今週のプチ活動報告(2020/05/05)— サーバPC PC-9821Ra20の交換

こんにちは。かいちょうです。

今日は当家で動いているサーバ機についてちょっと書いてみたいと思います。
サーバといいつつ、NASでもRaspberry Piでもなく、実はPC-98君だったりします。

PC-9821Ra20/N12

90年代後半のPC-98末期に発売されたオフィスPC機を当家ではサーバとして使っていました。OSはFreeBSD 8.4。PC-98のサポートを最後までしていたOSで、このOSにSambaを載せてファイルサーバとして運用していました。

ディスクについても、UIDE-133/98Aという、BigDriveに対応できるカードをいれ、2TBのHDDに強化。拡張を続けながら十年ほど運用をしてきたのですが・・・。

数年前から調子が悪くなりはじめ、最近安定運用できないと感じてきたため、今回入れ替えることにしました。長年の苦労を労う為(?)にお写真掲載です。

本体前面。PC-98としては最後期になる本機はFDDが標準で1機となっていて、その直下に5インチドライブベイがあります。増設FDDはどうするのかというと、左横(本体中央部)にパネルを交換してくっつけるという仕様です。う~ん。コスト的には逆にお金が・・・掛かる仕様のような・・・。そもそもFDDが死語になりつつありますが。
こちらが本体の中身です。中央がPC-98伝統の汎用拡張スロット(Cバス)です。向かって左がPCIバスになっています。今のPCと比べるとどことなく配置がゆったりな感じがしますね。
HDDは5インチドライブベイの下にあるのでここからは見えません。
心臓部のCPUはPentium Pro 200MHz。MMX命令をサポートしませんが、アーキテクチャはPentium II系(6×86)となっています。今では珍しいセラミックパッケージの超巨大なCPUです。
Cバスユニットの下にはPC-98独自のサウスブリッジやEthernetコントローラintel 82557があります。ただ、82557は壊れて動かない状態です。。。
代わりにPCIに100base-TXのカード(NEC純正)を差して運用していました。

 

さて、本機の代替となる新サーバ機については、慎重に検討を重ねた結果・・・

PC-9821Ra40

を購入(中古)にして運用することにしました。。。。ってまた98やん!

いや、OS入れ替えたくないとか、本体サイズを変えたくないとかいろいろあったんですよ。

Ra20とRa40はほとんど似たような機種(ただし、CPUはCeleron 400MHzに強化)されているので、拡張カード類もほぼそのまま移植して動いてくれました。さすが、PC-98の互換性。

とは言っても、Ra40も10年を軽く超えた機種ではあるので、故障等も想定してバックアップ等を考えないといけません。

いずれはPC-98を現役で使う為の特集として皆様にお目にかけたいと思います。

ではこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2020/05/03)— TOMIX EF66モータ交換 その2

前の記事の続きです。

モータ交換を進める前に、部品入手について書きたいと思います。
修理において、一番重要なポイントは・・・当たり前ですが、交換用部品の入手です。
が、旧製品の部品入手はとっても難しいのが現状です。以前記事にしたメルクリンは40年経っても簡単に部品が手に入りましたが、今回はそうはいきません。一応、移転する前のTOMIX WORLD 大宮に相談をしてみたのですが、「現行一つ前のモデルでもモータはもう部品出てきませんね」と言われる始末。(※当方の持っていたEF66はさらに古いようでした)
仕方がないので、今回はヤフオクを巡って中古のモータを見つけ、落札しました。結果的に故障してから2年間ぐらい修理開始までかかってしまいました。まぁ、部品が入手できただけよかったかもしれません。

さて、モータを取り出します。ウェイトは左右に2分割するとモータとご対面することができます。分かりにくいですが、黒い細長い部品がスプリングウォームの固定用部品です。

上が今回故障したモータ。下がヤフオクで入手したモータです。都合が良いことに、スプリングウォームの部分もくっついていました。固定用部品については、残っているグリスを洗い落として新しいモータに移植します。

今回使ったグリス落としは車用のパーツクリーナプラスチックセーフです。一応、プラスチックは大丈夫とのことでしたが、数パーセントの劣化はある模様。長い時間の使用はあまりよくなさそうなのでササっと吹くにとどめます。新しいグリスは田宮のモリブデングリスを選びました。昔は透明なグリスが多かった気がするのですが、これは灰色・・・効き目に差があるのだろうか・・・。

組み上げた車両の台車取り付け部にちょこっと塗ります。これで試走準備完了です。 最後はレールの上を試走させたかったのですが、時間と場所がないので安定化電源からワニ口クリップで結線して回転を確認します。電源を入れると3~4Vぐらいでモータが回りだし、懐かしい電球を使ったヘッドライトユニットも点灯してくれました。

特に問題がないようなので、これにて修理完了とします。次の鉄道模型運転会で走行させてみたいと思います。

さて、取り出したモータですが、廃棄せず故障原因確認と修理をしたいと思います。カシメされているので、非破壊でいけるかちょっと微妙ですが・・・。
安定化電源で入れてみると、正常なモータに対して低い電圧で電流が多く流れ始め、その後、低速でモータが回るという現象が見えました。完全にショートではなく、整流子にカーボンカスが溜まっているような挙動に見えます。ということは、整流子部を掃除すれば復活するかも・・・。

モータ解析と修理チャレンジは別な機会に取り上げたいと思います。

(K)

今週のプチ活動報告(2020/05/03)— TOMIX EF66モータ交換 その1

早速プチ活動(工作)として一本取り上げたいと思います。
今回はNゲージ TOMIX EF66(2109)の修理です。

本機はかいちょうが25年ほど前に買ったTOMIXとしては割と初期タイプのEF66です。
以来年1~2回、鉄道模型運転会等で旅客機相当として24系25形を引かせて遊んでいたのですが、2年ほど前にモータが故障して動かなくなっていました。

早速現車をご覧いただきましょう。外パッケージを見ると今とそれほど変わらない(?)印象を受けるため、古さが感じられませんが・・・

ケースから出してみると、ディテールが荒いというのもありますが、それ以前に特急装飾やナンバープレートがありません。まるで廃車扱い・・・。
買った当時、接着剤でくっつけてしまうことに抵抗を持ったワタクシは、パーツをつけずにずっとそのままにして・・・パーツを無くすという愚を犯していたのでした。

こちら側は頭になるのでプレートを付けていました。EF66-35号機です。先ほど旅客機相当と言いましたが35号機は貨物機ですね。実車は今、京都鉄道博物館に収蔵されているようです。運用についている仲間はもう27号機しか残っていないはず。いっぱいいたEF66 0番台がもはや貴重な存在になっているんですね。

無駄話が過ぎましたが、さっそく交換のために車体をバラバラにしていきます。このころのTOMIXは解体がとっても簡単で本体上半分が外れます。あとは、台車、両端のスカート、空気ダメタンクの部品を外すとウェイトを2分割にしてモータを取り出せます。

長くなってきたのでこの続きは後半にしましょう。

(K)

レトロPC「PC-9821Na9」の動作確認

どうも、まさです。
久しぶりの更新となります。
今回は友人より譲っていただいたNEC製ノートPC「PC-9821Na9」の動作確認を行いました。

本体(液晶を閉じている状態と開いた状態

本機はWindows95初期の時代ののPCとなりますが、FDDドライブとACアダプタのみ欠品だったため、オークション等で追加購入しました。
最近のレトロPCブーム?のせいか、高額品が結構ありましたがいい具合に上位機種のNa13ジャンク品を見つけ、有り難いことに5,000円しないで購入できました。
※なお、詳しいスペックについてはグーグル先生に聞いてください・・・

本当なら、パーツをニコイチにしてより高スペックのノートを生き残られたいのですが、ジャンク購入の「Na13」ですが、液晶はビネガーシンドロームが発生、キーボードはボロボロでテープで張り付けている状態、内部フレーム等を目視するとあちこちに錆が発生していますので、破損個所の少ないNa9にFDD、ACアダプタを移植(というほどではないが)して復旧します。

まず、Na9にACアダプタをさし電源投入、液晶とHDDに問題がないことを確認します。
「ピコッ」というお馴染みの起動音(POSTチェック)と同時にメモリカウントを開始し・・・メモリ増設がされてますね、標準が16MB仕様だったと思いますが+16MB増設でしょうか?

HDDのモーター駆動音およびヘッド動作音も聞こえます、HDDに外傷はないようです。
しばらくするとROM-BASIC画面が表示されますのでHDDの中身はからのようです。

液晶下の各種インジケータも・・・バッテリー充電アイコンがおかしいですね、ドット抜けでしょうか?
まぁ、20年以上前の製品ですのでバッテリーは使い物にならないでしょうし、そもそもFDDとの排他利用ですので使うことはまずありませんが。

続けてバッテリーとFDDを入替えて、FDDが死んでいないか確認します。
とは言っても、起動ディスクの準備ができませんでしたので、モーターとヘッドが動作するかダミーディスクを挿入しての確認のみになりますが・・・
ついでにNa13に搭載されていたHDDの動作確認も行います。

耳をすますとモータ音とヘッドの動作音が聞こえます、念のため数回リセットし確認しました。
HDDも同様に大丈夫のようです。

そのまま片付けてもいいのですが、FDDは貴重品ですので一度取外します。
本体裏面のロックを外し、リジェクトレバーをスライドします・・・変な引っ掛かりが?
力ずくで引っこ抜きます。

!!事故発生!!

FDDブラケット破損!
違和感があった時点でやめりゃいいのに・・・次回、ブラケット修理記事となります。

<<おまけ>>
増設メモリはIOデータ製でした。
・・・64表記があるから+64MB増設なのでは?

(M)

今週の活動報告(2018/05/05)—ポケコンネタ。

怒涛のの3連チャン、今度はハードオフのジャンク扱いで見つけたポケコン「PC-1262」です。

私にはハードオフ巡りという徘徊癖・・・もとい趣味があるのですが、そんな最中に見つけました。
背面パネルにこそ若干のキズ(擦れた程度のレベル)がありますが、それ以外は目立った外傷もなく美品の状態で入手できました。

サイズを比べてみるとiPhone8とほぼ同じサイズです。
ボタン電池”CR2032”が二つで動作し、メモリは10KB程度です。
こんな小さいポケコンは初めてで、ポケットにはいるサイズというのは大変魅力的です、会社へもっていく電卓はコイツに変わりました。

・・・では早速バラしていきましょう。

背面パネルはネジ2本で固定されており、外すと中央部に「ドンッ」とメモリ基板が出てきます。
メモリ基板を外すとメイン基板(の、一部)が見えてきます、チラッと見えるのは圧電ブザー用のケーブルです。
また、ボタン電池はステンレス製のカバーをスライドすることで交換できます。


続いて、メモリ基板(拡大)とメイン基板(全体)となります。
メイン基板に設置されているICのいずれかがCPUとなるのでしょう(8ビットCPUだそうです)

会社で(表向きは)電卓として使いますので元に戻し、動作確認して終わりです。
・・・表向きじゃない用途? 嫌ダナ、会社デ遊ブ訳ナイジャナイデスカ。

どっかのサイトで使ってるメモリは磁気バブルって書かれていたのを見たことあるんですけど・・・詳しい方いらっしゃいます?

(M)

 

NextItem!!

今週の活動報告(2018/05/05)—お久しぶりです・・・解体解体。

お疲れ様です、久しぶりのローテク活動報告となります。
ここ最近、メンバーのスケジュールがうまく合わず、月1~2ベースの開催となってしまっています。

今回は以前、知人より頂いたSHARP製関数電卓「EL-9300」の解体記事となります。

この関数電卓、ちょっとネットで調べてみたのですが発売時期がよくわかりません。
メイン電源は単四電池4本でメモリ保護用にボタン電池が1個で動作します。
電池カバーのところが二重構造?になっています。

開けてみてびっくり、コイルと大きめの電解コンデンサーが電池ボックスそばに設置されています。
・・・ノイズ対策でしょうか?電池ボックスそばにはSHARPの電子手帳や初期のザウルス(PIシリーズ)でも使用されていた通信ポートもあります。

液晶回りを見てみましょう。

メイン基板と液晶はフィルムケーブルで接続されておりビローンと伸びます。
中間部には液晶制御用のICが載ってます。
全体的にかなり手が込んだ作りとなっており時代を感じます。
少なくとも20本近いネジを使う製品は最近の製品では見ないような・・・

昔の製品を見るのは楽しいです、この勢いでジャンジャン(以下略)

(M)

おまけ(レトロPCシリーズ番外編・・・?)

まさです、ご無沙汰しています。

前回(11/27)に会長が「鉄道模型用小型コントローラー」活動内容を掲載しましたが、そのおまけ編をご報告します。
報告といっても大したものじゃありません、簡単な基板なのに作成に時間がかかっていた理由(?)を・・・

↑をご存知の方、どのくらいいるでしょうか?
シャープ社製のPDA、SL-B500です。
発売は2002年、もう15年も前の製品です・・・実は8月26日の鉄道模型走行会にもチラッと写ってます。
(9月17日記事)

昔からPDAや電子手帳といわれるものに手を出してきましたが、コイツだけは捨てられず今だに手元に残しています。
最近ネットでコイツで使える互換バッテリーが再版されているのを発見したので勢いで購入し、工作の手を休めていろいろいじってました。
当時はコイツ+PHSカードでネット見たりメールしたりしてましたね・・・今じゃスマホ1台で出来るからすごいものです。

ちなみに当時、コイツと同時に発売されたもう1機種にはなぜか興味がわきませんでした、世間じゃそっちの方が売れてたのに・・・

(M)

2017年最初の・・・?

あけましておめでとうございます!!
今日(1月7日)は今年一発目、ローテク初めです。
・・・なのですが、なぜか記事は「去年最後」のモノとなっております。
今回のネタは学研さんの不定期雑誌大人の科学最新号:カエデドローンです。
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梱包内容は非常にシンプルでドローン本体(完成済)とリモコンだけです。
(あ、一応予備のプロペラなんかも入ってました)
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ごらんのとおり本体が大部分を占めており、パッと見た感じ本当に飛ぶのか疑問に感じてしまいます。
工作物のリモコンは簡単に組立てられ、10分もかかりませんでした。
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コントローラは単四電池4本で、ドローンへの充電はリモコンと優先接続しおこないます。
個人的な意見ですが、一回の充電で結構遊べます。
難点は赤外線でのコントロールとなるため遊べる範囲がかなり狭い事でしょうか。
あと、赤外線が常時出っ放し(?)のように見受けられる為、コントローラ側のバッテリーも結構早く尽きてしまうかもしれません。
(そこまで試してないので何ともいえませんが・・・)

以上、2016年ローテク納めの報告でした。
次回は2017年活動記事だといいな・・・
(M)

ゲームセンターの景品、イチゴジャム・・・「それ、何台目?」

前回までメンバー個々の事情・コミケの準備(主に記事書き)でバタバタしていた反動でしょうか、今週のローテクは「ゆる~く」活動となりました。

まずは私(マサ)の活動報告です。
仕事で月一の本社打合せの帰りにアキバへ寄り、IchigoJam(イチゴジャム)を購入しました。
・・・コレで3台目です。

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パーツはこれだけ。
うちの甥っ子どもがもう少し大きくなったら勧めてみよかしら?
(妹弟に殴り○されそうだ・・・)

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コレで完成。あとはテレビにつなげるだけでBASICがつかえるんだから大したもんです。

続いてあーさんの活動報告。

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酔った勢いでゲーセンのクレーンゲームでGetしたそうな。
FC互換機です、内蔵ゲームも121個あるそうです・・・大半のゲームは意味不明だそうな(マニュアル・取説なし)
本体は本家FCとは比べモンにならないくらい貧弱なプラスチック筐体でした。

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ROMカセットを挿さないと内蔵ゲームのメニューが立ち上がります。
私もいくつかゲームをやらせていただきましたが、やはり意味不明でした。
写真はありませんが、途中、スー○ーマ○オ3のROMカセットを挿しプチゲーム大会となったのは秘密です。
裏ワザ合戦(?)となったのも秘密です・・・メンバー曰く「頭が覚えていなくても体が覚えている」とのこと。

最後に
高校在学時お世話になった(私の記憶では進路指導だった)先生がローテクに持ってきてくださったモノの御紹介を。
(当日、先生は別の用件でローテクに用がおありでした)

20160827-06

ピーナッツかぼちゃと言うそうな。
「調理して残った種使えるよ」と言われましたので、早速来年畑に植えてみます。

(M)

なんか珍しいものが・・・

SHARP ポケコンプリンタ
↑PC-E200系(G8xx)、PC-E5xx/650等で使用可能なカセットインタフェース付きプリンタ”CE-126P”です。
ハードオフのジャンク品置き場をうろついていたところ発見しました。
・・・学生時、欲しくてアキバを何度も徘徊した記憶があります、思わず衝動買いしました。

早速帰宅し動作確認しました・・・動きません。
外観がとても綺麗でキズもほとんど無かっただけに(ジャンク箱の中で他のジャンク品とごちゃまぜだったのに!)ちょっと残念です。

仕方がないので早速バラしてみます。

ポケコンプリンタの中身
中身は基板2枚とサーマルプリンタだけと非常にシンプルです、コンデンサも液漏れしているようには見えません。
↓基板に乗っているマイコンのアップです。

ポケコンプリンタのCPU UPD7506G
NECのロゴと型番UPD7506Gが刻印されていますので型番からどんなマイコンなのか検索してみます。
どうやら4bitで我々ローテクが工作でしようしているマイコンGR-KURUMIのご先祖様に相当するマイコンのようです。

・・・もう少し解析(?)して何とか動くようにしたいと思います。
だって勿体ないジャン、貴重品ヨ。
(M)