今週のプチ活動報告(2020/06/14) — ウィンドアクセラレータ GA-SV432/PCI

こんにちは。かいちょうです。

今週のプチ活動報告を行います。

最近、レトロPCの一つであるPC-9821Xa7を弄っていたら、Windowsの画面が突然真っ暗になる現象が発現しました。

このPC、新品で購入してから拡張を続けてきたのですが、確か最後入れていたのは1999年にIOデータから発売されたS3 Savarge4 Pro+を搭載したGA-SV432/PCIだったはず。
20年経過したのでコンデンサが吹っ飛んだと予想しました。このままだとメインボードも持っていかれる可能性があるのでまずはとりだしてみることにしました。

こちらが内部の様子。PC-98としてはPentium 75を搭載した比較的後期のマシンになります。
拡張しまくり、SCSIもDVDドライブも入れていたので上から見るとギチギチです。
幸い、ウィンドウアクセラレータは端っこにあるので容易に取り出せます。

こちらがそのお顔。予想では電源系コンデンサが派手に吹っ飛んでいる図を想像していたのですが、幸いにも無事で液漏れ等もしていないようです。

ん~となるとVGAラインドライバが死んだか・・・、あるいはケーブルか・・・。オンボードのPC-9801/21GraphicsとTGUI9680XGiは動くので本体->ディスプレイ間は無事なのでドライバですかねぇ?

このまま戻してもまともには動かないと思ったので取り出したままにしておきます。いずれにしても20年選手のウィンドウアクセラレータはいつコンデンサが死んでもおかしくないので、今度時間があるときに交換作業をしようと思います。

それ以前に本体側もコンデンサ交換やらないともう危ないですね。(Xa7は1995年発売なので25年。)

ネタとしてはいいのですが、コンデンサ交換は結構時間がかかるのでタイミングを見つけないと難しいですね。

実際の交換作業についてはまた別途としたいと思います。

今日はこの辺で。

(K)

今週の活動報告(2020/06/07) — DCC基板の不具合解析

こんにちは。かいちょうです。

今日は久しぶりにプチではない通常の活動報告ができることになりました。
使わせていただいているコミュニティセンタが6月から使えることになったためです。
今年2月以来の本格的な(?)活動を行いました。

今回のネタはDCC。数週間前にプチ活動として実験を行いましたが、その時におかしな動作をしていたので、今日はオシロで解析をすることにしました。

問題が生じるのはコマンドステーションがアナログ機を制御(アドレス0)するときで、速度を変えるとなぜかちらつきが出るという現象が出ていました。
アナログ機の運転は波形の一部をストレッチ(伸ばす)ことで実現していますが、この長い波形が原因になっていると予想。
ただ、78K0S/KU1+のデコーダでは全く問題がなかったので、何がおかしいのか波形みないとわかりません。

さっそく、マサ氏に協力してもらって解析をします。
実験のシステムは至ってシンプルです。

KATOのDCCコマンドステーションにターゲットのRL78/G11 DCC基板接続します。
基板には事前にマサ氏がデバッグピンを半田でつけてくれたので、オシロのプローブでつまむだけです。

線路の全波整流後の波形(+12V)を見ると、本来はフラットになっていなければいけないのにDCCの波形が中途半端に入り込んでいることが分かりました。拡大してみたのがこちら。

+12VがLEDの電源にもなっているので、これではストレッチ波形だとちらつくわけです。
急遽もう1枚組み立てるとこちらは問題となる波形が出ません。どうも、最初の基板はブリッジダイオードICの中が破損しているようでした。
元の基板もダイオードを交換すると問題波形は出なくなりました。理由はわかりませんが、壊していたようですね。

とりあえず分かったのでめでたしめでたしです。

まだ以前と全く同じようにコミュニティセンタを使える訳ではありませんが、今後も状況を見ながら、そしてコロナ対策をしながら集まって実施する活動も進めたいと考えています。
今回はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2020/06/06) — AV2HDMIの分解

こんにちは。かいちょうです。

今週もプチ活動報告をしたいと思います。
今回のネタはコンポジット-HDMI変換器 AV2HDMI です。

こちらが外装パッケージ。コンポジット出力しかもっていないようなレトロゲーム機などをHDMIとしてTVやモニタに接続することが出来る変換器です。
ちょっとある装置に取り込みたいなと思っていたので、今回中身を勉強しようと思って解析を思い立ちました。
この商品、よくAmazonなどで売っているものですが、今回は中国から直接買い付けしてみました。

コロナ禍で物流が混乱しているとのことでしたがものの数日で到着・・・ただ箱は怪しさ満載でした。

中身(パッケージが見える前の外装箱)はこんな感じで・・・なんかゴミみたいに見えてしまいました。が、開けてみると一番上の写真のようにきれいなので一安心。

パッケージから出して中身を見てみます。思ったよりしっかりした筐体です。

以前買った似たようなクラスの製品は、筐体との噛み合わせ・・・というか設計がプアで筐体がすくに外れる or 破損するひどいものが多かったのですが、この商品は割とかっちりと噛み合わされています。

さっそく、マイナスドライバでこじって中身を拝見します。 開けてみたところがこちら・・。大変シンプルで設定用と思われるEEPROMチップ、レギュレータ、クロックとSoC ICだけが鎮座しています。 SoCは中国ローカルメーカのMacro Silicon社製 MS1858Sが入っていました。メーカのページを見ると、正にコンポジットからHDMIに変換する為に作られた専用製品のようです。専用品なので、外付け部品は最小で済むように作られているんですね。

ただ・・・この手のメーカさんだとチップはおろかデータシートが手に入れられないので、これ以上は遊べ分析できません。

裏面を見ても何もない、とってもシンプルな形です。同様な石によってはSDRAMなどフレームバッファ用?と思われるRAMが搭載されているケースもあると聞いたのですが、この商品では搭載がありませんでした。

変換機構を応用したいと思ったのですが、ちょっとこのチップからでは難しそうという印象を受けました。他にTI社やAnalog Devices社から出ているチップがあるので、そちらを見て研究をするしかないかな・・・。

単純に変換機として使うということでしたら、この商品はとってもコスパいいです。直買いだと400円ぐらいで買えます。(輸送費は別ですが)

解析&プチ工作ネタとしては満足できたので、筐体を閉じて保管しておこうと思います。

・・・電源も入れずに解体だけして終わりっていうのも・・・あれですが・・・。

今回はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2020/06/01) — ちらつき防止回路の実験

こんにちは。かいちょうです。
今週もプチ活動を行ったので報告をします。

早速ですがその様子を写真でごらんいただきましょう。

久しぶりにブレッドボードで回路を作って実験しています。
光っているのは白色LEDなのですが、これ、実は鉄道模型室内灯のちらつき防止回路の実験です。

最近、ちらつき防止を歌った室内灯が市販されているのですが、どれもこれも基板にたくさんのチップコンをのせて、無電期間をコンデンサからの給電で賄う設計にしているようです。自分で作る場合、コンデンサはいいのですが、チップコンで容量を稼ごうとすると物凄くお金が掛かる&面積を喰うので小さなケミコン(電解コンデンサ)でなんとかならないかなと前から思っていました。もう一つは充電するまでの時間。市販品は、充電中はしばらく点灯しないという仕様になっているのが多いようなのですが、それをなんとかしたいなという思いもあり、前から暖めていた回路を実験してみようということにしました。

今回、コンデンサの容量、LEDに流す電流をそれぞれ変えて実験したのですが、今回のLEDの定格(20mA)だと、47uFではちらつきが見えてしまい、470uFで見た目ようやく・・・という感じです(計算すると47uFだと20msちょっとしか持たないので仕方ないですね)。さすがに470uFは車両に搭載できません。ある程度の光量を維持した状態で電流を絞るともう少しマシになりますが、それでもケミコンだけでは難しそうという結論です。

実験前は、そこそこはいけるのではないかと思ったのでちょっとがっくりですね。
サイズと容量を稼ぐ手法としては、他のキャパシタも最近小型で安価なものが出てきたようなので、引き続き実験を続けたいと思います。

今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2020/05/23)— RL78/G11 DCC基板の動作確認

こんにちは。会長です。
今週もプチ活動報告をします。

今回は久しぶりのネタ、DCCです。
長らく放置していたように見えていたかもしれませんが、少しずつ進めていました。
コロナの騒ぎで纏まった時間が取れたこともあり、最近コードの移植作業が進捗、ようやく動くようになってきたのでちょっとだけお披露目します。

以前、78K0S/KU1+(uPD78F9202)用に作ったコードがあり、それをRL78/G11(R5F1054A)に移植を行いました。
移植といっても、78K0SとRL78は周辺機能も違い、コンパイラも別であるため、環境も含めて移植を行う必要がありました。
しかも、元の78K0S用コードは高速化のため、Flash処理、DCC信号処理の一部がアセンブラで書いていたこともあり、それらをC言語に書き直す作業も。。。

結果、かなりの時間(十数時間?)がかかり、また紆余曲折もあったのですが、それはまた別な技報でご紹介したいと思います。

ともあれ、十数時間の格闘で78K0S/KU1+と同じ動作ができるレベルまできました。

ROM, RAM, CPU性能ともにギリギリまで使った78K0S/KU1+と違い、RL78/G11はまだ余裕があります。
今後、コードの最適化をしながら追加機能も入れて行きたいと考えています。

次回の報告(いつになるかな?)では実車に組み込んだ様子をごらんいただこうかと考えています。

今日はこの辺まで。

(K)

今週のプチ活動報告(2020/05/16)— FORDピックアップトラックの修理

こんにちは。かいちょうです。

今日も(今日こそは)プチな活動報告をしたいと思います。

それは掲題のトラックの修理です。

といっても、もちろん本物の車ではなく、子供のおもちゃです。

ターゲットはこちら。

一見、何も問題ないように見えますが・・・頭を見ると実はバンパーが取れてしまっています。この部分はメッキ調のパーツなので外れると少しダサい・・・。というか、よく見るとバンパーが最も外に張り出している部品なのに取り付け部分が細くてぶつけるとすぐに折れそうな構造・・・。

実車もバンパーはそういう役割ですが、子供が遊ぶことを考えてもうちょっと丈夫に作ってほしかったなと思う今日この頃。

子供から直してほしいと言われているので、接着材で治すことにします。

今回使うのはセメダインX。いつ買ったか忘れてしまいましたが、数々の部品を直してきた頼もしい接着剤です。

パパっと塗って半日~一日くらい放置です。

部品が部品なだけに、またぶつけると外れてしまいそうですが、その時はまたくっつけるしかないですね。

今日は簡単な修理ネタでした。

(K)

今週のプチ活動報告(2020/05/09)— TOMIX 旧型信号機の解析

こんにちは。かいちょうです。

今回のプチ報告は TOMIXの旧型信号機(5035)の解体解析を取り上げたいと思います。

今まで信号機は持っていなかったのですが、鉄道模型運転会を実施している時に信号機や踏切があると情景としてよいなと思い、最近ヤフオクで手に入れました。

現物がこちら。すでにお分かりのように、レールが茶色道床なので30年近く前の逸品です。年代物を手に入れるのがお約束になっている今日この頃。

確か、列車が正方向から侵入すると赤信号に変わり、一定時間後に黄色→青と変化する仕様だったはず・・・。ただ、取説がないのでぴよっと出ている線にどんな電圧を掛ければよいのかわかりません。
前々から内部の構造にも興味があったので、配線の正体を確認することもかねてばらしてみたいと思います。

線路部分がこちら。真ん中にスライドスイッチ、左右に穴があります。この穴で光学的に列車の通過を判断していたと思われます。

信号機部分。非常によく作られていて、信号機の電気的結線部分はフラットケーブル状になっていました。信号自体は青、黄、赤の三灯式で、配線が4本なのでアノードかカソードコモンになっていると考えられます。

裏面の様子、既に二本ビスを外してしまっていますが、鉄板で線路と回路基板部分が覆われています。簡単に取れるので外してみると

基板とご対面することができます。スライドスイッチ部は基板に直接パターンが刻まれ、金属片が直接基板に接触していることがわかります。線路からの信号をとる小さな銅バネも見えます。小さな部品が多いので注意が必要です。配線の関係が分かるように信号機部もひっくり返してみました。
基板をもう少し詳しく見ていきましょう。

基板は両面ですが、非常にシンプルなので目でも回路が十分追えます。

主要な部品はフォトカプラ、4000シリーズのロジックICであとはスイッチ用のトランジスタのように見えます。4000シリーズのロジックはそれぞれ4584(インバータ), 4081(ANDゲート)で、カプラも含めて捺印から東芝製に見えますね。

恐らく、線路の電圧をフォトカプラで取って進行方向を確認。逆方向なら常に赤。正方向なら光学式センサからの信号で列車通過後、一定期間ごとに赤、黄、青のステートとなるように組んでいるものと思われます。スライドスイッチは一定期間の時間を切り替える機能だった記憶があるので、多分、CRの充放電の時定数が変わるのではないかなと推測しました。

謎だった外への配線はテスタで追ってみるとロジックICの電源にそのまま入っているので外部電源であることが分かりました。データシートからIC電源電圧範囲は3V~18Vなので、10Vもかければ十分動くと予想、さっそく元のように組み上げて動かしてみます。

またしても登場の西武5000系レッドアロー号。DCCの実験用として手近にあるのでよく登場するのですが、なかなかDCCの実験には投入されず、こういうちょい役が多い。。。信号機とほぼ同時期の製品なのでそろそろこちらもメンテナンスしなければ・・・

安定化電源でゆっくり電流制限を掛けて電圧を持ち上げると信号機が点灯し始めました。がしかし・・・何かおかしい。線路に走行用電圧を加えても、信号機に車両を通過させても全く信号機が変わりません。

壊れているのかな・・・電源は間違いないはずなのですが・・・。

これ以上の解析はテスタで虱潰しに見ていくとかしないとできないので、別の機会にしたいと思います。ちゃんとは動いていませんが、オブジェとしての役割は果たせそうなので、とりあえず次回の鉄道模型走行会で出してみようかな・・・。

(K)

今週のプチ活動報告(2020/05/05)— サーバPC PC-9821Ra20の交換

こんにちは。かいちょうです。

今日は当家で動いているサーバ機についてちょっと書いてみたいと思います。
サーバといいつつ、NASでもRaspberry Piでもなく、実はPC-98君だったりします。

PC-9821Ra20/N12

90年代後半のPC-98末期に発売されたオフィスPC機を当家ではサーバとして使っていました。OSはFreeBSD 8.4。PC-98のサポートを最後までしていたOSで、このOSにSambaを載せてファイルサーバとして運用していました。

ディスクについても、UIDE-133/98Aという、BigDriveに対応できるカードをいれ、2TBのHDDに強化。拡張を続けながら十年ほど運用をしてきたのですが・・・。

数年前から調子が悪くなりはじめ、最近安定運用できないと感じてきたため、今回入れ替えることにしました。長年の苦労を労う為(?)にお写真掲載です。

本体前面。PC-98としては最後期になる本機はFDDが標準で1機となっていて、その直下に5インチドライブベイがあります。増設FDDはどうするのかというと、左横(本体中央部)にパネルを交換してくっつけるという仕様です。う~ん。コスト的には逆にお金が・・・掛かる仕様のような・・・。そもそもFDDが死語になりつつありますが。
こちらが本体の中身です。中央がPC-98伝統の汎用拡張スロット(Cバス)です。向かって左がPCIバスになっています。今のPCと比べるとどことなく配置がゆったりな感じがしますね。
HDDは5インチドライブベイの下にあるのでここからは見えません。
心臓部のCPUはPentium Pro 200MHz。MMX命令をサポートしませんが、アーキテクチャはPentium II系(6×86)となっています。今では珍しいセラミックパッケージの超巨大なCPUです。
Cバスユニットの下にはPC-98独自のサウスブリッジやEthernetコントローラintel 82557があります。ただ、82557は壊れて動かない状態です。。。
代わりにPCIに100base-TXのカード(NEC純正)を差して運用していました。

 

さて、本機の代替となる新サーバ機については、慎重に検討を重ねた結果・・・

PC-9821Ra40

を購入(中古)にして運用することにしました。。。。ってまた98やん!

いや、OS入れ替えたくないとか、本体サイズを変えたくないとかいろいろあったんですよ。

Ra20とRa40はほとんど似たような機種(ただし、CPUはCeleron 400MHzに強化)されているので、拡張カード類もほぼそのまま移植して動いてくれました。さすが、PC-98の互換性。

とは言っても、Ra40も10年を軽く超えた機種ではあるので、故障等も想定してバックアップ等を考えないといけません。

いずれはPC-98を現役で使う為の特集として皆様にお目にかけたいと思います。

ではこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2020/05/03)— TOMIX EF66モータ交換 その2

前の記事の続きです。

モータ交換を進める前に、部品入手について書きたいと思います。
修理において、一番重要なポイントは・・・当たり前ですが、交換用部品の入手です。
が、旧製品の部品入手はとっても難しいのが現状です。以前記事にしたメルクリンは40年経っても簡単に部品が手に入りましたが、今回はそうはいきません。一応、移転する前のTOMIX WORLD 大宮に相談をしてみたのですが、「現行一つ前のモデルでもモータはもう部品出てきませんね」と言われる始末。(※当方の持っていたEF66はさらに古いようでした)
仕方がないので、今回はヤフオクを巡って中古のモータを見つけ、落札しました。結果的に故障してから2年間ぐらい修理開始までかかってしまいました。まぁ、部品が入手できただけよかったかもしれません。

さて、モータを取り出します。ウェイトは左右に2分割するとモータとご対面することができます。分かりにくいですが、黒い細長い部品がスプリングウォームの固定用部品です。

上が今回故障したモータ。下がヤフオクで入手したモータです。都合が良いことに、スプリングウォームの部分もくっついていました。固定用部品については、残っているグリスを洗い落として新しいモータに移植します。

今回使ったグリス落としは車用のパーツクリーナプラスチックセーフです。一応、プラスチックは大丈夫とのことでしたが、数パーセントの劣化はある模様。長い時間の使用はあまりよくなさそうなのでササっと吹くにとどめます。新しいグリスは田宮のモリブデングリスを選びました。昔は透明なグリスが多かった気がするのですが、これは灰色・・・効き目に差があるのだろうか・・・。

組み上げた車両の台車取り付け部にちょこっと塗ります。これで試走準備完了です。 最後はレールの上を試走させたかったのですが、時間と場所がないので安定化電源からワニ口クリップで結線して回転を確認します。電源を入れると3~4Vぐらいでモータが回りだし、懐かしい電球を使ったヘッドライトユニットも点灯してくれました。

特に問題がないようなので、これにて修理完了とします。次の鉄道模型運転会で走行させてみたいと思います。

さて、取り出したモータですが、廃棄せず故障原因確認と修理をしたいと思います。カシメされているので、非破壊でいけるかちょっと微妙ですが・・・。
安定化電源で入れてみると、正常なモータに対して低い電圧で電流が多く流れ始め、その後、低速でモータが回るという現象が見えました。完全にショートではなく、整流子にカーボンカスが溜まっているような挙動に見えます。ということは、整流子部を掃除すれば復活するかも・・・。

モータ解析と修理チャレンジは別な機会に取り上げたいと思います。

(K)

今週のプチ活動報告(2020/05/03)— TOMIX EF66モータ交換 その1

早速プチ活動(工作)として一本取り上げたいと思います。
今回はNゲージ TOMIX EF66(2109)の修理です。

本機はかいちょうが25年ほど前に買ったTOMIXとしては割と初期タイプのEF66です。
以来年1~2回、鉄道模型運転会等で旅客機相当として24系25形を引かせて遊んでいたのですが、2年ほど前にモータが故障して動かなくなっていました。

早速現車をご覧いただきましょう。外パッケージを見ると今とそれほど変わらない(?)印象を受けるため、古さが感じられませんが・・・

ケースから出してみると、ディテールが荒いというのもありますが、それ以前に特急装飾やナンバープレートがありません。まるで廃車扱い・・・。
買った当時、接着剤でくっつけてしまうことに抵抗を持ったワタクシは、パーツをつけずにずっとそのままにして・・・パーツを無くすという愚を犯していたのでした。

こちら側は頭になるのでプレートを付けていました。EF66-35号機です。先ほど旅客機相当と言いましたが35号機は貨物機ですね。実車は今、京都鉄道博物館に収蔵されているようです。運用についている仲間はもう27号機しか残っていないはず。いっぱいいたEF66 0番台がもはや貴重な存在になっているんですね。

無駄話が過ぎましたが、さっそく交換のために車体をバラバラにしていきます。このころのTOMIXは解体がとっても簡単で本体上半分が外れます。あとは、台車、両端のスカート、空気ダメタンクの部品を外すとウェイトを2分割にしてモータを取り出せます。

長くなってきたのでこの続きは後半にしましょう。

(K)