こんにちは。 かいちょうです。
今回はいよいよ塗装に入ります。
塗装は相当久しぶりだったので、道具を買い揃えました。今回は複雑な造形がある座席なので、筆塗でやってみます。
まずは、座席以外の部分をマスキングして・・・
が、問題発生。マスキングテープとの相性でしょうか、マスキングの下に塗料が浸透しています。
ん~、複雑な塗分けは難しそうです。枕カバーの再現をどうするか考えなければ・・・。
乾いてから仮に車両へ入れてみましたが、雰囲気は出ているようです。
今日はこの辺で
(K)
こんにちは。かいちょうです。
今日は、先日報告したTOMIX 92605 小田急ロマンスカー 7000形 LSE の電気連結器 DCC 室内灯システム導入に先んじて室内のグレードアップを図ろう・・・という検討の模様(失敗)をお伝えします。
この、LSEは、原設計が80年代(多分)ということで、正式には室内灯対応していません。そして、室内は光源で照らされることを想定されていないため、無塗装(灰色)です。
このままだと室内灯を入れても灰色が強調されるだけで寂しい・・・っと思い、思い切って購入約30年目にして初の室内塗装を施そうと考えました。
っといっても、プラモ塗装なんて25年以上やっていないので、なるべく失敗しないように、かつ手が掛かりすぎないようと思って検討をします。
やりたいことは座席に色を付けること、そして特急車たる証、枕カバーを付けることです。
2000年代半ばに発売されたマイクロエースのSE, SSE, NSEはその辺が再現されているので、その辺に近づけたい!っと思っています。
が、枕カバーはものすごく小さいので経験不足のわたくしは失敗必至・・・ということで、その部分は白いマスキングテープでなんとかならないかと考えました。
で、試しにプリンタで紙に印刷してみました。
模型の座席を眺めながら横2m 縦1mの方眼状に印刷。これをカッターで切って座席に乗せ、雰囲気を確認します。
はい。結論はこんな感じ。失敗です。
そもそも紙で印刷したものは小さすぎてピンセットでもうまく座席に乗せることが出来ません。(当たり前)
座席の頂点で曲げるなんてさらに困難です。
もういくつも飛んで行ってしまいました。
本番はマスキングテープだとは言え、紙の反発を考えると定着なんて絶対にしてくれそうにありません。
(実際、この後同じサイズに白のマスキングテープを切ってみたが、張り付けることはできませんでした)
やはり禁断(?)の塗装で表現するしかなさそうです。残念。
というか、塗装うまくいくのか?
(K)
こんにちは。かいちょうです。
タイトルからして悲しいですが、引き続きRa40の修理にチャレンジです。
もう考えられる、打てる手が少なくなってきていますが、マサ氏のアドバイスで電源部コネクタの半田つけなおしをしてみます。まずは筐体から基板を外します。最後期のRaは非常に合理的な設計になっていて、ドライバで2本ねじを緩めるとメイン基板上のものをすべて取り外すことができます。

以前コンデンサ交換修理していたPC-98DOと比べ物にならないほど高密度になった基板です。
私の30Wでは能力不足気味で中々半田が溶けてくれません。
おそらくこの世代だと6層にもうなっていると思いますが、現熱的には層数が多いほど熱が逃げやすいかな・・・。
でも熱量が多い半田ゴテだと故障を悪化させるかもしれないというのがジレンマです。

ようやく全部半田当てなおしをしたのですが・・・現象は変わらず・・・。
最後の手段・・・ということで、以下4点をやってみました。
・基板上ヒューズ確認 : 1か所ありましたが導通しており関係なさそう
・コンデンサ液漏れ確認 : メインもCPU基板側も怪しいところはないが、経年からして容量抜けはありそう
・電源電圧確認 : テスタで+3.3V, +5, +12, -12Vを測定。に多少誤差があったが、電源交換してもダメなので可能性薄い
・強制電源ON : 電源/HDD LEDが点灯するだけで何も動かず・・・BIOSが走っている気配もありません
以前、雷で故障して廃棄したPC-9821Cx13も似たような雰囲気だったので・・・スタンバイ制御系サブチップかメイン系チップに深刻なダメージがあったのかもしれません。
最後の望みとしては電解コンデンサ容量抜けによる起動不能という可能性ですが・・・全交換はとても労力が掛かる上、ダメだった時の精神的ダメージが大きいので二の足を踏んでいます。。。
本機はFreeBSDサーバとして稼働させていて、2T+300GBのHDDにたっぷりデータがあるのでこのままいつまでも死なせておくわけにいきません。
代替機調達か最後の希望に賭けるか早急に判断しなければと思っています。
(K)
こんにちは。かいちょうです。
前回に引き続きRa40の修理にチャレンジしたいと思います。
電源関係を調べてみたのですが、停電復帰時に発生する電源LEDの点滅もないため、どうもメインボード側に問題があるように見えます。メインボード上のスタンバイ処理関係のサブプロセッサが動いていないような感じがします。
この機体、こちらに来た時からかなり内部の汚れがひどかったので、ダメージを与えないように一度洗浄を行ってみたいと思います。

使う機材はこちら。エレクトロニッククリーナとエアダスタです。まず、エアダスタでほこりを吹き飛ばしてから、クリーナで洗浄します。クリーナは基板洗浄もできるタイプのもので、以前見せていたパーツクリーナとは別物です。
写真はとってないのですが、クリーナを吹きかけるとまっ茶色になった洗浄液が流れてきました・・・やっぱりすごい汚れ・・・。これだけ汚れていると前の使用環境があまりよろしくなかった・・・のかもしれません。

洗浄後の基板がこちら・・・。写真ではわからないかもしれませんが、輝きが全然違います。う~ん。奇麗になって動くようにもなってくれるといいのですが・・・。

基板上のカスタムチップStarAlpha2です。これはPC-98固有の機能(Cバス回り, I/O, IDE)などを司っている統合チップでPentiumPro以降のPC-9821Ra20から使われているサウスブリッジに相当するものです。ノースブリッジはIntel 440FXになっています。この辺も洗浄できれいになったのですが・・・

組み上げてもやっぱり微動だにせず・・・。
いよいよ本格的にダメっぽいです。
エアダスタで静電気発生させて飛ばしたかな・・・。
次に続きます。
(K)
こんにちは。かいちょうです。
今日は我が家のサーバ PC-9821Ra40修理について取り上げたいと思います。
夏真っ盛りのころ、電源が入らない事に気づきました。
しばらく実験があって、コンセントが占有されていたので、プラグを外していたのですが、いざ使おうと思ったら動きません。
う~ん。昨年前任機のRa20から交換したばかりなのに・・・。
まぁ、Ra40も確か2000年ぐらい登場なので20年選手ですから何時逝っても仕方ないですよね。
まずはそれより古いPC-9821Xa7のメンテを行ってから次に・・・と考えていたところでした。

故障は電源だろう・・・っと思ったのでまずは電源部の交換からやってみたいと思います。こちらが交換用のATX電源です。最後期のPC-98はATX電源になっていたのでねじ穴を除けば入れ替えが可能です。この電源は前任機の電源不調対策のために購入したもので、Ra40代替で予備部品になっていたものです。
ねじは二か所なので簡単に交換できるのですが・・・交換しても電源が上がってきません。
どうも電源部故障ではないようです。前任機は電源が先に死んでいたのでこれはアテがはずれました。
続きは次回にしたいと思います。
(K)
こんにちは。かいちょうです。
前回の続きです。
裏面が割れた代替機が手に入ったので基板移植を実行します。

代替機も裏面を剝がさないといけないのですが、これが今回一番大変でした。慎重にやっていたつもりでしたが、既に割れていた裏面のガラスがさらにバリバリになってなかなか剝がれてくれません。
ビニール袋の中でやっていたのですが、ビニールの外にまで飛び出していく始末・・・あとで念入りに部屋を掃除する羽目になりました。

いきなりのメイン基板写真ですが、すでにばらしていた故障機のものと入れ替えます。この作業は本当にあっという間です。

裏面を軽く被せて電源を入れるとちゃんと動いてくれました。
これでデータをサルベージできます。
先に書きましたが、MO-01Jは単体部品が流通していないので、修理に苦労することが多いようです。ただ、古い機種になったので代替機が安く手に入るようになったのはよかったです。今回も1000円ぐらいで手に入れることが出来ました。
まだ使い続けたい人も、修理したい人にも本記事が参考になれば幸いです。
(K)
こんにちは。かいちょうです。
今回は久しぶりのスマホ(携帯電話)修理の様子を二回に渡ってお伝えしようと思います。
患者はちょっと古めのDOCOMO MO-01Jで、ケーブルをくっつけても充電ができないという症状を抱えています。
ずいぶん前の記事で取り上げたGalaxy Noteと同じ症状なのでアタリはつけられるのですが、まずは見てみます。

早速USB Micro B端子を見てみると・・・どうも1本端子が折れて潰れているように見えます。。。これはビンゴなようです。
この携帯。もう古いのでそろそろ置き換えようと思っていた矢先だったのですが、データやアプリのアカウント移行をしていないので、最低限それらを処置しなければいけません。一度でも充電が出来れば良いのでまずは中を開けて配線取り出せないか見てみます。

久しぶりのスマホバラシ用キットの登場です。あっちこっちに行ってしまっていたので探すのに苦労しました。このMO-01Jは全周に渡って接着されているのでドライヤを当てて少しづつはがしていきます。

剥がしてみると意外にシンプルな構造になっていました。真ん中にリチウム電池が鎮座しています。これがかなり強力にくっついているので、へらを使ったりしながら慎重にはがすと・・・

メイン基板も外すと当該のUSBフィルムケーブルが見えました。
いろいろな記事を調べてみても、USB端子を含むケーブルは部品が出ていないようなので、単体交換はできそうにありません。USB端子部は生活防水対策のためかコーキングもされているのでメイン基板のどこに配線が来ているのかもちょっと分かりにくく。。。
折れている端子は配置からするとGNDだったので、メイン基板の適当なGNDを引っ張ってきて直結すれば・・・とも思ったのですが、失敗するとメイン基板死亡になるのと、時間節約のため、代替機を手に入れてそっくり入れ替えることにしました。
続きは次回にします。
(K)
こんにちは。かいちょうです。
本日は長い間設計を続けていた TOMIXの小田急LSE/HiSE用の基板について、設計完了とT.O.(基板発注)が完了したのでご報告です。これまでちょくちょくブログ記事にしていましたが、これは、RL78/G11のDCCシステムをベースに
・電気連結器
・DCC
・室内灯
の三つが実現できるシステムになっています。さらに、LSEについては標準のヘッドライトユニット置き換えも含んでいます。

こちらは基板メーカで切り出し用に一部基板を再配置頂いた結果です。すでに製造に入っているので、数週間後には手元に届く予定です。
多数の機能、複雑な形状、車体側の改造などもあるので少しづつ紹介をさせていただいた上で、最終的には技報としてまとめたいと思います。(コロナ禍で何時頒布できるかわかりませんが…)
設計開始時期の資料を見たら日付が3年以上前でした・・・。3年分のお楽しみという事でご期待ください。
それでは今日はこの辺で
(K)
お久しぶりです。全然投稿が出来てなかったかいちょうです。
バタバタしていたのがようやく落ち着きつつあるので、小ネタからちょっと投稿します。
何回か前の投稿ではN700系新幹線の修理を行いました。
今日のお題は子供のプラレール 機関車トーマスのお仲間 ヘンリー の修理です。

中古で買ってきたものなのですが、買ってきた当初から一定周期ごとに引っかかる動作をしていました。
多分、ギアが死んでいるんだろうな・・・と思い、N700系の時と同様に動力ユニット部だけ探してみたのですが・・・
旧世代のヘンリーの動力車はなかなかないようで、自力で治すのをチャレンジしてみようと思った次第。

まずは中身を確認するために解体します。このヘンリーはかなり珍しく電池が炭水車側についていて、配線で電源をもらっています。なので、炭水車ごとひっくり返してねじを外していきます。
一枚カバーを外したのがこちら。先頭にある長細い筒のようなものは金属棒でどうもデッドウェイトのようです。

問題となっているギア部はこちら。電源ONと同時にスライドでギアがかみ合うようになっているのですが、電源OFFでて転がしでも引っかかりがあるので、切り離される側(車輪側)ギアに問題があるようにみえます。
動力部だけを取り出して、ギアを外しを試みます。グリスベットリなので以前購入したパーツクリーナを吹きかけて落とします。

外してみて分かったのはギアの割れでした。ギアが欠けているのではなく、芯の部分も含めて割れが入っていました。これでギアとギアの間が一か所だけ長くなり、かみ合いがおかしくなっていたようです。一定間隔で引っかかるのはこのギアの一週分が単位だったというわけですね。
取り急ぎ、鉄芯から外して強力接着剤でくっつけてみましたが・・・やはりプラスチック自体の劣化が激しい上に、鉄芯をくつけると外側に押されるので再び接着面が離れてしまいました。
これは、鉄心を削って圧力を減らすか、3Dプリンタか何かでワンオフ作成するかしかないかもしれません。
というわけで、今回は修理失敗でした。しばらくは無動力で子供には遊んでもらおうと思います。
う~ん。ユニット交換できない場合、プラレールの修理は結構大変ですなぁ・・・。
今日はこの辺で。
(K)