今週の活動報告(2015/11/14)—スマート靴箱の実験

会長です。
今週の活動報告をします。

今週は嗚呼参氏のスマート靴箱とポケコン分解調査を行いました。

ポケコンネタの方はちょっと長いので別投稿にします。

○スマート靴箱

今年のコミセン祭で初お目見えしたスマート靴箱(靴乾燥機)。嗚呼参の方で実験を行っています。
濡れた靴を模した水を含ませたウェスを筐体の中に入れ、どんな様子でファンが回転するかを確認しています。

スマート靴箱全景

このシステムはArduinoとモーターシールド、湿度センサ、そして表示用LCDで構成されています。

特にヒーターは入っていないのですが、ファンの威力が絶大のようで、回転して空気の流れが発生するとみるみる湿度が下がっていきます。

一定以下の湿度でファンが停止するようになっていますが、少し経つと湿度がまた元に戻る・・・当たり前と言えば当たり前なのですが、結構湿度って変化するものなんだなと感じます。

スマート靴箱全景

今の作りこみは仮なのでかなりアグレッシブなテーピングが施されています。

スマート靴箱のファン部

(K)

今週の活動報告(2015/11/07)—コンデンサの撤去

会長です。
今週の活動報告をします。

今週からPC-98DOの電源部とUVのドライブ修理を行います。
まずはDOの方です。
先週、メインボードのニッカド電池が腐って漏れているのと、電源部の電解コンデンサが同じく漏れていることを報告しました。今日は容量をチェックしてハンダで撤去していきます。
ニッカド電池を撤去した後  こちらはメインボードのニッカド電池が付いていたところ。ニッカドは早速ハンダで外しました。当時は思いっきり鉛半田だったので、熱容量が比較的大きくてもすぐに外れます。いい時代です。(環境汚染的には良くないのでしょうが)
歯ブラシでガンガンこすります跡を見るとちょっと緑青が出ていますがこれであればエタノールと歯ブラシでおちそうです。マサ氏の指導を受けながらゴシゴシして落としていきます。
ハンダでコンデンサの足をあっためて撤去します  続いて電源基板です。搭載されている電解コンデンサは全部で10個。回路がシンプルなので数が意外に少ないです。当時は力率改善回路(PFC)等も搭載されていないため、単純なDC/DCコンバータになっています。また、5V, 12V, -12V出力を作るのにパワーモジュールと思わしきものを使っていることもシンプルな回路実現に一役買っているように思えます。
フラックスリムーバで洗浄しています
最後はフラックスリムーバなどを掛けてやはりブラシとウエスでゴシゴシします。写真では分かりにくいですが非常にきれいに落ちました。
撤去したコンデンサとニッカド電池
こちらが今回撤去した電源部の電解コンデンサとニッカド電池です。電源部のコンデンサは半分ぐらい足元から盛大に漏れていました。漏れていないコンデンサも27年経過しているので一緒に変更してしまいます。

コンデンサの手配を行い、手に入り次第交換を行う予定です。

(K)

今週の活動報告(2015/11/03)—その2 PC-98DOを見る

さて、続いてPC-98DOの方を見ていきましょう。
本機は会長のパソコンの師匠と呼べる友人から譲り受けた機種です。ジャンクで手に入れたPC-HD040Lと一緒に使ってました。しかし、引越しに伴い、置く場所がなくて電源を入れなくなっていました。最後に電源を入れてから9年以上が経過。予想通りと言えば予想通りなのですが、電源ボタンを押しても電源LEDすら点灯せず、まったく起動してくれない状態になっていることが今回の祭で分かりました。ちょっと悲しい。。。早速故障状況を確認するためにばらします。
PC-98DO+PC-HD040L PC-98DOはPC-98の歴史の中ではかなりの異端児です。この機種の最大の特徴はPC-88シリーズとのハイブリットになっていることです。登場したのは1988年。当時、PCのメインストリームは既にPC-98(16bitアーキテクチャ)で、8bitアーキテクチャであるPC-88シリーズはシリーズとして終焉に向かってました。PC-88のメイン用途はゲームでしたが、そういった層をうまく取り込み、PC-98シリーズにスムーズに移行させるものとして本機が登場したものと思われます。1粒で2度おいしい・・・となるはずでしたが・・・うまくいかなかった様子。現に本シリーズは次のPC-98DO+のみで終わっています。
不遇に終わってしまった理由をいろんなサイトさんが書かれていますが、筆者が考える最大の問題は性能と拡張性でした。
本機が登場した当時、PC-98シリーズのフラグシップ機は既にi386 20MHzを搭載していました。それに対して本機はV30 10MHz・・・。MS-DOSの通常のオペレーションであればそれほどの差は出ません(注:主観です)が、ゲームでもグラフィクスを駆使したものは苦しく、表計算やワープロもちょっともっさりという感じでした。
PC-98DO中身 次の問題である拡張性は中の構造に関係しています。本機はPC-98の他機種と異なり、ドライブが横に並ぶ構造になっています。そのため、貴重なCバススロットが1個しかありません。当時、追加したい機能の筆頭はHDD I/F(SCSI), 1MBフロッピィディスクインタフェースボード, NetWare(LAN)でしたがどれか一つしか使うことができず、長く使うことが必然的に難しい状態でした。筆者はSCSI2を増設し、他のPCとはRS-232C(Maxlink)で接続していましたが、本機がi386-20MHzでCバスが2本あったら・・・もうちょっと使っていたかな~と思ってます。最も、コストが掛かるPC-88の機能を搭載した上で、当時としては廉価な価格設定を実現するため、値段が安いV30と周辺チップしか選択できなかったのではとも思いますが・・・。PC-98DOメインボード メインボードを見てみます。本機はPC-98の機能をV30CPUと周辺チップセットで実現しており、PC-98機能を司るカスタムチップ(uPD9012, 9013, 9014)はUVと同様なものが搭載されています。一方、PC-88のCPUはZ80であるため、NECの互換チップuPD70008も搭載。見慣れないPALチップやカスタムチップがあるので、これでPC-98とPC-88を同居させているように見えます。かなり苦心した作りに思えます。当時のカスタムチップ(恐らくゲートアレイでしょうけど)は高かったろうな~。
PC-98DOバッテリバックアップ部の腐り 起動しない原因とは思えませんが、メインボード右下にあるRTC(時計)とRAMパラメータを保持するニッカド電池が腐って液漏れしていました。まだ軽度な液漏れですが、貴重な基板が壊れるので早々に撤去が必要です。
PC-98DO電源部最終的に見つかった戦犯(故障原因)は電源ユニットでした。破裂したコンデンサがいくつもあり、漏れた電解液で基板がべっとり濡れています。これでは電圧上がらないわけです。というより、よく基板が原型を保っていたと思います。登場してから27年。その大半の年月で電解液が漏れた状態にあり、常に冒されていたものと思います。部材調達をしないと交換も出来ないので今日はこのまま閉じます。

工作というより修理ネタになりつつありますが、しばらくお付き合い頂ければと思います。

(K)

今週の活動報告(2015/11/03)—その1 PC-9801UV11を見る

さて、今回マサ氏が購入したPC-9801UV11を見ていきましょう。
購入した機体はジャンク扱いとなっていたもので、FDD2(Bドライブ)が不調とのことでした。それ以外は特に問題がなく、電源を入れると元気に「ピコ」音が出ました。PC-286NF復活の時に使ったソフトをいくつか起動させてみますがどれもちゃんと動きます。PC-9801UV11  UVはコンパクトデスクトップと呼べる機種で当時のPC-98系デスクトップでは最も小さいサイズでした。UVは何世代かあり、初代は通常の横置きのみできたのですが、後期である本機は縦に置くことも考えられており、機種名やロゴが斜め書きになっているのに加え、側面にもゴム足がくっついていました。PC-9801UV11側面のゴム足※写真のゴム足はマサ氏が購入後に付け替えたもの

後にこのサイズはi386SXの世代まで継続され、PC-9801USで一度途切れます。当時、パソコンは拡張してナンボなところもあったので、コンパクトすぎて拡張性がやや低くなってしまう、本機のようなタイプはあまり人気がなかったのかもしれません。
その後、Windows 2000あたりからスリムタワーと呼ばれる本機のような機体が再び出るようになり、UVは先見過ぎたのかと思ったものでした。PC-9801UV11内部の様子 早速中身を見てみます。本機は一度マサ氏によって解体整備されているため、中は非常にきれいな状態です。小さい機体にFDD2機と電源、そしてでっかいCバススロットを備えている為、非常に詰まった中身になっています。FDD2が認識されないということなので、一旦全部ばらしてみます。
PC-9801UV11メインボード こちらがメインボードの様子。中央にV30(uPD70116)が鎮座しています。SDIP40pinという今ではほとんどお目にかからない堂々としたパッケージです。その上に同じサイズのソケットがあいてますが、こちらは数値コプロセッサ(i8087)を取り付けるためのソケットです。狭いのにコプロセッサソケットを用意しているというのは、本機がビジネス機としても使えるようにしているためでしょうか。残念ながら、FDD2は重症で簡単には直りそうになかったため、一度閉じてまたの機会に修理を試みます。CバスにIFN-SCをさしているところ 最後に会長手持ちのCバスSCSIをマサに進呈しました。こちらはPC-98DOで使っていたBuffalo(Melco)のSCSI-2 I/F IFN-SCです。90年代前半のインタフェースなのでPnPこそ対応してませんが、ほとんどの設定がグラフィカルに行えるという優れものです。でも、転送速度は所詮16bitバスなので・・・。(CPUも16bitなので当時はボトルネックではありませんでしたが・・・)
Cバススロットは本体をまったく開けずに増設できるのが最大の利点でしたね。

(K)

今週の活動報告(2015/11/03)—レトロPC祭

会長です。

皆様、BEEPというお店をご存知でしょうか?
X68, MSX, ポケコンなどのレトロPC本体、周辺機器、ソフトなどを売買できるお店です。

ここ数年、秋葉原では昔からのジャンク屋さんがどんどん撤退していました。
その影響でジャンク屋にあったレトロPCが徐々に見られなくなり、メンバはそれをIchigoJamを遊ぶことで誤魔化していました(笑)

ところが!そんな所に突如、直球・ドストレートなお店が出来てしまったからさー大変!
既に隠しようが無いほどのレトロ好きであるマサ氏がお店に入り浸るようになり、とうとう以前持っていた名機PC-9801UVを衝動買いしてしまいました。

前振りが長くなりました・・・。
今日の活動は、買ったばっかりのUVとメンバが持っているレトロPCを持ってきて動かしてみようという内容です。

早速PCを見てみましょう。

V30トリオ PC-9801UV11, PC-98DO, PC-286NF

今回そろったのは左から
NEC PC-9801UV11
NEC PC-98DO
EPSON PC-286NF(NoteF)
という堂々たるPC-98およびPC-98互換機です。なんと、搭載しているCPUはみ~んなV30(NEC uPD70116-10MHz)。
最早V30祭とも言ってもよいのではないかという陣容です。

今回は写真が多いので、スレッドを二回に分けて報告したいと思います。
※PC-286NFは以前の特集(技報 Vol.5.1)で取り上げているので割愛。

(K)

活動予定(2015年11月度)のご案内

会長です。
コミセン祭が無事終了しました。

お陰様で多くの人に見学頂き、パンフレットもお持ち頂くことができました。2015年10月東大宮コミセン祭での展示の様子展示物を見て興味を持った方、来月は下記の日程で通常活動を行いますので   、よろしければご見学ください。
見学をご希望の方がいらっしゃいましたら連絡先フォームまたはメールで事前にご連絡ください。

★連絡先フォームアドレス
http://www.yoshinolt.sakura.ne.jp/mailplus/index.html

★連絡先メールアドレス
yoshinolt_mailcontact(あっとまーく)yoshinolt.sakura.ne.jp

★活動場所
東大宮コミュニティセンタ
JR宇都宮線 東大宮駅西口下車 徒歩3分
〒337-0051 さいたま市見沼区東大宮4-31-1

★通常活動予定日
11/03 火曜日(祝日) 14:00-16:00(東大宮:アトリエ工作室)
11/07 土曜日 14:00-16:00(東大宮:アトリエ工作室)
11/14 土曜日 14:00-16:00(東大宮:第二和室)
11/21 土曜日 14:00-16:00(東大宮:アトリエ工作室)
11/28 土曜日 14:00-16:00(東大宮:アトリエ工作室)

★おまけ
展示物のうち新しい物について簡単に紹介します。

20151024_132528

マサ氏が取り組んでいたIchigoJam。お約束のLチカとディスプレイにBASICの画面を表示して操作できるようにしていました。何人かの興味津々な見学者の方にキーボードを弄ってもらってました。将来的には液晶付きポータブルDVDプレーヤにIchigoJamを入れようと画策しているようです。

20151024_132533

嗚呼参作のスマート靴箱です。Arduinoとモータシールド、そして湿度センサを組み合わせて60%以上の湿度になると自動的にファンが回転するというもの。高速プロトタイピングが出来るArduinoならではの手軽さですね。

クリップボード01

こちらが体験コーナで作って頂いた電子オルゴールです。秋月で売っている光センサタイプのものですが、結構良い音量でなってくれました。次回はもっと簡単で可愛い工作にしたいと考えています。

(K)

コミセン祭2015開催中

会長です。

今週はコミセン祭に参加しています。今回は隔年開催となった2013年に続いての参加。4回目となりました。
初日の様子をお届けしましょう。
今回初めて体験コーナに応募して皆さんに直に工作の楽しさを知ってもらう機会を得ました。
体験コーナ会場はボランティアビューローです。

2015年10月東大宮コミセン祭体験コーナ作って頂く作品は光が当たると鳴り出す電子オルゴールです。午後の短い時間でしたが何人かの方に楽しんで頂きました。

2015年10月東大宮コミセン祭体験コーナの机続いて展示会場の様子です。毎回のお約束。絵手紙サークルさんやお花サークルに交じって堂々の参加です。

2015年10月東大宮コミセン祭展示ブース今回は嗚呼参の新作:靴乾燥機の試作品が間に合ったので実演展示を行っています。  2015年10月東大宮コミセン祭での展示の様子2それ以外でもIchigoJam, DCC, RLduinoG13なども展示中です。

 

明日(10/26)まで開催となっています。よろしければ是非ご覧にいらしてください。
作品展示会場付近で挙動不審な人が居たら、その人が多分メンバーです(笑)遠慮なく声をおかけください。

会場のお知らせ

場所:東大宮コミュニティセンタ
JR宇都宮線 東大宮駅西口下車 徒歩3分
〒337-0051 さいたま市見沼区東大宮4-31-1
展示会場:4F 第一/第二集会室
展示時間:9:30-15:30

(K)

今週の活動報告(2015/10/18)—昔懐かしCD-i

会長です。

今週はCD-Iの修理というか、解体を行いました。

CD-i。 90年代前半にPhilips等が作った規格でインタラクティブな動画を扱える所謂”マルチメディア”製品でした。”マルチメディア”って  だけでかなり胡散臭いのですが、案の定、一部の業務用コンテンツやゲームなどが出ただけで終わったと聞いてます。

我々が高校時代だった90年代半ばには既に廃れてまして、ジャンク屋さんに大量に叩き売られていました。学生からすると、ゲームや音楽再生機として重宝するということで、仲間はコゾッて買っていました。

そんな一台が20年の時を経てマサ宅(またか!)から発掘されたのでした。

今回、コミセン祭の展示でIchigoJamを使ったものを考えているのですが、その表示用に・・・という事で、修理を試みます。

早速現機を見てみましょう。SonyのCD-i Intelligent DiscMan IVO-V10です。

発掘した直後は火が入ったそうですが、その後全く動かなくなったとのことでした。ソニーCD-iの外観ソニーCDi開いた様子

よく分からない状態なので中を開けてみます。

ソニーCDi基板の様子

中はみっちりQFPのICが詰まってます。殆どが1988年のPhilips製。この頃は半導体部門も自社内にあって積極的に作っていたんですね。

基板は二枚になっていて、上段がシステム基板。下段がパワーとオーディオ系基板のようですが、回路図も何もないので追いようがありません。電源系を辿ると両基板までは来ているようですが、見た目でお漏らしのコンデンサもなく、なすすべがありません。

25年前のPC-286Fは復活できたのにぃ。

この後、馴染みのハードオフへ行って、ジャンクのポータブルDVDプレーヤ(TOSHIBA製)のRCAジャック付きをゲット!こいつで今度は乗り切る予定です。

展示会用IchigoJam

(K)

 

今週の活動報告(2015/09/28)—クロック発生回路の組み込み

会長です。

今週の活動報告の前に告知です。

ヨシノローテックは東大宮コミセン祭に参加します

我々が普段活動場所としている東大宮コミュニティセンタのお祭、東大宮コミセン祭が来る10月24日, 25日に開催されます。 展示の部は二年に一回開催となっており、二年ぶりの展示になります。最新の作品展示はもちろん、今回、初めて電子工作の体験コーナを開催する予定です。お近くにお住まいの方は是非ご来場ください。

場所:東大宮コミュニティセンタ
JR宇都宮線 東大宮駅西口下車 徒歩3分
〒337-0051 さいたま市見沼区東大宮4-31-1

展示会場:4F 第一/第二集会室

展示時間:9:30-15:30

体験コーナー:24日 13:00-15:30

※体験コーナの詳細はまた後日告知します。

 

さて、今日は手短に先週の続きを報告します。実験で動くことが分かったので後は位置決めです。基板を入れる空間は筐体を削って大凡は確保したので、後は微妙な位置合わせを行っていきます。

クロック発生回路用の基板を仮に入れている

ここまで来ると、もうあと少し・・・ですね。

クロック発生回路の要EXO3

(K)

今週の活動報告(2015/09/21)—WordPress初投稿(ポケコンクロックアップネタ)

こん〇〇わ。 会長です。

実は一カ月近く更新していなかった当HP。

WordPressに更新したはよいが、全然投稿の仕方が異なるのでやり方が分からずずっと止まっていました。

その間も工作は続けていた我々・・・。

仕事はひと段落・・・してませんが、漸く更新の仕方を覚えたのでえっちらおっちら記事を挙げたいと思います。

もうすでに一カ月前の工作ネタですがご了承を・・・。

ポケコンクロックネタです。

漸くEXO3を使った回路が出来たのでオシロで波形を見てみます。それほど高周波特性がよいものではないので、波形が訛ってますが、MHz帯であることを考えれば悪くない(と割り切って)進めましょう。

オシロスコープでクロック発生回路の波形を測定3.58MHzが出ている様子

 

ポケコン本体にためしにくっつけてみます。が、その前に発振回路の調査です。

発振回路に外部からドライブする波形を入れる場合、本来は内部アンプの入力側に入れるのがよいのですが、ポケコンのカスタムICの内部構造が公開されている訳もなく、原始的な抵抗を使った方法で調べます。

抵抗とオシロで発振回路の内部構成を調査

この方法は電源またはGNDに接続した抵抗を発振端子に当てることで、反対側に現れる波形が反転するかどうか、その振幅がどうなっているかでアンプの入力側か出力側かを判断します。

発振端子の入力側が分かったので、早速接続して動かしてみます。仮付にしたいので、接続は手で押さえる!周波数は3.57MHzに設定

クロック回路を強引にポケコンへつける

最初は動きません。これは失敗か!と思ったのですが、ひょっとしたらと思ってリセットを押下するとすんなり起動。

起動した様子。メモリクリア。

あとは組み込みするだけですね。

(K)