今週のプチ活動報告(2022/03/06) — PC-286NF SMD-1000 フロッピィディスクドライブの再修理1

こんにちは。かいちょうです。

今回は前週に続いてPC-286NFの修理を行います。
液晶は表面の偏光板と接着層を剥がしたのですが、背面の偏光板と反射層が今の時点では剥がせないのでとりあえず保留します。次はまたしても故障してしまったフロッピィディスクドライブを修理します。

以前、Vol.5.1にて修理を行ったときは漏れたコンデンサを撤去し、電解液で侵された基板を磨いたら復活できたのですが、今回はコンデンサが漏れているわけではなく、バッテリ液が付着してやられてしまったようで、スピンドルモータすら回転しません。仕方がないので、ドナーの機体を用意し、ニコイチを狙います。

オークションサイトなどではたまに286NFが出回ることがあるので、よくよくウォッチしていたところ、続けて二台をゲットしました。我が家に三台そろったので記念撮影?をしてみます。

手前が私の機体。後ろの二台がオークションで入手した二号(左), 三号(右)

令和も四年を数えるこの年に、昭和時代のV30プロセッサを搭載したノートが同じ部屋に3台もあるというこの狂った状況奇跡。。。

感動(?)している状態ではありません。早速フロッピィディスクドライブを取り出さなければいけません。
その前にちょっとだけこの二号機と三号機の説明をしておきましょう。
二号機はアダプタ付きでオークションで入手したものですが、見ての通りビネガー症候群にやられています。実はフロッピィディスクドライブも死んでまして、スピンドルモータも回らないという状態です。
三号機も同じくアダプタ付きでオークションで入手したものです。ディスプレイは見た目生きているようで、最初はこれを液晶のドナーにしようと思っていました。が、なんと起動させてみると下部にライン抜けを発生させていて使い物にならないという残念な機体でした。フロッピィディスクドライブも二号機と全く同じ状態。
よって、三台もありながら液晶もフロッピィディスクドライブもまともな機体は一つもないという有様です。

取り出したEPSON SMD-1000形フロッピィディスクドライブ。これが同じ場所に3台あるというのもおかしいですね。。。
トップカバーを外してみると、やはりオークション組の二台は盛大にコンデンサをお漏らししていました。
一号機のフロッピィディスクドライブも動かないので整備のために基板を取り外します。

取り外した基板を並べた様子。この基板はコンデンサが枠にひっかかるため、基板を外すためにはコンデンサを半田で外す必要があります。

取り外した二台分のコンデンサです。お尻(下)から盛大に漏れて周囲に漏らしていました。

前回同様、基板洗浄と新品のコンデンサに交換を実施します。続きは次週行います。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/02/26) — PC-286NFビネガー症候群の修理

こんにちは。かいちょうです。

今回は、またレトロPCの修繕の様子をお伝えしたいと思います。
対象は以前にちょっとご紹介したことがあるEPSONのPC-98互換機 PC-286NF(note F)です。
このPC-286NFは、以前Vol.5.1でFDDを修理して以来、押し入れで保管をしていたのですが、気が付いたらレトロノートPCの宿命であるビネガーシンドロームを発病していました。同じ場所に保管していた3台のノートのうち他の2台も巻き添えに。。。

ビネガー症候群(ビネガーシンドローム)は、液晶に取り付けられている偏光板や反射板が経年劣化で加水分解され酢酸が析出する現象で、透明度や反射度が失われてしまう問題です。
既に2000年頃のPCでも保管条件によって発病しているという記事をネット上では見たのですが、20年生きてきたこのPCは大丈夫だと根拠なく思っていました。
全く大丈夫じゃなかったわけです・・・。

画像で見て頂いても分かる通り、真っ黒になってしまい画面が見えません。
おまけに、一度修理したFDDも再び漏れてしまったバッテリ液でやられてしまい、満身創痍に逆戻りしてしまいました。

もう一度元の状態に戻すべく、まずは液晶の修理の検討を行います。

こうなってしまった液晶の修理は基本的には二通りしかありません。全く同型の液晶に交換をするか、ビネガーシンドロームになってしまった偏光板を交換するかです。
後者はあまりにも難易度が高いので、まずは同型液晶の交換を目指し、中古の機体を探しました。
PC-286NFの液晶はバックライトがない反射型の液晶で、初期のノートであるためか、他機種で使っているのを見たことがありません。可能性が高いのはPC-286Exectiveですが、こちらはPC-286NFよりレアのようで見つかりません。数か月かかってなんとか同じPC-286NFを二台手に入れたのですが片方は同様にビネガーシンドロームになっており、片方はまさかのライン抜けで死んでました。

こうなっては仕方がない・・・ということで、禁断の?偏光板交換にチャレンジしてみることにしました。高校生のころから開けたことがない液晶部を分解していきます。一発目で外枠をあけたのがこちら・・・。バックライトがないため、CCFLインバータもなく非常にシンプルな液晶です。ここまでの分解はらくらくでした。

偏光板は一番上の層に接着剤でついているのでカッターで剥がしていきます。噂で聞いていた通りですが、鼻がひん曲がりそうなほど酢酸のにおいがすごいです。やっとこさ偏光板を外しましたが、この時点で三時間近く経過。でも、まだ表面には接着剤が残っています。

今回用意したのは、東急ハンズやドラッグストアで買ったシール剥がしやエタノールとスクレーパーです。頑張って少しずつ取っていくのですが、スクレーパーが小さすぎてなかなか進みません。温めれば多少早くできるようになるかなと思ってディスポーサブルの手袋にお湯を入れるという迷走ぶり。。。


結局、表面の偏光板と接着剤を外すのに六時間ぐらいかかり、ようやくここまで取り除く事ができました。
まだ黒いシミのようなものがとれていないじゃないかと思われるかと思いますが、これは液晶層の後ろにある偏光板と反射板が原因で液晶の裏を同様に剝ぐ必要があります。

しかし、液晶の裏にアクセスするにはフィルムケーブルを取り外さないとアクセスできません。

今回はここで力尽きたので一旦休止したいと思います。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/02/19) — PC-98 FreeBSDサーバ復活

こんにちは。かいちょうです。

本日は久しぶりに我が家のレトロPCの話題をお届けしたいと思います。
昨年故障してしまい、復旧不能となってしまったPC-9821Ra40の件です。

以前修理を試みましたが、お手上げだったので、結局新しい同型機を手に入れることにしました。
あたらしい相棒はPC-9821Ra43!

PC-98アーキテクチャ最後のデスクトップ機です。いつかは欲しいと思っていた最後の98です。
(っと言っても、PC-9821Ra18/20から連綿と続く440FX+StarAlpha2 の組み合わせが継承されているのでRa40との性能差は33MHz分しかありません。でも、最後は最後)

早速見ていきましょう。

上がRa43, 下がRa40です。両者の発売時期は1~2年しか違わなかったはずですが、使用環境の違いか、Ra43はぴかぴかでまるで新品のようでした。う~ん。いいね。

さっそく、Ra40からドライブ類を移植します。両者の違いはCeleron400か433かの違いしかなく、メインボードも筐体もなにもかも一緒なのでさくさく移植することが出来ます。二台のハードディスクを移植、PCIにUIDE-133(98)を移植します。

4pin電源端子が足りないのでAT機用の二股を間に入れます。今となってはほとんどのドライブがSATAまたはM2になってしまったので、このコネクタも何れ廃れてしまいますね。。。

10分もかからず移植完了。電源投入をしてみます。

中に入っていたOS(FreeBSD)は何事もなかったかのように起動してくれました。さすがの互換性ですね。

特にこれ以上何かすることはないのですが、Ra43も新品同様に見えるとはいえ20年近い機種なので、いずれ運用ができなくなることを前提に、サーバデータの移動や、機体のメンテを検討しなければいけません。

レトロなPCを稼働可能な状態にする、データを失わないようにするというのは意外に手間暇がかかりますね。まぁ、それが趣味としては面白いところだと思うのですが・・・。続いてはもう一台のレトロPCの工作をお届けしたいと思います。

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/02/12) — HiSE/LSE先頭車デコーダのチューニング続き

こんにちは。かいちょうです。

先週に続いてチューニングを行います。
今手元にオシロスコープがない状態なので、何が起きているかを予想を立てて少しトライアンドエラー的に対策と効果を確認してみます。

まず最初に試したのは線路電圧を両線からの差分で測定する方法。作成した基板は、搭載されているマイコンRL78/G11のI/O端子から、片側線路のみ読み取る設計だったので、ちょっと強引ですがリード付き抵抗を使って両線をマイコンの空き端子にブリッジします。
プログラムも修正して両線の状態をマイコンから監視するようにします。しかし、多少安定したかなっと思う程度で実用域には程遠い感じでした。

続いて実施したのは、デコーダのMCU電源を安定化させるために容量追加です。取り急ぎ適当な100uFを付けてみました。
これは効果があったので、線路離線に伴うマイコン電源のふらつきが多少影響を与えている事がわかりました。が、これをそのまま採用するにはコンデンササイズが、車両搭載にはデカすぎますし、完全に誤判定がなくなったわけではなく不完全です。
やはりハード的な対策というよりソフト的な対策の方がよさそうです。
そこで、アナログモード時の判定アルゴリズムを変更。詳細は割愛しますが、これまでの単位時間での判定から、フィルタ処理を入れた上で判定する方法に変更をしてみました。
この変更で、ノイズがすごい、旧式のTOMIX 5001コントローラでもある程度まともな運転ができるようになりました。

改めて、DCCモードも含めて確認実験をしてみました。

こちらも新しいプログラムで問題なく動いているようです。(牽引というか、押しているのはHiSEの電動車)

この後、100uFを撤去しましたがそれでも大丈夫そうでした。

このようにプログラムをチューニングすることである程度なんとかなるケースだと助かります。
が、毎回プログラムを書き換える度にデコーダを車体から外すのは面倒なので、そろそろ線路からのファームウェアアップデートを考えなければと思っているところです。(技術的にはできるのですが、コマンドステーション側の環境構築とデコーダのソフト変更が面倒で二の足を踏んでました)

あとでオシロスコープが使えるようになったら、線路波形も測定してお見せしたいと思います。

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/02/06) — HiSE/LSE先頭車デコーダのチューニング

こんにちは。かいちょうです。

今日は昨年作成したHiSE/LSE用デコーダのチューニングを行いたいと思います。
ファンクションデコーダの場合、毎回作るたびにチューニングをしています。
具体的にはDCCで動いている時ではなく、従来型のアナログコントローラ動作時に対して行います。

アナログ動作時、デコーダがどちらに対して動いているのかを判定する必要があるのですが、様々な要因で誤判定することがあります。(DCCの時はデジタル信号をデコードしているのでこのような問題はおこりません)
他の製作者さんでも、アナログ運転は保証しないとしているケースもあるので、実は以外と難しい調整部分だったりします。

今回作ったデコーダもその症状が出たので、まずは解析とハード/ソフトでの対応を試みます。

まず、実験をしやすいように、空き端子にF0F, F0R確認用のLEDを搭載します。

このような形にすると、HiSE/LSEには搭載出来なくなる上、プログラムも頻繁に書き換えるので、別な人身御供実験しやすい旧車を引っ張ってくる必要があります。

今回抜擢されたのがこちら、30年選手のKATO クハ103(スカイブルー)です。このKATO 103系は技報Vol.3でも表紙を飾るほどDCC実験に参画しており、西武5000系レッドアローと並んで登場率が高い働き者です。常時、配線を接続できるようにすでに車内に端子を植えてあり、すぐに実験することができます。

実際に搭載した姿がこちら、まるでヤドカリみたいな感じですが、前述の通り書き換えができるようにするにはこの形が最適です。

ハードウェア的にはマイコンのI/O端子で線路電圧の状態を監視しているのですが、この端子が暴れている可能性を疑い、小容量のキャパシタ(9p)をのせてみます。


実験の様子がこちらです。直流安定化電源で安定した電源を線路に給電しているにも関わらず、ちょっと動かすと接触ノイズで進行方向を誤判定、ヘッドライト/テールライトが激しく入れ替わって点滅します。小容量キャパシタではダメなようなので、これから他の技も含めてチューニングを続けます。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2022/01/29) — TOMIX 現行2線式ポイント GR-KURUMIによる駆動

こんにちは。会長です。今回は現行のTOMIX 2線式電動ポイントをGR-KURUMIで動かしてみたいと思います。回路は同一ですが、プログラムでフォトリレーの開通方向を2線式に合わせて切りかえます。また、モータドライバも交流式ではなく直流式になるのでワンショットパルス波形を出す形に切り替えます。

早速動かしたときの波形が次の通りです。電圧はTOMIXのコントローラに会わせて12Vとし、TOMIXのポイント切り替え機と同じくらいの20ms励磁を行いました。こちらはすんなり動いてくれます。切り替えもスムーズです。流れる電流も小さいので、旧世代の3線式に比べて小さいエネルギーで動いてくれる設計になっていると言えますね。

電流波形はAC測定用CTなのであくまでも参考です。(おそらく正しくないでしょう)

2線式、および前回の3線式も連続で動かしてみましたが特に不具合もなくGR-KURUMI、モータドライバ、フォトリレーの組み合わせで動かすことが出来ました。よって、この組み合わせを基本的なコンポーネントとしてポイントコントローラを作れる・・・と判断しました。
まだいつ設計するかは決めていませんが、今後のアイテムとして少しづつ概要仕様を固めていきたいと思います。

次回はC99まで進めていたHiSE/LSE用デコーダのチューニングについて行いたいと思います。

それではこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/01/22) — TOMIX 旧3線式ポイント GR-KURUMIで矩形波駆動

こんにちは。かいちょうです。

こちら、前回の続きです。TOMIX 旧3線式電動ポイントをGR-KURUMIとフォトリレーおよびモータドライバで動かして、その時の電圧電流波形をオシロで測定してみました。

信号の流れ的には、GR-KURUMI–>モータドライバ/フォトリレー–>電動ポイントになっています。電圧電流を測るためにプローブも接続していきます。

GR-KURUMIは、Digital_write, wait関数を使ってポートを操作し、50Hz駆動を模した交流(実際は矩形波)がモータドライバから出力されるように、プログラムを作りました。3線式なのでポイントの操作方向を切り替えるときにはフォトリレーの導通を変更します。

こちら、電源に16Vを印加したときの波形です。ポイントは転換します。(励磁時間は本物の10倍ぐらいにしていますが、短くしても大丈夫でした)
波形は、一番上がモータドライバの出力部、真ん中がフォトリレーの出力、下が電流波形です。モータドライバが出力する電圧は矩形波なので、CTで取っている電流波形の頭はフラットになりません。(多分本物の電流プローブでも頭は平にはならない気がしますが)

今度は電源電圧を12Vぐらいまで下げてみました。波形の形は電圧が変わった分以外あまり変わりませんが、12Vだといくら励磁時間を長くしてもポイントは転換しません。電動ポイントのソレノイドは動き出すときに最もトルクが必要になるはずですが、12Vではエネルギーが足らず、動き出せないようです。ずっとほっておくと電動ポイントマシンが過熱してくるので、ほどほどで止めます。
元々のポイント用電圧が(負荷時に)17Vぐらいだったので、やはりそのくらいの電圧がないと動かないことがハッキリしました。

次回は現代的(?)な2線式の方も動かしてみたいと思います。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/01/15) — GR-KURUMIを使ったポイント切り替え実験

こんにちは。かいちょうです。

今回はポイント切り替えの実験をしてみたいと思います。
前回実機の実験を行いましたが、次にいきなり回路を作るのはちょっとハードルが高いので・・・GR-KURUMIとブレッドボードを使ってプロトのプロトを作る・・・という位置づけです。
使うものはこちら、ブレッドボード用の線です。

こちら、Amazonで売っていた格安のケーブルなのですが、ケーブルの石油臭がすごいです。。。
安かったから仕方ないかもしれませんが・・・。
続いて使うのはサンハヤトのUSBシリアル変換モジュール MM-FT232です。
こちら、純正のArduino Pro Mini Writerに対して制御線がちゃんと出ている上、3.3V/5.0V切り替えができる便利なボードになっています。

こちら、購入時にはコネクタがくっついていないので、はんだ付けを行います。

部材がそろったので早速、GR-KURUMI、モータドライバ、フォトリレーをブレッドボードにつけていきます。モータドライバはサークルでよく使われているTOSHIBA TB6612を秋月のピッチ変換基板に乗せています。

フォトリレーは3線式と2線式を切り替えられるようにするために搭載しています。今回、このフォトリレーがちゃんと動いてくれるかがキーポイントと考えています。モータドライバ駆動信号とフォトリレーの切り替え信号はGR-KURUMIが出すという寸法です。

次回は動かした様子をオシロで測定してみたいと思います。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/01/08) — TOMIX 旧3線式ポイントの電圧と電流

あけましておめでとうございます。 かいちょうです。
昨年は、C99弊サークルブースへのご来場ありがとうございました。
おかげ様で約3年ぶりに技報を発行頒布させていただくことが出来ました。
今年も引き続き工作を頑張りますので、どうぞよろしくお願いいします。

さて、今年初めての投稿になります。
今年一発目はちょっと趣を変えて原理実験を実施してみたいと思います。
なんの実験かと言うと、電動ポイントの電流です。

以前もちょくちょく投稿をしていたかと思いますが、DCCと並行して電動ポイントコントローラも検討していまして、実験をしていました。
今回はより一歩踏み出してマイコンでポイントマシンを動かしていたいと思いますが、その前に、純正品ではどのくらいの電圧と電流を流して切り替えているのかを確認したいと思います。

ちょうど一年ぐらい前にも電流を測っていたのですが、どうも結果にしっくりきておらず、再度測定をすることにしました。

題材に挙げるのはまず、30年選手のTOMIX 旧式電動ポイントです。

お約束の5001とポイント切り替え機を再び持ってきて、これまたお約束のオシロスコープで電流電圧波形を測定します。

オシロは電流用プローブ(マルチメータ用)と普通の電圧プローブを2本接続しています。

電流プローブはマルチメータ用(なのでただのCT構成、よってDCは測定できません)。
※本来はACもちゃんと測れているのか・・・という問題もありますが、TOMIX旧3線式はAC駆動なので大丈夫だろうと判断しました。

測定した波形はこんな感じです。一番上が電圧10V/Div、一番下が電流400mA/Divになります。励磁時間はおよそ25ms、ピーク電圧は15Vほど、ピーク電流は400mAという感じであることが分かりました。

繋ぎ変えて5001の出力電圧とポイント切り替え機からの出力を見てみましたが、通常は24Vぐらいの出力が出ているものが、ポイント切り替えの瞬間、負荷が重たいので17Vぐらいまで落ちていることが分かりました。

このくらいの電圧と電流であれば、手持ちのモータドライバ群でもなんとかなりそうです。

次回はマイコンを使って回路を仮組してみたいと思います。

(K)

既刊:技報Vol.10のご紹介

ヨシノローテック技報 Vol.10 RL78マイコン工作

約二年半ぶりに発行した本誌は人気のDCCとレトロPCを中心に特集。
TOMIXの小田急ロマンスカー旧型を最新装備にするべく専用の室内灯DCCデコーダ、電気連結器を開発。その模様を取りあげています。レトロPCは不動の人気機種PC-8801mkIISRがまさに不動となったので電源修繕に取り組みます。
その他、RL78第二世代製品の緊急特集も掲載した記事も掲載。充実の52ページです。

主なコンテンツ
COVER STORY 鉄道模型用DCCを作る第9回「TOMIX 小田急ロマンスカーLSE HiSE対応DCCデコーダ」
Special Topic1 レトロPC特集 PC-8801mkIISR復活「電源ユニットの修繕(前編)」
Special Topic2 緊急特集RL78第二世代発表「新マイコンの秘密を探る」

発行:2021年12月31日
ページ数:A5相当 52ページ
初頒布:コミックマーケットC99

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