今週のプチ活動報告(2022/01/15) — GR-KURUMIを使ったポイント切り替え実験

こんにちは。かいちょうです。

今回はポイント切り替えの実験をしてみたいと思います。
前回実機の実験を行いましたが、次にいきなり回路を作るのはちょっとハードルが高いので・・・GR-KURUMIとブレッドボードを使ってプロトのプロトを作る・・・という位置づけです。
使うものはこちら、ブレッドボード用の線です。

こちら、Amazonで売っていた格安のケーブルなのですが、ケーブルの石油臭がすごいです。。。
安かったから仕方ないかもしれませんが・・・。
続いて使うのはサンハヤトのUSBシリアル変換モジュール MM-FT232です。
こちら、純正のArduino Pro Mini Writerに対して制御線がちゃんと出ている上、3.3V/5.0V切り替えができる便利なボードになっています。

こちら、購入時にはコネクタがくっついていないので、はんだ付けを行います。

部材がそろったので早速、GR-KURUMI、モータドライバ、フォトリレーをブレッドボードにつけていきます。モータドライバはサークルでよく使われているTOSHIBA TB6612を秋月のピッチ変換基板に乗せています。

フォトリレーは3線式と2線式を切り替えられるようにするために搭載しています。今回、このフォトリレーがちゃんと動いてくれるかがキーポイントと考えています。モータドライバ駆動信号とフォトリレーの切り替え信号はGR-KURUMIが出すという寸法です。

次回は動かした様子をオシロで測定してみたいと思います。

(K)

今週のプチ活動報告(2022/01/08) — TOMIX 旧3線式ポイントの電圧と電流

あけましておめでとうございます。 かいちょうです。
昨年は、C99弊サークルブースへのご来場ありがとうございました。
おかげ様で約3年ぶりに技報を発行頒布させていただくことが出来ました。
今年も引き続き工作を頑張りますので、どうぞよろしくお願いいします。

さて、今年初めての投稿になります。
今年一発目はちょっと趣を変えて原理実験を実施してみたいと思います。
なんの実験かと言うと、電動ポイントの電流です。

以前もちょくちょく投稿をしていたかと思いますが、DCCと並行して電動ポイントコントローラも検討していまして、実験をしていました。
今回はより一歩踏み出してマイコンでポイントマシンを動かしていたいと思いますが、その前に、純正品ではどのくらいの電圧と電流を流して切り替えているのかを確認したいと思います。

ちょうど一年ぐらい前にも電流を測っていたのですが、どうも結果にしっくりきておらず、再度測定をすることにしました。

題材に挙げるのはまず、30年選手のTOMIX 旧式電動ポイントです。

お約束の5001とポイント切り替え機を再び持ってきて、これまたお約束のオシロスコープで電流電圧波形を測定します。

オシロは電流用プローブ(マルチメータ用)と普通の電圧プローブを2本接続しています。

電流プローブはマルチメータ用(なのでただのCT構成、よってDCは測定できません)。
※本来はACもちゃんと測れているのか・・・という問題もありますが、TOMIX旧3線式はAC駆動なので大丈夫だろうと判断しました。

測定した波形はこんな感じです。一番上が電圧10V/Div、一番下が電流400mA/Divになります。励磁時間はおよそ25ms、ピーク電圧は15Vほど、ピーク電流は400mAという感じであることが分かりました。

繋ぎ変えて5001の出力電圧とポイント切り替え機からの出力を見てみましたが、通常は24Vぐらいの出力が出ているものが、ポイント切り替えの瞬間、負荷が重たいので17Vぐらいまで落ちていることが分かりました。

このくらいの電圧と電流であれば、手持ちのモータドライバ群でもなんとかなりそうです。

次回はマイコンを使って回路を仮組してみたいと思います。

(K)

既刊:技報Vol.10のご紹介

ヨシノローテック技報 Vol.10 RL78マイコン工作

約二年半ぶりに発行した本誌は人気のDCCとレトロPCを中心に特集。
TOMIXの小田急ロマンスカー旧型を最新装備にするべく専用の室内灯DCCデコーダ、電気連結器を開発。その模様を取りあげています。レトロPCは不動の人気機種PC-8801mkIISRがまさに不動となったので電源修繕に取り組みます。
その他、RL78第二世代製品の緊急特集も掲載した記事も掲載。充実の52ページです。

主なコンテンツ
COVER STORY 鉄道模型用DCCを作る第9回「TOMIX 小田急ロマンスカーLSE HiSE対応DCCデコーダ」
Special Topic1 レトロPC特集 PC-8801mkIISR復活「電源ユニットの修繕(前編)」
Special Topic2 緊急特集RL78第二世代発表「新マイコンの秘密を探る」

発行:2021年12月31日
ページ数:A5相当 52ページ
初頒布:コミックマーケットC99

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今週のプチ活動報告(2021/12/18) — TOMIX LSE ヘッドライトユニット仮組み込み&点灯実験

こんにちは。会長です。

新設計したLSEのヘッドライトユニットに部品を乗っけて光り方の確認をしたいと思います。
(他の部分:中間車、先頭車、モータ車の室内灯部(DCC部)はまだ一部基板がそろっておらず、組むことが出来ません。。。)

こちらが基板と取付予定のテールライト(サイドエッジタイプの赤LED)です。今回の基板では、テールライトを両側に1つづず、真ん中に広角度な温白色のLED(サイドエッジタイプ)を置くことを想定しています。

やや部品が多いように見えるのは、電流制限抵抗とコネクタ、テストパッドがあるからです。制御する基板側(DCC部)がないので、リード線を直付けして安定化電源から電圧をかけてみます。

こちらがヘッドライトです。抵抗値は確か1kΩをチョイスしましたが、12Vでは明るすぎました。強力すぎて、サイドエッジタイプなのに上面の座席からも色がでてしまっています。

続いて、テールライトです。テールはほんのり光ればよいか・・・と思って、10KΩにしたのですが、これは暗すぎですね・・・。ただ、それでも座面から色が透けて出ています。元々の光量であれば全く問題がなかったのでしょうが、テールもヘッドライトもこの調子だとアルミかなにかの遮光版を座面と基板の間に入れる必要がありそうです。

今回の試し組で抵抗定数と遮光版の検討が必要であることが分かりました。実際に組み込む前に分かったので良かったですが、まだ細かい調整が必要そうです。
C99まであと二週間、残った基板が多数あるのですが、作業を加速して次週に組み上げた様子をご覧いただこうと思います。

それでは今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/12/11) — TOMIX LSE 塗装工程終了

こんにちは。会長です。

塗装工程も終盤です。今日は、仕上げとして余分なところにある塗料を除去し、仕上げ材としてクリアを吹き付けた様子を報告します。

はい。これが最初にマスキングした座席の様子です。マスキングを剥がしたら最初に塗った赤もガッツリとマスキング部に浸透していることがわかりました。手間が数倍掛かって修正するのもさらに手間・・・が、仕方がありません、他と同様筆塗で床上面を全部塗ってしまいます。

作業スペースの様子です。複数のトレーを使って筆塗の最終修正前、修正後を置き分けます。
※(このトレーは郵便物の再利用品なので淵に赤いビニールがくっついていますが、塗料ではありません)

上面の最終修正が終わったら、今度ははくり液を使って座席裏面の余分な塗料をぬぐい取ります。
これをやっておかないと床板と車体に塗料が移ってしまいます。

そしてこの、つや消しクリア(TOP COAT)で表面を保護します。これまで、アクリル系、エナメル系を筆塗してきましたが、今回はスプレーで一気に行きます。

周囲をしっかり養生して、適度な距離から吹き付けます。
これにて塗装完了です。
次は届いた基板を組み上げて実際の動作の様子を見てみたいと思います。
記事を書きつつ急いで作業を進めます。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/12/04) — TOMIX LSE 枕カバー塗装の結果

こんにちは。かいちょうです。今日は塗装の進捗をご報告したいと思います。

以前ご報告したように、最初の一枚だけはマスキングをして塗装。それ以外は下地となる赤(=座席モケット)は筆塗り直で・・・という形で進めてきました。
今回、モケットだけでなく枕カバーも再現したいなと思ったので、座席をマスキングしたものに同じくマスキングして枕カバーを塗ってみたいと思います。

早速マスキングして塗ったのがこちらです。一見きれいにできていると思いますが・・・いざ、マスキングを剥がしてみると・・・

こんな感じになりました。遠目でもバリバリに剥がれているのが目につきます。下地はエナメル系塗料。上地となる枕カバーはアクリル塗料だったのですが、割れが激しい。

ズーム撮影するとさらに無残です。マスキングの部分を通じて浸透してしまった上に、マスキングと一緒に剥がれてしまったところも出て全然奇麗じゃありません。これはマスキングしないで直接細筆で塗った方がいいんじゃないかと思ってきました。

で、実際、模型が得意な人に聞いた必殺の筆で塗ってみました。右が先ほどのマスキング版。左がマスキングせずに直接筆塗したものです。明らかに直接筆塗の方がきれいですね。(でも、拡大して見ないでください・・・)

ということで・・・わざわざ買って、張り付けたマスキングは以後使わないことにしました。。。
こういうのも経験と知識と技術ですね。。。

そろそろ基板を組み合わせて記事用の写真撮らないと・・・。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2021/11/20) — TOMIX LSE ヘッドライトユニット基板 & 塗装進捗

こんにちは。かいちょうです。

コミケ参加が決まって大わらわな中ですが、時間を見繕って、作成したヘッドライトユニットの簡単なご紹介と塗装の進捗をお見せしたいと思います。
純正のヘッドライトユニットは緑色LEDでテールランプなしだったのですが、これでは悲しいので新規に基板を起こすことにしました。

で、作成したのが下の基板です。

まだ基板だけの状態で部品を実装していませんが、こちらにLアングルの白色LEDと赤色LEDを搭載することを想定しています。
制御はこの基板ではなく、車体上部に取り付ける室内灯付きデコーダから行う構成です。
そちらも後日ご紹介したいと思います。

さて、塗装の進捗ですが、最初のシートはマスクをしたのですが、塗料の浸透が激しい上、めんどくさいこともあり、二枚目以降はマスクせずにダイレクトに塗っています。
本当は通路部分とかは別色にしようかと思っていたのですが、車外からはあまり見えないのでいいかな・・・っと。

どっちの方が綺麗に仕上がるかはあとでわかる!っということでどんどん進めます。

このペースで間に合うのか???

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/11/13) — TOMIX LSE モータ車基板 仮組

 こんにちは。かいちょうです。

今日はやっと届いた基板を使ってTOMIX LSE モータ車へ仮組をしてみたいと思います。
実は今回ElecrowさんとPCB GOGOさんに分けて基板を出していました。
下馬評と過去の発注から

Elecrow : 比較的外形が単純で精度がいらないので廉価に済ませたいもの
PCB GOGO : 外形が複雑で位置合わせ精度も求められるもの

という分け方をしてました。今回はElecrow分が届いたので簡単にご披露します。
こんな感じの基板が届きました。

上の写真はすでにモータ車の金属製ウェイトを外して代わりとなる基板プレートを装着した状態にしています。
Elecrowは以前頼んだ時にバリやシルクカスレが多かったのですが、今回はわりかし良い感じです。
が、よく見ると外形図ではまっすぐ描いたところであるにも関わらず、ミル切り出しのルータ残りがあったりしています。
この辺は・・・まぁ、ニッパーで切り落とせばいいですが・・・あと一歩というところですね。

こちらがモータ車の上基板(制御基板)を乗せた状態です。この基板はアナログ専用運転 or DZ-123のような市販DCCを搭載することを想定したものなので、中央に大きな穴をあけています。この後車体に入れてみましたが、先ほどのプレート部が若干目立つものの、以前のウェイトめいっぱいよりは空間が確保できています。(というか、室内灯の点灯を実現させるためにそのような構造となるように改めました。)

モータ車向けにはPCB GOGO側に発注している方でオリジナルのDCC回路を搭載したバージョンもあります。
そちらの方は届き次第ご紹介したいと思います。

お知らせ : 今回のDCC化に際しては次号に技報で特集を行う予定です。コロナ禍で発行日は未定ですが、Amazon Kindleとしても出すことを計画しております。ご期待ください。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2021/11/06) — TOMIX LSE 座席色差し開始

こんにちは。 かいちょうです。

今回はいよいよ塗装に入ります。

塗装は相当久しぶりだったので、道具を買い揃えました。今回は複雑な造形がある座席なので、筆塗でやってみます。
まずは、座席以外の部分をマスキングして・・・

筆で塗っていきます。

が、問題発生。マスキングテープとの相性でしょうか、マスキングの下に塗料が浸透しています。
ん~、複雑な塗分けは難しそうです。枕カバーの再現をどうするか考えなければ・・・。

乾いてから仮に車両へ入れてみましたが、雰囲気は出ているようです。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2021/10/30) — TOMIX LSE 座席色差し下準備

こんにちは。かいちょうです。

前回の失敗を踏まえ、塗装でシートと枕カバーを再現するべく、まずは準備を行いたいと思います。

今回はシートの一部に穴をあけます。
なぜ穴をあけるかというと、下に入っているウェイトに室内灯の足(集電バネ)を接触できるようにするためです。
TOMIX LSEは正式には室内灯に対応していませんが、ちょうどよいところにウェイトはめ殺し部を避ける穴が半分あいています。

写真で言うとここですね。
ここにドリルを入れて穴を拡張します。

地味な作業ですが塗装する前にやっておかないと手間が増えるので先にやっちゃいます。

今日は短いですがこの辺で。

(K)