗ったのがこちらです。一見きれいにできていると思いますが・・・いざ、マスキングを剥がしてみると・・・

こんな感じになりました。遠目でもバリバリに剥がれているのが目につきます。下地はエナメル系塗料。上地となる枕カバーはアクリル塗料だったのですが、割れが激しい。

ズーム撮影するとさらに無残です。マスキングの部分を通じて浸透してしまった上に、マスキングと一緒に剥がれてしまったところも出て全然奇麗じゃありません。これはマスキングしないで直接細筆で塗った方がいいんじゃないかと思ってきました。

で、実際、模型が得意な人に聞いた必殺の筆で塗ってみました。右が先ほどのマスキング版。左がマスキングせずに直接筆塗したものです。明らかに直接筆塗の方がきれいですね。(でも、拡大して見ないでください・・・)

ということで・・・わざわざ買って、張り付けたマスキングは以後使わないことにしました。。。
こういうのも経験と知識と技術ですね。。。

そろそろ基板を組み合わせて記事用の写真撮らないと・・・。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2021/11/20) — TOMIX LSE ヘッドライトユニット基板 & 塗装進捗

こんにちは。かいちょうです。

コミケ参加が決まって大わらわな中ですが、時間を見繕って、作成したヘッドライトユニットの簡単なご紹介と塗装の進捗をお見せしたいと思います。
純正のヘッドライトユニットは緑色LEDでテールランプなしだったのですが、これでは悲しいので新規に基板を起こすことにしました。

で、作成したのが下の基板です。

まだ基板だけの状態で部品を実装していませんが、こちらにLアングルの白色LEDと赤色LEDを搭載することを想定しています。
制御はこの基板ではなく、車体上部に取り付ける室内灯付きデコーダから行う構成です。
そちらも後日ご紹介したいと思います。

さて、塗装の進捗ですが、最初のシートはマスクをしたのですが、塗料の浸透が激しい上、めんどくさいこともあり、二枚目以降はマスクせずにダイレクトに塗っています。
本当は通路部分とかは別色にしようかと思っていたのですが、車外からはあまり見えないのでいいかな・・・っと。

どっちの方が綺麗に仕上がるかはあとでわかる!っということでどんどん進めます。

このペースで間に合うのか???

今日はこの辺で。

(K)