今週のプチ活動報告(2021/10/02) — PC-9821Ra40電源故障?

こんにちは。かいちょうです。

今日は我が家のサーバ PC-9821Ra40修理について取り上げたいと思います。
夏真っ盛りのころ、電源が入らない事に気づきました。

しばらく実験があって、コンセントが占有されていたので、プラグを外していたのですが、いざ使おうと思ったら動きません。
う~ん。昨年前任機のRa20から交換したばかりなのに・・・。

まぁ、Ra40も確か2000年ぐらい登場なので20年選手ですから何時逝っても仕方ないですよね。
まずはそれより古いPC-9821Xa7のメンテを行ってから次に・・・と考えていたところでした。


故障は電源だろう・・・っと思ったのでまずは電源部の交換からやってみたいと思います。こちらが交換用のATX電源です。最後期のPC-98はATX電源になっていたのでねじ穴を除けば入れ替えが可能です。この電源は前任機の電源不調対策のために購入したもので、Ra40代替で予備部品になっていたものです。


もともとついている電源(Delta製)を外します。

ねじは二か所なので簡単に交換できるのですが・・・交換しても電源が上がってきません。
どうも電源部故障ではないようです。前任機は電源が先に死んでいたのでこれはアテがはずれました。

続きは次回にしたいと思います。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/09/26) — MO-01Jの修理 その2

こんにちは。かいちょうです。
前回の続きです。
裏面が割れた代替機が手に入ったので基板移植を実行します。


代替機も裏面を剝がさないといけないのですが、これが今回一番大変でした。慎重にやっていたつもりでしたが、既に割れていた裏面のガラスがさらにバリバリになってなかなか剝がれてくれません。
ビニール袋の中でやっていたのですが、ビニールの外にまで飛び出していく始末・・・あとで念入りに部屋を掃除する羽目になりました。


いきなりのメイン基板写真ですが、すでにばらしていた故障機のものと入れ替えます。この作業は本当にあっという間です。


裏面を軽く被せて電源を入れるとちゃんと動いてくれました。
これでデータをサルベージできます。

先に書きましたが、MO-01Jは単体部品が流通していないので、修理に苦労することが多いようです。ただ、古い機種になったので代替機が安く手に入るようになったのはよかったです。今回も1000円ぐらいで手に入れることが出来ました。

まだ使い続けたい人も、修理したい人にも本記事が参考になれば幸いです。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/09/19) — MO-01Jの修理 その1

こんにちは。かいちょうです。

今回は久しぶりのスマホ(携帯電話)修理の様子を二回に渡ってお伝えしようと思います。

患者はちょっと古めのDOCOMO MO-01Jで、ケーブルをくっつけても充電ができないという症状を抱えています。
ずいぶん前の記事で取り上げたGalaxy Noteと同じ症状なのでアタリはつけられるのですが、まずは見てみます。


早速USB Micro B端子を見てみると・・・どうも1本端子が折れて潰れているように見えます。。。これはビンゴなようです。
この携帯。もう古いのでそろそろ置き換えようと思っていた矢先だったのですが、データやアプリのアカウント移行をしていないので、最低限それらを処置しなければいけません。一度でも充電が出来れば良いのでまずは中を開けて配線取り出せないか見てみます。


久しぶりのスマホバラシ用キットの登場です。あっちこっちに行ってしまっていたので探すのに苦労しました。このMO-01Jは全周に渡って接着されているのでドライヤを当てて少しづつはがしていきます。

剥がしてみると意外にシンプルな構造になっていました。真ん中にリチウム電池が鎮座しています。これがかなり強力にくっついているので、へらを使ったりしながら慎重にはがすと・・・

メイン基板も外すと当該のUSBフィルムケーブルが見えました。

いろいろな記事を調べてみても、USB端子を含むケーブルは部品が出ていないようなので、単体交換はできそうにありません。USB端子部は生活防水対策のためかコーキングもされているのでメイン基板のどこに配線が来ているのかもちょっと分かりにくく。。。
折れている端子は配置からするとGNDだったので、メイン基板の適当なGNDを引っ張ってきて直結すれば・・・とも思ったのですが、失敗するとメイン基板死亡になるのと、時間節約のため、代替機を手に入れてそっくり入れ替えることにしました。

続きは次回にします。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/09/13) — 小田急LSE/HiSE用 電気連結器 DCC 室内灯システム 設計完了

こんにちは。かいちょうです。

本日は長い間設計を続けていた TOMIXの小田急LSE/HiSE用の基板について、設計完了とT.O.(基板発注)が完了したのでご報告です。これまでちょくちょくブログ記事にしていましたが、これは、RL78/G11のDCCシステムをベースに
・電気連結器
・DCC
・室内灯
の三つが実現できるシステムになっています。さらに、LSEについては標準のヘッドライトユニット置き換えも含んでいます。


こちらが設計した基板群で、全部で13種あります。


こちらは基板メーカで切り出し用に一部基板を再配置頂いた結果です。すでに製造に入っているので、数週間後には手元に届く予定です。

多数の機能、複雑な形状、車体側の改造などもあるので少しづつ紹介をさせていただいた上で、最終的には技報としてまとめたいと思います。(コロナ禍で何時頒布できるかわかりませんが…)

設計開始時期の資料を見たら日付が3年以上前でした・・・。3年分のお楽しみという事でご期待ください。

それでは今日はこの辺で

(K)

今週のプチ活動報告(2021/09/12) — プラレール動力車(旧型ヘンリー)の修理

お久しぶりです。全然投稿が出来てなかったかいちょうです。

バタバタしていたのがようやく落ち着きつつあるので、小ネタからちょっと投稿します。

何回か前の投稿ではN700系新幹線の修理を行いました。
今日のお題は子供のプラレール 機関車トーマスのお仲間 ヘンリー の修理です。

中古で買ってきたものなのですが、買ってきた当初から一定周期ごとに引っかかる動作をしていました。
多分、ギアが死んでいるんだろうな・・・と思い、N700系の時と同様に動力ユニット部だけ探してみたのですが・・・
旧世代のヘンリーの動力車はなかなかないようで、自力で治すのをチャレンジしてみようと思った次第。

まずは中身を確認するために解体します。このヘンリーはかなり珍しく電池が炭水車側についていて、配線で電源をもらっています。なので、炭水車ごとひっくり返してねじを外していきます。

一枚カバーを外したのがこちら。先頭にある長細い筒のようなものは金属棒でどうもデッドウェイトのようです。


問題となっているギア部はこちら。電源ONと同時にスライドでギアがかみ合うようになっているのですが、電源OFFでて転がしでも引っかかりがあるので、切り離される側(車輪側)ギアに問題があるようにみえます。

動力部だけを取り出して、ギアを外しを試みます。グリスベットリなので以前購入したパーツクリーナを吹きかけて落とします。

外してみて分かったのはギアの割れでした。ギアが欠けているのではなく、芯の部分も含めて割れが入っていました。これでギアとギアの間が一か所だけ長くなり、かみ合いがおかしくなっていたようです。一定間隔で引っかかるのはこのギアの一週分が単位だったというわけですね。

取り急ぎ、鉄芯から外して強力接着剤でくっつけてみましたが・・・やはりプラスチック自体の劣化が激しい上に、鉄芯をくつけると外側に押されるので再び接着面が離れてしまいました。

これは、鉄心を削って圧力を減らすか、3Dプリンタか何かでワンオフ作成するかしかないかもしれません。

というわけで、今回は修理失敗でした。しばらくは無動力で子供には遊んでもらおうと思います。

う~ん。ユニット交換できない場合、プラレールの修理は結構大変ですなぁ・・・。

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/08/28) — Nゲージ動力車の簡易整備①

ご無沙汰しています、まさです。
定期的にローテク活動及び農作業は行っているのですが、なかなか記事にできるまで昇華させれる内容がなく・・・とは言っても生存報告を兼ねて何かしらの更新が必要かと思いましたので、今回は「Nゲージ動力車の簡易整備」記事を記載します。

前回の活動「譲り受けた車両の洗浄・整備(ほぼ一年前の活動!)」でヨゴレが付着している車輪をレールクリーナー溶剤で一つづつ洗浄していきましたが、今回は知人から「動力車用ホイールクリーナー」を借りれましたので、そちらを使っての整備となります。

本製品、動力車限定となりますが電源に接続し「モーターを回しながら研磨剤の付着したスポンジでヨゴレごと車輪を整備」することが出来ます。

今回は安定化電源から7.5v給電し車輪の洗浄・整備を行いました。
クリーナー溶剤をしみこませた綿棒や不織布での洗浄より短時間で済みました、便利ですね・・・自分も購入しようかしら?
心持ち、車輪が以前より輝いているような・・・?

清掃中に気づいたのですが台車の化粧板を1枚紛失?したようです・・・自宅に戻ったら要捜索ですね。

(M)

今週のプチ活動報告(2021/05/23) — DCC DZ-123の外形測定

こんにちは。会長です。

コロナ禍でまた緊急事態宣言が出るような状態ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

当方、工作活動を・・・ほぼできておらず、更新も滞っていたのですが、それでも進めなければと思い、完全プチネタですが久しぶりの投稿をしたいと思います。

今回はDigitrax DZ-123の外形を測定してみたいと思います。

ネタがないからって適当なことしている訳ではありません。先日まで設計していた自作のDCC基板に関連しています。

さっそく、手持ちのDZ-123を探します。

見つけたのはなぜかTOMIXのオハの箱に入ったもの・・・。これは余った箱に入れていただけですが・・・。取り急ぎ取り出します。

これは以前、自作DCCとの比較のために差し替えて評価ができるように作ったもので、鉄道コレクションの動力に汎用のDCCピンを植えています。
取り出している線はモータ2線、線路(台車)からの集電2線なので非常にシンプルです。DCCの実機作成から日が経っているのでしばらく寝ていたのですが、くっついていたのがDZ-123なので取り出します。

Digitrax DZ-123。。。我が家に複数個ある純正の?デコーダなのですが、調べてみると入手した数年前(10年前?)の時点ですでに製造廃止品だったらしく・・・かなり型落ちです。しかも、完全に仕様を忘れていたのですが、なんとファンクションはF0F, F0Rしかなく、F1以降はないものでした・・・。
おー、この点は私の設計したDCCの方が優れているなぁ・・・ま、完成してないけど。
さっそく外形を測ってみようと思って、必殺の中国製電子ノギスを取り出します・・・が、

なんと、こちら電池切れでした。
買ってから一年経っていないのになんとしたこと・・・
ま、サービス電池だったから仕方がないのかもですが・・・なぜかむき出しの電池が一個ついていたのはこのことがあるからか・・・

という事で、さっそく交換してみると無事、表示が動いてくれました。

ささっと外形を測定します。

外形は縦 10.6mm, 横19.2mmでした。
で、これが何の役に立つのか・・・ですが、自作品に対してそのまま交換が出来るアダプタを作ろうとしています。(失敗した時のリカバリ用)比較検討用ですね。

TOMIXのLSEなど非常に小さい車両の場合、そのまま内蔵しようとすると天井裏だけでは入らない為、アダプタをこさえ、さらにDZ-123がハマるような穴をあける必要があります。そのための測定でした。

自作の方は、電気設計、レイアウトがほぼほぼ終わっているのですが、なかなか基板屋さん出しまで進んでいません。
ゆっくりと着実にすすめていきたいと思っています。

それでは今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/03/22) — プラレール動力車の修理

こんにちは。会長です。

本日は本当にプチな修理を実施したいと思います。

今日のターゲットはこちら・・・

N700形新幹線のプラレールです。頂きものだったのですが、貰った当初からギアが欠けていたようで、機関車トーマスのプラレールよりも遅い速度でしか走れないという可哀そうな状態でした。今回、修理のために代替モータ部をゲットしたので付け替えます。

裏の電池ボックスを外し、その下にあるネジを取ると外装とフレームが分離できます。
こちらが新旧の動力部です。機種によるのですが、この型は電池のマイナス側が半田付けで配線されており、最後にちょっとだけ半田こてを使う必要があります。

ちょっとだけ半田で熱して外し、新しい動力部をくっつけます。

五分ぐらいで修繕できる簡単な修理ですね。これで元気に走れるようになりました。

もともとついていた動力部ですが、ばらしてみようと思ったのですが、意外とがっちり接着されているので諦めました。

簡単な修理記事ですが今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/02/24) — TOMIX92605 小田急7000形の電気連結器開発

こんにちは。
かいちょうです。

大分前に予告していたノギスで測定していた件について進捗をご報告したいと思います。
掲題に書いている通り、連結部も測定したのは電気連結器を作りたかったからなんですね・・・。TOMIX92605 LSE 7000形は1990年頃の設計であるため、最近のモデルであるVSE 50000形などと比較すると車体間の電気連結はありません。(ま、それ以前に公式には室内灯もサポートしてませんが・・・)
DCC化するにあたり、その辺も改良したいと思って作ることにしました。

上が設計途中の図面、下が実際の連結部です。以前にCADへ二値化した画像を読み込ませてトレースしていたかと思いますが、それはまさにこの連結部の造形が目的でした。トレースはできるのですが、穴径や要所の寸法は実寸の合わせないと心配…という事でノギスで測定していました。

実際に切り取って嵌めてみますと、事前に測定をしていたお陰もあり、ややキツキツ・・・程度で済みました。(穴径広げんと・・・)

車両に組み込むとこんな感じになります。まだ実際の基板やコネクタはくっついていませんが、これで車体間のイメージを具体的に掴み、また設計にフィードバックすることが出来ます。

何時完成品をお披露目できるかまだ分かりませんが、期待せずに(ぉぃ)お待ちいただければと思います。

今日はこの辺で。

(K)

今週のプチ活動報告(2021/02/02) — PC-KD854nの調整

こんにちは。かいちょうです。

前回、PC-KD854nのコンデンサ調査のために基板を外したりしていたところ、表示がずれてしまったことを書きましたが、今日はその修正を試みます。

今回は前回以上の危険を伴います。前回は電荷が抜けきった頃合いを見計らって分解したのですが、今回は電源入れて・・・表示させながらじゃないと調整できないので・・・。

まず何が起きているかをおさらいします。

あれ?なんか変だと思う人はPC-98好きですね

こちらが問題の症状。PC-98DOのROMベーシックが起動したところですが、お決まりの”How many files(0-15)?”がなんか”ny files(0-15)?”とかなっていて、最初の方が削れています。よく見るとmanyの”n”あたりにHowが重なって写っているように見えます。

前回も書きましたが、水平同期の描画開始タイミングがずれて、左側が重なって描画されてしまっているようです。昔のテレビの知識だとこの辺はディスプレイに入っているトリマ(可変抵抗)を弄れば元に戻せたはず・・・。

ということで一旦電源を切って可変抵抗の位置を確認します。ここからがコワイ。。。感電しないように気を付けながら筐体を開けます。

感覚としてはこの描画位置関連の調整は電子銃基板にあったような記憶があります。電子銃基板は一番出っ張ったところにあるのでアクセスしやすく、感電のリスクは低い・・・と思いながら見てみます。

電子銃基板右側

電子銃基板左側

うぅ、残念ながらR, G, Bのコントラスト調整やバイアス調整しかない・・・。この辺は水平信号にはかかわっていないようです。PC-KD854nの構造からディスプレイケーブルの信号は一度全部電子銃基板側に入っているのですが、お目当ての水平位置関係はどうやらアクセスしにくいメイン基板側にあるようです。フライバックトランスの近くとかだったら・・・やだな。

メインボード側調整トリマ

そしてようやく見つけました。ブラウン管面の左側直下。フライバックとは反対側ですが、アクセスしにくいなぁ。回路上必要なかったのか、いくつかのトリマは未実装でした。関連しそうなのはH.HOLDとH.PHASEになります。H.HOLDが水平同期信号っぽいので、まず弄ってみます。CRTは明らかに絶縁されていないと思われるので、本当は非金属のドライバで調整を実施するべきなのですが、我が家には非金属ドライバがない!・・・持ち手側をゴム手袋で絶縁することにしました。(良い子は絶対マネしないように!)
描画しながら回してみると・・・あぁ、位置がずれていく・・・どうやらこれで調節できそうです。

ところが・・・できた!と思って筐体を閉じたら・・・PCと同時に電源投入すると同期が取れなくなる現象が発現。。。これではだめだなぁ。

同期が取れない

H.HOLDを右に回して位置を変更したのですが、どうも電源投入と信号入力のタイミングで同期がダメになるっぽいので、HOLDは位置を元に戻し、H.PHASE(位相)で位置を変えてみます。少しづつ回すと・・・。

位置修正後

ほらピッタリ!ということで治りました。

が、実際は温度依存性があるみたいで、温度が低いと左側に寄って、高くなってくると(電源投入後しばらくすると)中央に画面が動くという状態です・・・何が悪いのかちょっと追及はできず、見えるから今回はこれでいいだろうという妥協をしました。

今回の確認でもコンデンサ液漏れ等はありませんでしたが、既に32年経過しているので当初の容量なんて全くないと思われます。また、可変抵抗も樹脂部が経年で割れているのが見えたので・・・そのうち交換しないとダメだろうなという状態。頃合いを見計らってリフレッシュ工事を考えたいと思います。

今日はこの辺で。

次回は鉄道模型に戻ります。

(K)

※お約束。本記事の内容は危険を伴うものです。記載されている情報も含め何も保証できませんので、解析、修理等を行う場合は自己責任でお願いいたします。