今週のプチ活動報告(2024/02/04) — 今時の78K環境維持について

しばらく時間が空いてしまいすみません。かいちょうです。

いろいろ繁多で書こうと思っていては時期を逸するというのを繰り返したら年が明けてました・・・。

さて、本日は最近の78K開発環境についてちょっと書いてみたいと思います。

ご存じな方もいらっしゃるかもしれませんが、コロナ禍のちょっと前に当サークルで使うメインのマイコンは78K0S/Kx1+からRL78に変更していました。

最も大きな理由の一つはDCC用のプログラムが肥大化してきてROM/RAMが厳しくなってきたことですが、他の理由としては、開発環境の維持がありました。
78K0シリーズは開発環境が64bit Windowsにも対応していたのですが、さらに古い78K0Sシリーズは例えば対応するIDEがPM+というさらに古い時代で32bit Windowsにしか対応しておりません。

実際は無視してPM+自体は動かすことができなくはないのですが、実はデバッガ(MINICUBE2)が使用できないという問題が発生します。
これは、64bitのデバッガのデバイス情報を認識することができないという問題なのでどうにもできません。唯一の方法はVMwareなどでWindows7やWindowsXp環境を構築しておくこと・・・・。だったのですが、上記のROM/RAM容量の問題もあったので移行することにしました。

さて、なんでこのような話を出したかというと、昨年のコミケットC101で78Kシリーズの古い環境について悩まれている同志の方に出会ったからです。その方は、78Kマイコンを使ったセットを再生産しなければならなくなったが、フラッシュプログラミング関係の情報をどう見つけてよいか分からず困っている・・・っとお話をされていました。

古い製品はデバイスを見つけることも困難なケースがありますが、それ以上に開発環境の情報を見つけて維持するのが困難になりつつあります。そんなお困りごとのお話にインスパイアされまして、今回(っといいつつもう半年前になってしまいましたが)、「令和5年版78K・RL78移行ガイド」という特集をVol.9に追記し、Kindleとしてリリースをしました。

この記事では、78K0S, 78Kシリーズについて、製品ごとにEOL/継続生産の状況とツールの組み合わせや入手の方法について解説しています。また、RL78に移行する場合の移行先製品や実例でどのくらいパフォーマンスが上がったか・・・などについて触れています。

もし同じような事で困っている方がいらっしゃるようでしたら、ご覧いただければと思います。

今日はこの辺で

(K)

 

Amazon Kindle本取り扱い増加 BOOTHによるリアル本取り扱い開始について — (2023/09/03)

こんにちは。かいちょうです。

本日はAmazon KindleBOOTHでのリアル本取り扱いについてお知らせしたいと思います。

すでに数日前に気づかれた方もいらっしゃると思います。
Amazon KindleではC101で頒布した技報別冊Vol.3技報Vol.9の販売を開始いたしました。
Vol.9については2019年に頒布した第一版から大幅加筆しておりますが、改版の詳細は別途ご紹介いたします。
また、これまでリアル本の入手が難しかったのですが、BOOTH内にヨシノローテックのショップを開設し、オーダーができるようにいたしました。BOOTHではAmazon Kindleで取り扱っていないVol.7以前もVol.1を除いて取り扱いがございます。

特にリアル本が欲しい方、コミケなどで入手ができなかった方はご利用ください。
電子書籍(Amazon Kindle)とリアル本ではお値段のつけ方が違いますがそちらについても別途当サークルの考えを記載したいと思います。

当サークルは今後も技術開発、工作活動を行いながら技報入手環境の改善を図って参ります。

今日この辺で

(K)